自閉症について
自閉症をさらに知る
自閉症についてのFAQ
* 自閉症は判定基準が国・地域や医師・専門家によって一様ではない可能性があること、次々に新しい研究成果が発表されていることなどから文献によってデータ・見解が異なります。本ウェブサイトの記述の多くは米英の自閉症関連団体によって引用されている文献をもとに論じています
主な参考機関
- CDC (米国) http://www.cdc.gov/ncbddd/autism/
- The National Autistic Society (英国) http://www.nas.org.uk/
自閉症の原因は?
残念ながら今のところはっきりとした原因はわかっていません。しかしこれまでの研究で、自閉症者の脳の構造や機能は一般の人のそれとは異なることが確認されています。また、自閉症は先天的な要因が強いと考えられています。
自閉症は治るの?
自閉症については様々な療法が米国を中心に考案されています。幼少期に診断を受け早期に療法をうけると、日常生活がおくりやすくなったという例が報告されて います。また大人になってからも自閉症の人たちにわかりやすいような環境を設定してあげることによって、問題行動の軽減を図ることが可能となります。しか し、いまだに自閉症を治する薬・療法は見つかっていません。このため症状は年齢によって多少変わるものの、自閉症の傾向は生涯続きます。なお自閉症を治す事を目指すべきかについては議論があります。
150人に1人
自閉症について米国政府は150人に1人の割合で生じると推定しており、この比率は世界的に同じだと考えられています。自閉症と診断される人は過去30年間で劇的に増えてきます。(米国政府や各国政府の統計データによると、自閉症者数は年間10-17%の増加を示しています。)ただこれについては、自閉症者が実際に増えているのか、それとも診断されるケースが増えているだけなのかの間で議論があります。
自閉症の特徴
英国の自閉症支援団体 (The National Autistic Society) は自閉症の特徴を以下のようにまとめています。
コミュニケーション能力
- 言葉の遅れ、とくに音声でコミュニケーション(発言と聞き取りの両方)をとるのが難しい
- ジェスチャーや顔の表情から、相手が言いたいこと・したいことを推測するのが難しい
社会的な適応力
- 間接的な表現(皮肉など)を理解するのが難しい。すべてを額面どおりに受け止めてしまう
- 場を読むことが難しい。状況を理解せず思ったことをダイレクトに表現してしまう
- 社交的に振舞うことが難しい
その他
- 特定の物事に異様にこだわる。繰り返して同じ行動をする
- 自らプランを立てて行動するのが苦手。人生を作り上げていくのが困難である
- 同時作業、また複数の要素が絡んだ作業をするのが苦手である
しかしながら、自閉症の難しさの一つはいくつかの共通点を除いては個人個人によって症状が異なることです。それゆえ上記の内容もある人には当てはまっても、別の人にはまったく当てはまらないかもしれません。
誤解
うつ病やひきこもりなどと自閉症を混同している人がいますが、うつ病は抑うつ気分や不安・精神活動の低下・不眠症などを特徴とする気分障害の一種です。また 引きこもりは家の中など生活空間の中から社会に出ない事をさします。 もちろん自閉症の人がうつ病になったり、ひきこもりになる場合はありますが、自閉症だ から必ずうつ病になる・ひきこもりになると言うことはありません。 加えて自閉症者との接点が少ない人の場合、自閉症=映画のレインマンと考えている人がい ますが、レインマンは自閉症の中でも1%以下ほど(The National Autistic Society)という非常に稀なサバン症候群です。 レインマンを自閉症者の典型と考えるのは、不必要な誤解・無理解を招きかねないため注意が必要です。
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