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HOME 大人の発達障害Q&A 発達障害と体力 職場で上手に休むには?疲れ具合を把握するには?

発達障害と体力 職場で上手に休むには?疲れ具合を把握するには?発達障害の人の視点で議論してもらいました ~キスド会 2017年3月 開催報告~キスド会仕事発達障害と二次障害

 在職者向けのキスド会(土曜夕方に秋葉原と新宿で開催している、発達障害のある在職者向けのしゃべり場)での会話を皆さんの承諾をもとに記事にしています。今回のテーマは疲れやすい発達障害の人が職場で上手に休憩をとったり自分の疲れを把握するための方法についてです。

ゲームのようにHPで体力を把握したい!

Aさん) 体力の見極め方を聞きたいです。自分が体力がないと思っても、目の前にゲージがあってHPがゲームみたいに下がっていくのが見えないと、自分の疲れがわかりません。みなさんはそういうことは有りますか?

スタッフ) HPというのはヒットポイント、ですね?

Aさん) はい。

Bさん) それは精神的なものですか?それとも肉体的なものですか?

Aさん) 精神は常にすり減っているので…

一同) 笑

Aさん) 体力的なところだと思います。家に帰って気づいたら疲れている。疲れているのがわかっても動いちゃう。

Cさん) わかります。家事をしていて、でもいつの間に手が止まっていて、「あっ・・・」って。そうならないと体力がゼロだと気づけないことが有ります。その時はやりかけのことはやらないといけないけれども、やりかけのものを途中にしておくことは本当に苦しいけど、最近はやりかけのものを放っておいて寝られるようになりましたけれども、今までできませんでした。

スタッフ) こだわり、完璧主義なものが、悪い方向に働いちゃっているんですね。

Cさん) それもありますね。

【参考】発達障害と睡眠障害 様々な症状とその対策

マイルールで休憩や有給休暇を取る

Dさん) ゲージが自分の中に見えていないのは心配しなくても良いと思います。でもゲージという形ではなく、今日10時間動いているからそろそろ休もうとか、頭で対抗していくのが良いのかなと思いました。

Aさん) 例えば、何回同じ作業をしたら休むとか?

Dさん) そうそう。ゲージが見えるようになる努力をするよりも、2時間働いたから休むとか、そういう形が良いと思います

Bさん) ゲージだけで考えると、ゼロになったときに無意識のうちに倒れていたことがありますからね。

Cさん) 私は障害特性を履歴書に書いて応募しています。そのときに「小休憩をこまめにとって対応しています」というのを障害特性に書いて、それで応募しています。面接の時も確認して「トイレ休憩が多い程度の感じです」と話をして理解してもらっています。障害者枠の場合はその程度は対応してもらえることが多いと思います。

Aさん) 企業には私も伝えているのですが、それでもどうしても頑張り過ぎちゃうんじゃないかなと不安があります。

Cさん) 上司や人事は倒れることが心配だと思うから。

Aさん) 疲れたとなるとすごく休憩を取る気がしています。それをちょっと自分で踏ん張らないといけないという気持ちもあります。踏ん張りと休憩の見極めがすごく難しい。

Eさん) あんまり疲れているんだったら、休憩ではなくて、その日一日休んじゃうというのはどうでしょうか。

Aさん) あー。

Eさん) 僕の業界(IT)は特にそうなんですけれども、倒れる人が多いので。結構配慮されているというか。みんなあまり休んだことに対してああだこうだ言われないんです。倒れた人に対して、あいつどうなっているの?、と心配してくれることが多いです。

感覚鈍麻とこだわり・強迫性・完璧主義が合わせて出て来る

Fさん) 私も含めて、疲れているとか、お腹が空いているとか、まだこれだけ踏ん張れるという調子を感じられない悩みが多いですよね。例えば身体は疲れているけれども、頭は動いちゃうとか、3食食事をとることを忘れて最終的に倒れちゃうとか、発達障害の人には感覚の鈍さが有る気がします

【参考】発達障害と感覚過敏・鈍麻

Eさん) 頑張っちゃうという感じなのですか?周りから期待されているので、本当は休みたいけれども、やっちゃうみたいな。

Aさん) 期待されてというよりも…完璧主義なのかな。

Fさん) Aさんの場合は強迫性も少し有るのかなぁと。

スタッフ) 感覚の鈍麻に加えて、先程出たように、こだわりとか、強迫性、のようなものが掛け算で現れるのでしょうね。

Cさん) そこを「働かなきゃいけない」という強迫から、「休まないといけない」という強迫に切り替えるというか。私はそれで最近そうしています。というかそうせざるを得ない。

Fさん) 数字で見える方法としては、検温とか脈を測るとか、そういうので一定のメソッドを作れないのかと思っているのですよね。

Aさん) 唾液でストレスチェックが出来ると聞きました。

スタッフ) ウェアラブル系のアプリだと、健康・ヘルス関係は盛り上がっていますよね。便利にはなるかもしれないですね。睡眠を測るなんて昔は医療機関で大変な機材とお金がかかったのに、今は簡易にアプリでできる部分もありますからね。

Fさん) そっか、そういうの、あるんですね。

【参考】発達障害の二次障害

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