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感覚過敏?切り替え下手?発達障害の人の視点で議論してもらいました ~キスド会 2018年2月 開催報告~キスド会

 在職者向けのキスド会(土曜夕方に秋葉原と新宿で開催している、発達障害のある在職者向けのしゃべり場)での会話を皆さんの承諾をもとに記事にしています。今回は「感覚過敏と切り替えの苦手さ」について議論しました。

職場で前の席の人が唸っている…

Aさん) 聴覚過敏について相談があります。働き始めて気づいたんですけど、集中すると周りの音が結構気になる傾向があるみたいで。

スタッフ) 集中したいときに周りの音が気になる?

Aさん) はい。最近どうしても気になってしまう音がありまして。前の人が作業しているんですけども、作業中にずっと何か独り言というか声を漏らして作業をしていまして。それも何かボソボソ喋っているのではなくて、何か唸っているような感じで言っているので、すごい気になってしまうんです。上司にも相談したんですけども、上司もその人に気になると話したみたいなんですけども、本人が全くそういう自覚がなかったようで、上司もこれ以上注意が出来ない。自分の環境だと音楽を聴きながら作業が出来るので、ずっとスピーカーに繋げて聴いてやってるんですけれども。ずっと聴いていると疲れますし、何か考え事をすると、その音楽も気になってしまって外したいんですけども、外すとその方がウンウン言っているので、余計にイライラしてしまって。その人を変えるのは難しいので、そういったときに自分がどうやって気分を落ち着かせるか、またどう気にならないようにするかっていうのを相談したいなって思っております。

Bさん) もしそれだったら、多分一番単純な方法だったらノイズキャンセリングトーンを使った方がいいんじゃないかな。要は音が出ないやつで単純にノイズキャンセリングだけをONにするヘッドホンはあるから、それをはめてれば少なくとも周りの音は聞こえなくなる。単純に多分それが一番いいんじゃないかな。

Aさん) 声も聞こえなくなりますか?

Bさん) 多分声もかなり近くない限りには聞こえなくなりますね。

Aさん) 一度ちょっと検討したんですけど、結構値段が高い。

Bさん) 高い。数万円はすると思う。

Cさん) 近くの席の方のしゃべり声は、障害特性の可能性はないのですか?

スタッフ) 障害特性の可能性が高いですね。独語って言われる。

Aさん) その独語であれば私も出ますので、本当に嫌って言われるのであれば、逆に自分から離れた方が、両者にとって安全だと思います。そういうところが、やっぱり考えるんです私。自分も日常だと結構独り言とか多いので、そういう特性があるっていうのは、理解しているんですけど。それでもなかなか、気になってしまって。

Dさん) でも僕の会社にもいますよ、仕事中は割と静かなんですけれども、トイレとかランチの時は結構変な独り言とか、他人と話してる。自分は独り言のつもりで言ってるんですけども、第三者から見たら、誰かに話しかけてるように見えるっていう人がいるんですよ。だからそういうのは初めはびっくりしたんですけども、もう分かりきったことで接してるんですよ。そういう人と分かった上で接している。

感覚過敏と切り替えの苦手さの「掛け算?」

スタッフ) 感覚過敏と最初表現されていましたが、感覚過敏より切り替えの苦手さもあるかもしれないですね。

Aさん) 物事の切り替えの苦手さ?

スタッフ) はい。それと慣れっていうものがなかなか出てこないというか。

Aさん) あー、慣れない。

スタッフ) いつまでもそれに違和感が。例えば、肌着とかもすごくあるかもしれませんけど、着た瞬間は、その温度感とか質感とか、そういうのに。誰でもあるじゃん手袋はめた時に「あ、触ってきたな」みたいな、革が。だけど、はめてると、多分1分とか2分すると手袋をしているっていう感覚がだんだんなくなりますよね。

Aさん) あぁ、はい。

スタッフ) それは、感覚の慣れみたいなものだと思いますけど、それがずっとあるっていうのは確かに感覚過敏と言えるのかもしれないなとも思いました。一方でそこから意識を変えようという風に切り替える「ああ、今ここじゃなくてこっちに集中しよう」っていうのができないっていうのも多分にありそうです。そのウンウン言っているのも、何分かにいっぺんとかそんな感じなんですか?

Aさん) 時々ですよね。

スタッフ) そうですよね。だからその時は気になっちゃうのはしょうがないけど、そこで切り替えられれば多分大丈夫だと思いますが、その切り替えが多分苦手なんだろうなとは思います。慣れは電車の音とかもそうですね。電車乗っててずっとあの音が、意識的に聞こえる人は結構つらいと思いますけど、多くの人とかはあれ慣れちゃうから、寝たりできますよね。

Aさん) なるほど。

スタッフ) うん。だけど、すごく気になるキーキーとかっていう音が時々あって、「あれ何なんだろ、何なんだろ。」とか思ってずっとそれ引きずっちゃうか「あ、キーキーって嫌な音鳴ったな、だけど他のこと考えよう」みたいに、なれるかっていうと、それは、感覚過敏でも切り替えができたら多分大丈夫。だから二つ(過敏と切り替え/慣れ)は要因が絡んでそうな気がしますね。もし音が気になってどうしようもない、防げないんだったらどう切り替えるかって言うことを練習するっていうか意識した方が良いかもしれませんね。

Aさん) どう切り替えるかですね。

スタッフ) 気になった瞬間にいつも切り替えるおまじないみたいなのを唱えて、もう一回集中し直すのかも。

Cさん) あの、プロスポーツ選手がやってる類のあれですね。

スタッフ) そうですね。なんかスタートの所がちょっと誰かがフライングしちゃってもう一回集中し直すみたいな。大体イニシエーションみたいなのして集中し直してますから。そういうのも試してみるのもいいんじゃないですかね。

Aさん) 切り替えの仕方ですね。

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