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発達障害と仕事向いている仕事と不向きな仕事 職業訓練・カウンセリングの必要性

スピードや臨機応変が必須の現代の職場は、発達障害の特性がある方にとってますます生きづらさを増す傾向にあります。一方で、発達障害者には定型発達者にはないプラス面、独特の特性があり、特定の職種や場面でそうした特性が強みとなる場合があることも事実です。

発達障害の特性があっても、その特性を生かせる職場環境・職種・コミュニケーションの方法などを効果的に組み合わせ、適切な支援を受けることで、本人の能力に応じた仕事に就くことが可能です。適性の高い仕事にめぐり合うためには、ご自分の「長所」、「興味・関心」、「優位な職業的スキル」、「どうやって収入を得るか」の4点を考慮して職種を絞り込んで行くと良いでしょう。

発達障害の特性にあう独自求人をご紹介

ASDやADHD傾向のある人の長所

苦手なことの多い発達障害者の場合、職種を慎重に見極めることは定型発達者に増して重要です。
発達障害の特性のある全ての人に確実に当てはまる長所というものはありませんが、ここではASD(自閉症スペクトラム障害、アスペルガー症候群)、ADHD(注意欠陥多動性障害)のいずれかの傾向のある方にしばしば見られる長所を挙げておきます。詳しくは各タイプ別の特徴と適職の項をご覧ください。

  • 事実を見る力(空気を読まずに真実に迫る力)
  • 細部重視、緻密な作業
  • 発想力や他人と違う視点
  • 知識が豊富で深い
  • 関心が高いものへの集中の深さと持続
  • 数値・文字情報への適性
  • ルール遵守・反復力
  • 音楽・美術などにおける独特のセンス
  • 定型発達者にはできない視覚的思考、パターン思考
向いている仕事

発達障害者は特性が適合する職場では非常に高い生産性を発揮する可能性があります。主に下流工程と言われる、見通しがつきやすい部分の仕事や、マニアックな知識や高い集中力を要する職種に適合する人が多いようです。

  • 自分の関心を掘り下げられる仕事 ( 編集、記者、電化製品等の販売員 など)
  • PCに向かう・内勤の仕事 (事務補助、プログラマー、テクニカルオペレーター など)
  • 反復が多い・ルールが決まっている (法務・情報管理、経理、ルートセールス など)
  • 緻密さが求められる (品質管理、テスター、検査技師 など)
  • マイルールで突き進める (研究者、学者など専門分野や、起業・フリーランス)

【参考】発達障害に向いた仕事を考える 基本編
【参考】ASDの得意な仕事
【参考】ADHDの得意な仕事
【参考】LDの仕事選び

向いていない仕事

一方で以下のような職種は、ASDやADHD傾向のある方には合わない場合が多いようです。

  • 複数の客と臨機応変に対応する (販売員、接客スタッフ など)
  • 自分の納得いかない商品やサービスを販売する (広く営業部門 など)
  • 相手の意を汲んで複数関係者を調整していく (企画・調整部門、中間管理職 など)
  • 新しいものを作る際に多くの関係者の動きを予想する (上流過程を担当する開発部門など)

【参考】大人の発達障害 基本を解説

発達障害者向け職業訓練の必要性

発達障害傾向のある方は、自分の職業的スキルを適切に評価できなかったり、興味関心にこだわり過ぎて商業的な収入につなげられないことがあります。また「どこかに適職があるはず」と、職から職へと彷徨い歩く「青い鳥症候群」に罹りやすい傾向もみられます。しかし、与えられたポジションを適職に変えるための努力を怠る人は、どの職場に行っても勤まらないのは定型発達者の場合と何ら変わるところはありません。

そうした意味でも、発達障害者にはその特性に合わせたキメの細かい職業訓練――できるだけ実際の職場に近い環境で職業スキルの凹凸を客観的に評価し、実習や企業面接などを通して、職種に応じたコミュニケーションのあり方や、それぞれの職場から実際に得られる支援や求められる働き方、処遇などについてひとつひとつ自分の特性や困難とすり合わせをするような――が求められています。

リンク

発達障害とは?
大人の発達障害Q&A 一覧

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