MENU
HOME ニュースレター 2014年12月号

ニュースレター2014年12月号Kaienのノウハウを詰めこんだ「Decobo通信」楽オクとAmazon(Kindle版)で発売開始 Q&A「デザイン系の仕事と発達障害」他

  1. Kaienのノウハウを詰めこんだ「Decobo通信」 楽オクとAmazon(Kindle版)で本日発売開始
  2. Kaien池袋、TEENS秋葉原を準備中
  3. 今月のメディア・講演情報
  4. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします

 □■□■□■□■

1. Kaienのノウハウを詰めこんだ「Decobo通信」 楽オクとAmazon(Kindle版)で発売開始

社長ブログや本ニュースレターなどをまとめた書籍を12月10日から販売します。楽オクやAmazonでお求めいただけます。デザインや製本、ウェブ書籍化などを当社の就労移行支援に所属する訓練生が行っているのが特徴です。

書籍は300円/冊+送料、Amazon Kindle版は200円となります。決して利益が出るような価格ではないのですが、発達障害の方が仕事を覚えていく一助として、また支援の方法を理解していただく啓発のツールとして、ご活用いただければ幸いです。

第一号に含まれる内容は以下の通りです。一冊で10以上の記事がお読みいただけます。

10代の発達障害を考える

・診断名を考える
・小、中、高で異なる学びの壁
・ギフテッド・発達障害の長所

発達障害丁々発止

・片づけられないアスペルガー!?
・私のせい?あなたのせい?
・発達障害に気付かない医師・臨床心理士・精神保健福祉士たち

<リンク>

□■□■□■□■

2. Kaien池袋(仮)、TEENS秋葉原(仮)を準備中

発達障害の大人向けの就労移行支援事業所。Kaien池袋(仮)を準備中です。

最新の申請準備状況ですと来年(2015年)3月以降にオープンできる見込みです。当社で5つ目の就労移行支援事業所となります。物件はほぼ確定しました。池袋東口から徒歩5分程度です。Kaien池袋ではPCをつかった業務はもちろん、作業系のプログラムも導入していきます。主にこれまでなかなか通いづらかった埼玉県の方にご活用いただけるように、求人開拓も埼玉方面を強化していきたいと考えています。

また、TEENS秋葉原(仮)も準備中です。こちらは来年(2015年)4月を目標にしています。秋葉原、または上野駅周辺の物件を検討しているところです。50人程度のお子さん(小中高校生)の新規受け入れが可能です。TEENSは一度定員になると枠の確保が難しくなります。お早目にご説明会にお越しください。ご利用の予約を承っています。

<リンク>

□■□■□■□■

3. 今月のメディア・講演情報

各地で講演を行ったほか、専門誌に寄稿しました。

講演

  • 11/21  第56回石川県特別支援教育研究協議会 加賀大会 (石川・加賀市)
  • 11/23  キャンパスソーシャルワークネットワーク (東京・豊島区)
  • 11/28  川崎市総合教育センター(神奈川・川崎市)11/26  東京都北区講演会(東京・北区)
  • 11/30  秋田LD・AD/HD親の会「アインシュタイン」(秋田・秋田市)
  • 12/03  平成26年度 神奈川県発達障害支援センター支援技術習得研修(神奈川・厚木市)
  • 12/04  日本学生支援機構・富山大学「障がい学生支援セミナー」(富山・富山市)
  • 12/05  愛知県精神・発達障害者雇用促進プロジェクト (愛知・豊橋市)
  • 12/06  岐阜県発達障害者雇用促進事業(岐阜・郡上市)

論文

<リンク>

□■□■□■□■

4. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします

代表取締役の鈴木です。ニュースレターの登録時や説明会の申込みフォームなどでお寄せいただいたご質問、ご意見にお答えします。

<大人の発達障害>

Q1. 小学生の時に診断を受け、告知も済んでいます。周りの支援のおかげで大学院まで進学できましたが、“クローズ”での就職(就活・就職後含めて)は無理だと本人が結論を出しました。ご縁があって、一旦は小さなウェブ関係の会社から“オープン”(障害者枠ではない)で、内々定(社長との口約束)をいただきましたが、状況が変わったのか、連絡が途絶えてしまいました。ダメかもしれないと覚悟はしておりましたので、新たな気持ちで、本人の能力にあった継続可能な仕事を探したいと思っております。

鈴木. 一般枠で、かつオープンで(つまり診断・障害を告げて)入れる会社というのは確かに小さな会社が多いようです。例えば社長が受け入れOKといえばそれで事足りるからです。大きい企業になればなるほど理解が得られない人が出てくる印象があります。かつ一般枠は障害者枠に比べて職種が多いですからご本人の希望に合ったものが見つかりやすいこともあります。一方でこのような企業は安定性が乏しいのも事実だと思います。障害者枠は大企業や中堅企業が主でそれが故に安定はしていますが、それ以外のデメリットもあると思います。どちらを選ぶかは年齢の要素が強くなると思います。年齢が上がれば上がるほど、ご本人にあった継続可能な仕事を考えたほうが良いと思います。

Q2. 工芸、デザイン、などを学びました。そちらの方面で仕事が出来るのか、求人があるか知りたいと思っています。

鈴木. 実際当社の修了生でもデザイン系の仕事をしている方はいますので、もちろん可能です。ただし、この分野は雇用というよりもフリーランスで稼ぐという傾向が今後さらに拍車がかかると思います。安定性という面ではQ1と似ていて、ご本人の年齢を含めた状況に応じてお勧めするかが変わってきます。また特に日本では勉強した分野で仕事を得る人が少ないのも事実だと思います。学んだことをダイレクトに活かせる職場を探しつつも、関連分野なども探されるとよいと思います。

Q3. 同じ失敗やを繰り返したり、人の気持ちを理解できないと言わたりしました。調べてみたら、アスペルガー症候群の可能性があるような感じがします。セルフチェックするとその可能性がある点数です。現在の職種を変えたほうがいいのではと考えています。

鈴木. どんな人にも得手不得手はあります。それが発達障害・アスペルガーというキーワードで理解できたとしたらそれは一つの発見だと思いますし、プラスにとらえていただきたいと思います。この文章だけでは仕事を代えたほうが良いかは断言はできませんが、たしかに交渉・即時応答さが少ない職場に向いている傾向かもしれません。上司に仕事の傾向を代えてもらったり、部署異動など小さな変化から試されるとよいと思います。

Q4. ADHD、鬱の二つの悩みをかかえていますが、最近厚生労働省が自立支援を提供しているのを知り、申請を考えています。実際にこれを取得した人たちは、どの様な所で役立てているのか、体験談やアドバイスを聞く事は可能ですか。

鈴木. 当社では「ようこそ先輩」という、修了生の話を聞く場を設けています。ほぼ週に1人のペースで登壇してもらっています。そこでは30分~1時間ほどかけて体験談を伺っています。なかなか同じような境遇の人の就活・就業・転職状況を聞くことはないので好評です。

Q5. 中学の時に発達障害で病院に通院歴があります。障害者手帳申請の診断書をお願いするため連絡したところ、主治医が既に退職しており、またしばらく通院していないため診断書は書けないとのことでした。貴社のパンフレットにクリニックを紹介できるとありますので、ご紹介頂きたいのですが、可能でしょうか。

鈴木. 当社からはご紹介はできませんが、ご案内はできます。つまり紹介状を書くことはできませんが、首都圏の発達障害を診断できる、安心できるドクターは相当数直接お会いして、先生方も当社のことを知っていらっしゃるため情報を提供しています。お住まいや先生の癖、混み具合なども考えてご案内するようにしています。

Q6. 今の仕事も自分なりに誇りや信念を持って楽しんでやってますが、接客や雑務の能力も上げたいので、むしろ発達障害にむかないであろう飲食系や雑務で働いてスキルアップしたいのですが可能でしょうか?

鈴木. 実はそのような真面目な方が多いのですが、大学生のアルバイトの時には重要な考え方かもしれませんが、フルタイムで働くとなるとお勧めしづらくなります。ご家庭が裕福だったり、ご自身にしっかりとした資格などある場合は1,2年合っていない道で”修業”するのもありかもしれませんが、どのような仕事でもコミュニケーション能力、対人交渉能力は必要とされ、決して接客や雑務の仕事をすればその能力が身につくわけではないと思います。適当かもしれませんが数字で説明すると、接客で行うコミュニケーション能力が10としたら事務では8ぐらいが身につくかもしれないということです。周囲の方や支援者の方と相談することが良いかと思います。

<子どもの発達障害>

Q7. 息子は高校生ですが、高校卒業までの間、通うことが可能でしょうか?何年間のプログラムになっていて、費用はどれくらいかかるのでしょうか?

鈴木. TEENSは発達障害の有る小中高生向けのサービスです。もちろん高校卒業まで通うことができます。このためプログラムの長さは決まっていません。小1で入れば(当社が続く限り、またご利用を望まれる限り)高3までいていただけます。費用は福祉制度を活用しているため、1回1000円程度です。1回で90~120分程度使われる方が多いですので、時間当たり500~750円のサービスとなり活用しやすくなっています。所得による減免措置もありますので、まずは説明会にお越しください。

Q8. 来年小学1年生になる軽度発達障害の娘のため、小学生を対象とする療育・学習指導機関を探しています。現在は横浜の受給者証を持っておりますが、TEENSは受給者証を利用対象となるでしょうか?TEENS横浜を検討していますが、見学することが可能でしょうか?

鈴木. はい。TEENSは受給者証(正式名称:障害福祉サービス受給者証)の対象となるサービスです。見学ではなく、ご利用説明会に合わせて、体験セッションを行っております。ウェブサイトからご予約いただけますのでご活用ください。

Q9. TEENSのプログラムを通してどのような変化が期待できるのでしょうか。

鈴木. 率直に言って簡単に変化が期待できるわけではありません。ただし成果は少しずつ上がっています。例えば非常に発語・会話が増えて親御さんが驚いたり、TEENSで勉強をする癖がついたり、一人ぼっちだったのが友達が増えて日々に活力が出たり、学校でいじめにあいつつもTEENSのスタッフやほかのお子さんに愚痴を話せるようになりその状況を乗り越えたり、志望校に合格したり(実際TEENSはお受験校ではないですがそれでも第一志望に合格するお子さんが多いのは日々の生活リズム・学習週間の伴走からしているからだと思います)などです。TEENSで目指しているのは、時間やモノなどの「段取り力」を上げること、わからない時・困った時の「質問・相談力」を上げること、そして自分はこれが得意・こういった仲間がいるという自負や安心感から「自尊心」を上げることです。わかりやすい変化も必要ですが、より安定した強い大人になるために必要な中長期的な変化にも力点を置いています。大人から子供まで数千人を見てきているので、このお子さんはこういう大人になりそうだなという予想がある程度たちます。その大人の像から逆算する形で今もっとも必要な支援をすることを考えています。

<その他>

Q10. 現在卒業論文で発達障害について研究をしています。そこで現在どのような支援を行なっているか、どういった支援が必要か、今後どんな支援を行っていくべきかなどををお聞きしたいです。

鈴木. 論文協力へのご依頼が多いのは事実ですが、いまお応えできる力がありません。富山大学や横浜市立大学の先生方と共同で研究をしたり、当社スタッフが論文を書いたりしております。そのあたりをまずは参考にして頂けますと幸いです。また当社でインターンをしている学生で心理や教育を学んでいるスタッフには、利用者の協力が得られる限りは当社内のリソースを使って研究をすることも可能だと伝えています。まだ実例はないのですが、当社でのインターンもご検討ください。