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ニュースレター2016年12月号発達障害の採用に熱心な「特例子会社見学ツアー」を開催

  1. 「特例子会社見学ツアー」など Kaien Meetup新企画を実施
  2. 今月のメディア・講演情報 「第24回職業リハビリテーション研究発表会」他
  3. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします 「合わない求人ばかり受けて落ち続けているケース」他

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1. 「特例子会社見学ツアー」など Kaien Meetup 新企画を実施

 発達障害について気軽に学んだり話したりする場をつくりたいとの思いからスタートした、当社主催セミナー「~なるほど発達障害~ Kaien Meetup 」。これまで講義やワークショップ形式が中心でしたが、11月25日に実施した「特例子会社見学ツアー」では初めて事業所の外に飛び出しました。当社の学生向け・児童向けサービス利用者の親御様限定で、当社就労移行支援の修了生が多数就職している特例子会社を見学しました。企業の責任者の方や働いている当事者から業務の説明を聞く中で、将来どんな形でお子さんが働くことができるか具体的に想像いただけたのではと思います。他にも身体を動かすことに消極的になりがちな当事者の方向けに、ヨガの体験講座を11月13日に開催しました。今後も参加者の方にわかりやすく楽しく学んでいただける企画を実施していきたいと思います。

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2. 今月のメディア・講演情報 「第24回職業リハビリテーション研究発表会」他

 各地で講演を行いました。

講演
  • 11/11 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 第24回職業リハビリテーション研究発表会 パネルディスカッションⅡ「発達障害者の就労支援を進めるために ~支援の手助けをするツールの活用~」(東京・江東区)
  • 11/29 さいたま市発達障害者支援センター 平成28年度支援者向け講座「Kaienでの支援」(さいたま市)
  • 12/1 学生支援機構・筑波大学 「発達障害学生支援における修学支援とコンプライアンス」(大阪市)
  • 12/7 道南地区障がい者就労支援連絡協議会 障がい者就労支援関係者向けセミナー(北海道・函館市)
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3. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします 「合わない求人ばかり受けて落ち続けているケース」他

 ニュースレターの登録時や説明会の申込みフォームなどでお寄せいただいたご質問、ご意見にお答えします。よくある質問はウェブサイトにまとめて掲載していますので合わせてご参考になさってください。

「発達障害者手帳」を取得したい!?

Q1. 現在某省庁の地方局で働いています。 大方のミスは許される環境ですが、それでも単純なコピー取りやホチキス留めなどでもミスを犯し、 上司から呆れられる有様。 これでは、期間満了後の就職に不安を残します。 現在通院している精神科の先生の意見を伺ったところ、2nd opinionをとって、発達障害の手帳を取得し、 新たな就職先で配慮を求めたほうが良い、と言われました。 そこで、今、ADHDを診断してくれるお医者様を探しています。

 まず、「発達障害の手帳」はありません。発達障害事由であれば障害者手帳は精神障害者保健福祉手帳もしくは療育手帳を取得します。文面からおそらく障害者枠のチャレンジ雇用で働いていらっしゃるのではと思いますが、障害者手帳をすでに取得しているのであればわざわざ発達障害事由で手帳を取り直す必要はありません。

 障害者手帳の制度はわかりにくい部分がありますので、これから手帳を取ろうとしている方にもすでに手帳を持っている方にも役立つようにKaienウェブサイトの解説ページをリニューアルしましたので是非参考になさってください。また発達障害のセカンドオピニオンを取ること自体は、障害者枠の就職活動で自分の特性を説明する時にも役に立つので良いことだと思います。

面接で緊張してしまう時の対策

Q2. 現在就活中です。面接で緊張してしまい、なかなか通らないので相談したいと思います。

 面接で緊張してしまうことへの対策としては、とにかく実際の選考や面接練習で場数を踏んで慣れるというのが定石ですが、自分がどうして面接で緊張してしまうのかを分析してみることで、どういうところに気を付けて振舞えばよいかポイントを絞って効果的に改善に取り組むことができます。

 普段年上の人と面と向かって話す機会がないので緊張してしまう場合は支援機関で年上のスタッフに何度か面接練習してもらうことで抵抗感が減るはずです。うまく話ができないことが気になり緊張する場合は、必ず出るような質問はスクリプトにして書き出して添削してもらい、口からスラスラと出てくるくらい一人で声に出して練習して覚えてしまうと不安を減らせます。どこに気を付ければいいかわからないときは面接練習で面接官役からのフィードバックを参考にするとよいでしょう。

 自信満々で自己PRもバッチリの100点満点の面接を目指してしまうと、そんなにうまくできないのではと緊張感が増してしまいますので、①挨拶ををきちんとして②相手に聞き取りやすい声の大きさで話し③聞かれた質問に短くでいいので答える(答えられない場合は「すみません、考えがまとまりません」と正直に言う)という最低限のステップをクリアできればまずは合格点と考えて練習していってください。

合わない求人ばかり受けて落ち続けているケース

Q3. 当事者の親です。今まで息子は、1つのことへのこだわりは強い方ですが、発達障害であると意識したことはありませんでした。友人は少ないですが、日常生活には困っていません。しかし、1年間の就職活動を通して、あまりにも自分に合わないところを受け続け、落ち続けている姿を見ていて、このような子どもを就職に導く方法を教えていただきたい思いで、御社の説明会に参加させていただきたいと思います。

A. 本人に合わない求人に応募し続けてしまう人は訓練生にもいます。未経験だがどうしてもグラフィックデザイナーやSEなどの専門職になりたいというように職種や給与などの希望条件が非常に限定されている場合と、希望条件が特に思いつかないため目についた有名企業求人をあまり深く考えず受けているという、2つのパターンが考えられます。どちらも発達障害の特性で想像力が限定されていることから、求人情報を適切な選択範囲に絞れないのが共通しているポイントです。

 前者の場合は周囲がやみくもに応募をやめさせようとしても、本人は納得感がないため聞く耳を持たないか、もし現実的に就活し始めて就職できたとしても、「ここは自分の望む環境じゃない、やはり元々の条件でチャレンジしたい」と短期間で離職してしまうことも最悪考えられます。それらを防ぐには、ある程度の期間(半年~1年が限度)は本人の希望する条件で就活すると決めてしまい、その代わりもし期限が来ても内定がなければ希望条件を緩めると約束を事前にしておくのが一定の効果があります。代替案として具体的な求人が提示できれば尚良いのでハローワークや支援機関に相談するとよいでしょう。

 後者のケースは具体的な求人の提案があれば取り入れてもらいやすいはずなのでこちらも支援先で求人を探してもらうのがお勧めです。質問いただいた方のケースがどちらかはわかりませんが、1年間結果が出なかった事実を本人と共有できた、今が就活の方向転換をする良いタイミングと、これまでの時間を前向きにとらえていただければと思います。

 

訓練の雰囲気について

Q4. ある福祉関係の方にKaienは、あなたよりもっと発達障害の特徴が強い方が居て、部屋をウロウロしたり、ブツブツ独り言を言ったりする人が、他の就労移行より、ずば抜けて多いので、あなたが苦手なタイプの人が多いです!と言われたんですが、本当ですか?

A. 他の多くの就労移行支援を見学していないので比較できませんが、Kaienの就労移行支援で利用者の離席や独語が特別多いとは思いません。むしろ当社に見学された方は整然としたイメージに驚かれることがしばしばです。雰囲気としては実際の企業のオフィスにかなり近いと思っていただければと思います。特性の強い方も二次障害のある方もいますので特徴的な行動が出るときもありますが、常にスタッフが事業所にいますのでそういう時は声をかけて様子を確認しています。質問者の方が苦手なタイプの特性を持った人と一緒に訓練をするのを心配されているのか、支援者の方がご本人の心配を先取りして懸念されているのかどちらか文面から読み取れなかったのですが、もし心配であれば利用説明会後にご予約いただける個別無料相談で同時に職業訓練の見学もできますので是非ご予約ください。

事業所による求人・プログラムの違い

Q5. 東京、神奈川に事業所を展開されていらっしゃいますが、登録する事業所によって、紹介していただける求人やサービスの内容に違いはございますか?

 当社就労移行支援のどの事業所でも、当社紹介求人を全て閲覧・応募することができます。ガクプロ生もすべての求人を閲覧することができますし、新卒募集をしているかどうか明記してあるので企業選定しやすくなっています。一方で就労移行支援のプログラムは、事業所によって独自のプログラムを行っているところもあります。デスクワーク中心の事業所(秋葉原・新宿)や、軽作業中心の事業所(秋葉原サテライト・川崎)、その中間の事業所(池袋・横浜)があります。利用を開始して自分に向いている職種が分かってきてから、例えば印刷業務にチャレンジしたいという理由で事業所を異動することもできます。その際はスタッフにご相談ください。