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ニュースレター2016年1月号NPO法人ADDSとの共同説明会 Q&A「職人的な仕事は発達障害に向いている?」

  1. 古着や使用していない玩具等をご寄贈下さい
  2. 採用情報 NPO法人ADDSとの共同説明会&Wantedlyでの求人情報
  3. 今月のメディア・講演情報
  4. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします

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Decobo通信リンク では当社のノウハウをお届けしています。Kindleや冊子で購入できます。

  • 第1号 特集「10代の発達障害」
  • 第2号 特集「発達障害と間違えられやすい症状」
  • 第3号 特集「発達障害者(児)の進路・就職」
  • 第4号 特集「Kaien創業期~違う登山口 同じ頂上~」
  • 第5号 特集「Kaien創業期~起業前後のアップダウン 前編~」

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1. 古着や使用していない玩具等をご寄贈下さい

当社の就労移行支援事業や大学生向けのガクプロでは、Amazonや楽オクなどで中古品を販売することで、仕入れ・商品管理・検品・出品作業などの作業のほか、ウェブサイト運営・マーケティング・経理など「本社業務」を学ぶ仕組みづくりとなっています。Kaien川崎は当社の就労移行支援事業所としては6か所目になります。ただし他の事業所の焼き増しではない、新しいタイプの事業所作りを目指しています。具体的には、発達障害の方のうち、療育手帳保有や境界知能(ボーダー層)の方へのプログラム開発やサポート体制を充実していくための開発拠点としていきたいと考えています。

その根幹となるのが皆様から寄せられる「商品」です。 お子様が大きくなり、押し入れに眠っているおもちゃや絵本、子供服はありませんか? 心当たりがございましたら、お譲り頂けますでしょうか。 寄贈についてのご相談はメールで承っています。

  • おもちゃ【Toy-en】:toyen.akb@gmail.com
  • 子供服【KODOMO福 新宿】:kodomofuku.nj@gmail.com
  • 本・CD・DVD【こしょ こしょ あきはばら】:koshokosho.media.sl@gmail.com
  • 本・CD・DVD【こしょ こしょ よこはま】:koshokosho.media.yc@gmail.com
  • ネクタイ【ゆいタイ】:kaien.tie@gmail.com

<リンク>

2. 採用情報 NPO法人ADDSとの共同説明会&Wantedlyでの求人情報

Kaienでは今年も質を向上させながら徐々に拠点数を増やしていきたいと思っています。20~50代が中心となっているフルタイムの各職種をはじめ、60歳以上の方が多い「講師」の職種、大学生・大学院生の「インターン」など多彩な人材を継続して募集しています。

特に”卒業”のある学生インターンについては新たにこの春から始められるインターンを募集しています。今回は同じ発達障害のある未就学児の療育を行われているNPO法人ADDSの皆様とKaienが共同でインターン採用説明会を開催することになりました。2、3月に開催いたしますので、ご関心のある方はぜひご参加ください。

またWantedlyでも現在採用情報を公開しています。ぜひご確認ください。

<リンク>

3. 今月のメディア・講演情報

日経産業新聞で掲載されたほか、2か所で登壇しました。

<メディア>

  • 日経産業新聞

<講演>

<リンク>

4. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします

代表取締役の鈴木です。ニュースレターの登録時や説明会の申込みフォームなどでお寄せいただいたご質問、ご意見にお答えします。

未診断

Q1. 現在かかりつけ病院ではアスペルガー症候群の診断ができず、心理検査で疑いが高いという事実しかわかりません。適応障害で障害者2級の認定を受けております。専門医での診断や検査は予約が取れず、来年初めに診断が下るかわかりません。そのような状況で登録可能でしょうか。

鈴木. ご利用説明会・個別相談に関しては未診断でも受け付けています。サービスのご利用も在職者向けや大学・専門学校生向けのガクプロは未診断でも可能です。診断が必要なのは行政による福祉サービスである就労移行支援となります。この辺りの違いをご利用説明会で細かく説明しておりますので、まずはご利用説明会にお越しください。

ご利用条件

Q2. 愛の手帳4所持の32歳です。男子。難読症状がありますが、軽度の支援で生活には、困りません。29歳の時に広汎性発達障害、とやっと診断されました。利用できますか?

鈴木. 未診断でご利用いただけるものもありますが、愛の手帳(障害者手帳の一つである療育手帳)を所有されている方は問題なく当社のサービスを利用できます。

職人的なもの

Q3. 新卒での求人を探しています。中学から大学で、人とのコミュニケーションが苦手であったり、実験や実習などグループで作業をするときに指示などが頭の中だけですぐに理解ができず周りの人を苛立たせてしまったりした苦労などがありました。大学病院や心療内科の診察を受けたところ、幾つかの物事を統合することが苦手で、また耳から入ってきた情報をすぐに理解することが苦手というようなことも伝えられました。今まで大学まで行けたのは、自分が地道にコツコツやっていけたことと、親から色々なサポートがあったからです。でも、就職は今までとはまた別だと思っています。今まで、両親や大学のゼミの先生と相談してきて、農業とものをつくる職人的な仕事のようなものを探してきています。農業については、北海道など色々インターンで行っていますが、出来れば家から通える範囲で、こういったコツコツ頑張れる自分に合った仕事があったら良いと思ったので、説明会に参加しようと思いました。

鈴木. 非常に現実的に物事を見ていらっしゃりとても感心しました。確かに発達障害の方で職人的なものに出会えれば強さを発揮できる方は多いです。ただし残念ながら21世紀の日本では、職人的な部分だけではなく、職人は自営業の方が多いため、自分で経理をしたりマーケティングをしたりとマルチにできる必要が出てきてしまっています。また農業は(実は鈴木の家系は農家なのですが)、コツコツした部分が上手に言語化・体系化されておらず、発達障害の方が苦手な阿吽の呼吸、見て学べ、的な部分が多いところだと思っています。つまり”職人系”と言っても案外マルチに動く部分が多く、かつ目に見えないルールが多い職場でもあります。このため現実的には職人系を受けつつも、他の職種も合わせて考えられるとよいと思います。

障害者枠で自立できる?

Q4. ニュースレターを読んでいて「最近は障害者枠が優先で採用される」とありました。しかし、障害者枠での採用ですと、かなりお給料が低いと聞いたことがあります。みなさんは、どのようにして生活されているのでしょうか?また、自立できるのでしょうか?結婚して家族を養うことができるのでしょうか?

鈴木. 何か誤解を招いてしまったようですが、「最近は障害者枠が優先で採用される」ということは無いです。雇用率が伸び、障害者枠の採用が増えているので、(難しい言葉になって今いますが)相対的に、過去よりも障害者枠の受かりやすさが高まっているということを鈴木としてはお伝えしたかったのだと思います。

で、給料が低いかどうかですが、それは求人によります。全体で見るとご指摘の通り一般枠よりも低いのは明らかだと思います。一方で与えられている仕事は一般枠よりも整理されて配慮されていることが多く、つまり業務の難易度が低くなりスピードも遅くなっている場合が多く、行っている業務相応の給与ともいえます。

障害者枠を選んだから給与が低いわけではなく、Aさんは一般枠を選んでも障害者枠を選んでも給与は高めで、Bさんは一般枠を選んでも障害者枠を選んでも給与が低いというような関係なのだと思います。

障害者枠でも一般枠でも給与が低い方の暮らしというのは厳しいものがあるのはとてもわかります。現実的にどのように生活するかというと、高い賃金の方は一人暮らしをしたり、自立したり、結婚して家族を養っている方も大勢いらっしゃいますが、給与水準の低い方はご家族と同居している方が多いですし、生活保護など公的な手当てを一部受けたり、障害年金を受けている方もいらっしゃいます。(この点、公的な制度は手厚いのが日本の特徴だと思います。ただし弾力的ではなく使いにくいという点もあります。各人の状況に制度が当てはまるわけではなく、各人の状況に当てはまる制度を自ら探しに行かないといけないような印象があります。)

なお、障害者枠では確かに結婚している方も少ないかと思います。ただし繰り返しになりますが、障害者枠を選んだから結婚ができにくくなるというよりも、賃金が低いため一般枠でも障害者枠でも結婚がしにくくなっているのだと思っています。(※各種統計や分析で、結婚のしやすさは所得によるところが大きいのは明らかになってきていると思います)まずは将来的な不安ではなく、しっかりと自分が100%実力を発揮し、それを評価してくれる会社(つまりご本人の能力分をしっかり給与として払ってくれるところ)を探すことを考えていただきたいと思います。

大学4年からのガクプロ利用

Q5. 現在大学4年生です。最近やっと就職に目が向き、自分の特性を考えて悩んでいます。この時期でも参加が可能かわかりませんが、よろしくお願いいたします。

鈴木. はい。可能です。本当はもっともっと早く当社につながっていただきたかったなと思うのですが、大学4年の冬からでも遅くないです。ぜひ当社のリソースを存分に活用いただければと思います。

就労移行支援と障害者委託訓練

Q6. 就労移行支援と障害者委託訓練はどう違うのでしょうか?

鈴木. 就労移行支援は旧厚生省系の福祉サービス。障害者委託訓練は旧労働省系の、つまりハローワーク系の職業能力開発となります。前者は生活費は支給されないのがネックですが一方でかなり長い期間(年単位)で活用できます。後者は1,2か月の短い訓練が多いのですが生活費の一部が支給される制度があるのが長所です。また前者は技能だけでなく生活や就活など様々なサポートがありますが、後者は技能だけという印象です。

実習や見学

Q7. 特定子会社の見学会などは行われていますでしょうか。

鈴木. はい。就労移行支援では特に実習に力を入れていますので、特例子会社などに行く機会は持てます。ただし単なる見学はほとんどなく、何らかの選考に絡んだ形での訪問になると思います。つまり採用面接の前に見学の機会があるなどです。

精神科医から

Q8. 精神科医師です。患者様がお世話になっています。活動に興味と期待を持っています。障がい者グループホームも運営しています。仕事を持つ事の大切さはよくわかっているつもりです。作業所の開設も検討中です。情報を頂けるのを楽しみにしています。

鈴木. ありがとうございます。グループホームの運営。当社の利用者でもぜひお願いしたいケースが多くぜひ連携を取らせていただければと思っています。ご指摘の通りかなりの数の方が働く事が医療よりも何よりも良質な薬になると鈴木個人も様々な人々を見て感じています。ただし仕事はすべての人に強制されるべきではないという考えは個人的には重視しています。憲法に勤労の義務があろうが、さらに上位概念として幸福追求というものがやはり憲法に明記されているので、働かないでも幸福を探すことも胸を張って目指して良いのではと思っています。そのぐらいの気楽さを伝えた方が上手に働く方につながってくれる人が多いという経験則でもあるのですが。

どこの利用説明会に参加すべき?

Q9. 新宿と秋葉原のいずれかを考えています。それぞれの見学会に本人とともに参加させていただきたいと思います。

鈴木. ご利用説明会はどの事業所でも全く同じ内容です。つまり2度参加していただく必要はございません。どれか一つにご参加ください。

地方展開

Q10. 詳しいお話を聞きたいです。名古屋なら行くことができます。説明会ありませんか。

鈴木. 残念ながら、現在、地方での説明会は予定していません。一方で、年末に登壇したいくつかのイベントで、「Kaien/TEENSが地方に行く場合は、現地の団体・会社とパートナーシップを結んでいく」ということをお伝えしました。具体的には今後ご案内しますが、当社が将来的にも直営店を出せないであろう地方の小都市を中心に、Kaien/ガクプロ/TEENSのプログラムを提供する制度を作っていくことを考えています。無償ではなく有償にする予定ですが、頂いたお金の分以上に還元するようなものを提供したいと考えています。巷には「フランチャイズ」型の事業所がいくつもありますが、そうではなく、ともにプログラムを作り上げていくような共存共栄型を目指すつもりです。数か月以内にパイロット事業をして頂ける事業所を探す予定です。

採用

Q11. 障害と言えるかわからないくらい軽度のADHD の方は、目標ややる気があれば、貴社でインターンをすることは可能でしょうか。

鈴木. 目標とやる気はもちろん必要ですが、当社で働けるかどうかは最終的には結果です。診断がある人も当社で働いていますし、診断がない人もそれなりの確率で採用試験でお断りしています。インターンの合格率ほどではないですが、フルタイムの合格率は低く、10%を下回ると思います。繰り返しになりますが、診断の有無は関係ない、目標とやる気は重要、かつ実力があるか結果出せるか、だと思っています。