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ニュースレター2016年11月号大人の発達障害の解説記事を加筆・修正

  1. 大人の発達障害の解説記事を加筆・修正
  2. 今月のメディア・講演情報 「日本児童青年精神医学会で登壇」他
  3. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします 「確定診断ではなくても発達障害?」他

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1. 大人の発達障害の解説記事を加筆・修正

 現在、当社サイトにおいて大人の発達障害のページを加筆・修正しています。この1か月で公開した記事は以下の通りです。ぜひご参考にされてください。

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2. 今月のメディア・講演情報 「日本児童青年精神医学会で登壇」他

 各地で講演を行いました。

講演
  • 10/21 東京都専任教員研究会 「発達障害体験ゲーム」(東京・文京区)
  • 10/29 一般社団法人日本児童青年精神医学会 第57回総会(岡山市)
  • 10/30 愛知県自閉症協会つぼみの会 平成28年度 高機能自閉症向けセミナー(名古屋市)
  • 11/04 東京都 若者社会参加応援事業発達障害がある方への支援のポイント(東京・渋谷区)
  • 11/07 障害児余暇活動サークル しょーとてんぱー(東京・武蔵野市)
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3. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします 「確定診断ではなくても発達障害?」他

 代表取締役の鈴木です。ニュースレターの登録時や説明会の申込みフォームなどでお寄せいただいたご質問、ご意見にお答えします。よくある質問はウェブサイトにまとめて掲載していますので合わせてご参考になさってください。

リーダーの役割を担わなくてよい仕事

Q1. 一般枠のフルタイムでSEとして6年間就労中ですが、管理業務やリーダの役割を担えないため、部内で浮いてきてます。管理業務やリーダの役割が求められない職場への転職をするためのアプローチを相談したく思っております。

鈴木. 本来は現在お勤めされている企業での配置転換が理想です。管理職になるコースではなく専門職を選ぶキャリアトラックを進むのが良いということです。ただし残念ながらこの専門職の道は各企業で形骸化していることが多く、やはり上司的な役割を担う必要が多そうです。そもそも専門職という道すら企業内にないことも多いでしょう。

 そんなときの一つの選択肢は派遣です。派遣の仕事はそのような受け身の働き方には向いた仕事のはずです。本来、指示が明確な就業形態だと思うからです。もちろん派遣は安定性に欠ける時が多く、また勤務先が次々に変わるような場合が多く、発達障害の人には難易度が高めというネガティブの部分もあると思います。

 あるいは通常悪いこととされる数年単位の転職を繰り返すというのも手です。一つの組織にいるといつかは部下を持たないといけないですが、年齢が上でも転職したばかりの人は急に部下を持たないときも多いからです。

 当社としてもなかなか解決策をお伝えできずもどかしいですが、転職も選択肢にしながら自分の得意が生かせるようにしていくというように抽象的にしかアドバイスがしづらいところです。

確定診断ではなくても発達障害の支援は受けられる?

Q2. 以前病院で診察を受けたとき、発達障害とは診断されなかったのですが、そちらよりであると言われました。こういう場合でも支援などは受けられるのでしょうか?

鈴木. 当社のプログラムで診断なしで受けられるプログラムは2つです。

  • 在職者向けに土曜日夕方に行っているプログラム
  • 大学生向けのガクプロ

 そのほかは診断が必要な就労移行支援、さらには障害者手帳が必要な人材紹介となっています。当社以外でも、診断がない状態で障害を理解した支援を受けられるところは存在します。数は少ないかもしれませんが、新卒応援ハローワークや、若者サポートステーション、また障害者職業センターも必ずしも診断を必要とはしていません。

診断が変わる 医師の見立ては?

Q3. 小中学校時代に軽度発達障害(ADD.LD)と診断され義務教育期間では支援を少しうけておりましたが、その後本人の受容もないことから放置。今年になって保健所、大人の発達障害専門医などに出向きましたが、今回は、境界性知能という診断のみでした。心理士さんのほうからは、発達障害傾向が強いと言われましたが医師の判断にてそうなったようです。発達障害の診断がほしければ、他にいけば出してはもらえるレベルではあります。医師のみたての問題だけ・・・とも。8月から職安の紹介でトライアル雇用(一般)にて勤めましたが、10月で終了と告げられました。反抗的な面が強かった子ですが、「履歴書に書ける資格を取ろうと思う」と一歩踏み出そうとしています。

鈴木. なるほど。おそらく知的にボーダー層で、うっすらと様々な特性が出ているため診断が重なっているケースだと思います。だからと言って、いわゆる障害が軽いとはいえず、支援はしっかりと求める必要があるタイプだと思いました。就職についてはすこし時間がかかりそうですね。いただいた情報から判断するにご自身の(そしてご家族による)特性理解が不十分だと思われるからです。ゆっくりと焦らず、一つ一つの行動を振り返りながら前に進んでいることをご家族もご本人も意識しながら進んでいくとよいと思います。

障害者枠のポジティブな活用

Q4. 私は発達障害で現在は通院して障害手帳申請も考えていて、今後は自分の特性に合った仕事を探して自分らしく働きたいです。確かに現在は一般枠(パート)で就業中ですが、解雇を先日、職場の管理者から宣告されました。発達障害の方と働くのはこれ以上手に負えないので、辞めて他を探して下さいと,,,管理者から感情的に一方的に告げられました,,,。

鈴木. その管理者の方の言い分を聞けない状態ですので、何とも前職の部分についてはアドバイスが難しいですが、障害者枠を人生を好転させるための手段として捉えられている部分が良いと思いました。決して一般枠が上、障害者枠が下、ということではありません。人によっては一般枠が人生が充実する選択肢かもしれませんし、障害者枠を楽しく過ごすためには必要な制度と心の底から思える方もいるでしょう。キャリアの途中で一般枠から障害者枠に転じることが最適の人もいると思います。過去は過去として、自分の特性を把握できる貴重な経験だったととらえて、理解する中で実力を発揮される職業人に育っていただければと思います。

Kaienの地方展開 地域パートナーシップ制度

Q5. 大人の発達障害について報道もされるようになってきましたが、やはり ”病気”として扱っている感が否めません。 私としては、発達障害は、誰しも大なり小なり持ち合わせているもであり、自分がどの特性を持ち合わせているかを自覚することで、自分自身の強みや弱みを知り、生きやすさを手に入れる。そんな良いツールであると思っております。 発達障害が、このような認識で、もっと広く理解されれば、学校や会社でのイジメや、うつ病、引きこもり、自殺などかなり減らすことが出来るのではないかと考えております。 御社のHPをネットで見つけて、自立支援の方法にいたく感激いたしました。 実際に、働いていく中で、自分の強みと弱みを見つけ、どこを直せばよいのかを具体的に説明して改善していく。実践的であり、最も効果的な手法を取られていると感心いたしました。 御社のような機関が地元でもあれば・・・ そこで 御社の地域パートナーシップに興味があります。どうしたら、地元にお呼びできるのか?何が必要なのか? 具体的にお聞きしたいです。

鈴木. パートナーシップについては現在体制を整えているところです。できるだけ多くの地域に広めたいと思っています。どのような企業や団体を探しているのかというと、しっかりと発達障害の大人や子供の支援に取り組みたいという思いが人員体制や教育体制として実現されているか、そして何よりもリーダーである経営者や拠点長が情熱があるかを考えています。詳しくは相互訪問させていただいて情報交換をしながらお伝えします。地域パートナーシップ制度については以下をご確認ください。