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ニュースレター2016年8月号コーポレートサイトをオープン Q&A「隠れアスペルガーの転職活動」他

  1. コーポレートサイトをオープン
  2. 今月のメディア・講演情報 AbemaTVに登場
  3. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします 「隠れアスペルガーの転職活動」

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Decobo通信リンク では当社のノウハウをお届けしています。Kindleや冊子で購入できます。

  • 第1号 特集「10代の発達障害」
  • 第2号 特集「発達障害と間違えられやすい症状」
  • 第3号 特集「発達障害者(児)の進路・就職」
  • 第4号 特集「Kaien創業期~違う登山口 同じ頂上~」
  • 第5号 特集「Kaien創業期~起業前後のアップダウン 前編~」

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1. コーポレート・採用サイトをオープン

就労移行支援・大学生向けプログラムを紹介するKaienのサービスサイト、放課後等デイのサービスを紹介するTEENSのサービスサイトに加えて、3つ目のサイトとしてコーポレートサイトをオープンさせました。当社のサービスに関する姿勢や、採用情報などを主に掲載します。

コーポレートサイト

リンク

2. 今月のメディア・講演情報 AbemaTV

スマートフォンに対応したインターネットTV局で当社が取り上げられました。

放送
リンク

3. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします 「隠れアスペルガーの転職活動」他

代表取締役の鈴木です。ニュースレターの登録時や説明会の申込みフォームなどでお寄せいただいたご質問、ご意見にお答えします。

困り感に直面することが、自己受容の近道?

Q1. 数年前、朝日新聞を見て両親で新宿の説明会に参加しました、その頃は本人がどうしても障害を認められず、会の終わりの質疑で先生に 困らせなさい。と助言を受けて ひとり暮らし続けさせました、1週間~半年くらいで職を解雇され続け、ほとほと 困窮したらしく、障害者手帳をとる、と本人から申し出がありました、さっそくそちらを紹介したところ行ってみたいとかなり意気込んでいる様子です。

鈴木. おそらく先生というのは鈴木のことだと思います。「困らせなさい」という直截的な言葉を使ったか記憶にはないですが、使ったかもしれません。失礼しました。ただ真意は、▽発達障害は自分のことが客観的に理解しにくい特性であること、▽それゆえ自分で壁にぶつからないと痛い思いをしないと自分の凸凹が理解しにくい、専門的に言うと想像力が弱いこと、▽このため本人のメンタルが落ち込み過ぎない、自己肯定感がへこみ過ぎない限りは、ある程度生傷を負う必要がある場合が多いこと、だと思います。

挫折経験ではなく、良質な失敗経験が必要

挫折経験ではなく、良質な失敗経験が必要

 違う表現をすると、挫折経験にならないように、良質な失敗経験を積みながら、自分の凸凹を理解して、自分の特徴にふさわしい道を選んでもらったほうが良い、とお伝えしたかったのだと思います。危険なのは何が挫折と失敗を分けるかがわからず、人によってはすぐに挫折体験となり、人生を歩む力が弱くなってしまう可能性があるということです。今回は良かったですが、まずはご本人の精神的な安定度を理解しないと、簡単には「困らせなさい」とアドバイスしづらいです。

 なお、なかなか診断を受け入れてくれないご家族向けに、グループカウンセリングを試験的に始めています。同じように診断を受け止めてくれないということで困っていらっしゃるとしたら、以下の記事をご確認いただければ幸いです。

隠れアスペルガーの転職活動

Q2. 隠れアスペルガーについて考えるようなったこと及び現職でミスマッチと評価されリストラになったことから発達障害向けの転職相談をしてみたいと思いました。

鈴木. 隠れアスペですか。そういう言葉初めて聞きました。発達障害カウンセラーの方の提唱なのですね。

『そのアスペルガーの条件に全部は当てはまらないけれど、確実にアスペの症状が出ている。そんなグレーゾーンに位置する人を、「隠れアスペ」と吉濱氏は呼びます。』

 確かにわかりやすいですが、実はADHDや自閉症スペクトラムなどすべての基準に当てはまらないと診断されないかというと、一部が当てはまれば診断されます。換言すると、すべての項目に当てはまる人がいないのが発達障害など精神医学系の特徴だと思います。ですので、全部に当てはまらなくても確実に症状が出ている人は、医師によっては発達障害の診断がされるのではないかと思います。ちょっと前までですと特定不能の広汎性発達障害、と診断されていた部類かなと思います。

 また、アスペルガー症候群というのも、まだかなり一般的に使われる言葉ですが専門家は既に使っていない単語になります。ですので、この記事や隠れアスペという概念も、理解の一助、わかりやすく単純化したもの程度にとらえないといけないと思います。

 当社ではそういう方は”うっすら系”と呼んでいます。これも医学的には正しい言葉ではありません。”うっすら”だと、いわゆる”真正アスペ”に比べて苦労が無いかというとそうではないです。うっすらしている人は世の中や人の気持ち・機微がぼやっと程度には見えていますので、より自分のずれを感じやすいともいえます。”真正アスペ”の人はずれている事すら気付けないことが多いですから。

 当社に来る人は、特に起業当初は”うっすら系”が多くいました。最近は様々な特徴がある人が集まっていますが、得意分野としてはやはり”うっすら系”だと思っています。ご質問に書いていただいたように、個別相談をご予約いただき、1対1でお話しできればと思います。

うっすら系は女性に多い

うっすら系は女性に多い

 

一人作業が得意

Q3. 今年に入り、介護職へ転職した途端、指示や作業のあいまいさから、大きなストレスを感じるようになりました。これまでの職歴の中で、何がストレスがなかっただろうと考えた結果、SEであったり、システムメンテナンスであったり、営業であったり、「一人」で行う仕事ばかりでした。一時期体調を崩し、通院した心療内科へ相談した所、「発達障害は持っている、でも生活に支障がない場合は治療の必要はない。」との事でした。(テストは、受けています。)現在転職を考えており、診断書がなくても、こちらでは訓練を受けられる事、また特性がある状態で、就職サポートをしていただける環境を知り、魅力を感じております。

鈴木. やや誤解があるようですので先にそちらを解くことから。診断が無くても当社の利用説明会には参加できます。個別相談も可能です。在職者等向けのイベントにも参加いただけます。ただし就労移行支援には診断が必要です。障害者枠の人材紹介の場合は障害者手帳が必要になります。ご希望に応じてやはり診断が必要ということになるかもしれませんのでご留意ください。

 次に「一人作業」について。たしかにそういう業務に合う人はいると思います。多くの人にとってはオフィスにいる8時間、まったく言葉を発することなく働くことは辛いことですが、発達障害の一部の人にはそういった環境を望む方も確かにいらっしゃいます。あるいは「営業」はしゃべりはあると思いますが、こちらは成果さえ出していれば、自分の時間を自由に使える、わがままというか、自分勝手にしていられる、ということなのでしょうか。

 つまりコミュニケーション面にしても、時間管理にしても、価値観にしても、自分でいろいろと決められるのが良いのですね。実はそれはフリーランスや経営者が近いと思います。会社組織の中ですと、なかなかそういった自由は手に入れられないと思います。不安定ながら自分を自分で雇うような道をお選びになるか、会社組織の中で自由勝手を許してもらうだけの周囲を黙らす専門性を身につけるか、あるいは仕事は仕事と諦め、嫌なことが起こらない程度で我慢して、仕事以外で人生を楽しむか、いずれがよいのかはしっかり決めておいた方が良いと思います。

場面緘黙と自閉症スペクトラム 書類で落ちてしまう (障害者枠)

Q4. 現在、ハローワークで、障害者枠の就職活動しています。以前、会社に6年働いていましたが上手くいかず、退職しました。病名は選択性緘黙症、自閉スペクトラムです。書類選考で落ちてしまいますが、どうしたらいいですか?

鈴木. 実際に書類を見てみないと対応策というのを具体的にお伝えするのは難しいです。書類で落ちる理由は様々あります。もちろん発達障害に絡む理由もいくつも考えられますし、それ以外の部分(経歴や見た目などの変え辛い、変えられない部分)で落ちている可能性もあります。

 発達障害の人は、字が汚いのに、PCを避けて、紙の書類で出して心証を悪くしていたり、志望動機の欄が履歴書にないので、聞かれていないのだと早合点して志望理由を書かないなど、「えぇっ」というトラブルがたくさんあります。自分一人でそれらを客観的にチェックしていくのは難しいと思います。支援者と一緒に確認すると良いと思います。なにか多くの人が気づくことが気付けていないのではもったいないですから。

地方の方へ

Q5. 遠方で首都圏迄通えない人の為に、 出来ればSkype等を使っての支援を考えて頂けないでしょうか? 探しているのですが、通える所でKaien様のように しっかりとした安心出来る支援をして頂ける所を 中々見付ける事が出来ません。 どうぞよろしくお願い致します。 今の所はとても通う事が出来ませんが、 Kaien様の存在を励みにしております。

鈴木. 実は当社にも見学にいらした政治家が厚労省の政務次官?になり、尽力いただいたらしく、数年前まで制度上出来なかった就労移行支援施設の在宅利用が可能になったそうです。就労移行支援でも、いわゆるe-Learning ができる体制です。ただし週1など、スタッフが在宅の場まで通わないといけないということもあり、完全なe-Learning ではありません。とはいえ、もし可能でしたら(関東地方で都心まで遠い方向けなどに)当社でもe-Learningが出来ればとは考え始めています。

 一方で、首都圏以外にお住まいの方には、地域パートナーシップ制度を拡大できればと思います。当社の直営ではなく、フランチャイズ店でもないですが、既存の福祉施設の中で、当社プログラムを教材として使ってもらう形です。

近い将来、当社のプログラムがどこでも得られるという形を目指してまいりたいと思います。

パートナーは2016年から開始した、Kaien・ガクプロ・TEENSのプログラムを地方にいながら受けられる取り組み

パートナーは2016年から開始したKaien・ガクプロ・TEENSのプログラムを地方にいながら受けられる取り組みです。

 

当社の採用情報

Q6. フリーランスのキャリアコンサルタントです。現在は、エージェントでの転職カウンセリング業務、大学で非常勤講師としてキャリアデザイン講座の担当、中学校でのキャリア教育授業、再就職支援セミナー講師などをしております。現在の仕事において、転職相談者や大学生の中に、発達障害の方(と思われる方も含む)と出会うことがあり、どうにか、そういった方々のキャリア支援に今後携われないかと模索しているところです。一つ質問です。私は三鷹在住ですが、三鷹に拠点を開設予定とのことですが、新規スタッフの募集などがある場合にはHPでお知らせがありますでしょうか。時期などももしわかれば教えていただき対と思います。

鈴木. 新規スタッフは常に募集しています。拠点をオープンするから社員を募集ではなく、良い社員が増え、1拠点だせる形になったら拠点を出す、という逆の発想で事業を展開しているからです。上場しておらず、自分のペースで事業を展開できますので、過度に無理をせず、質を維持できるペースで拠点を出していっています。もし興味をお持ちいただけたらウェブサイトよりお申込みいただければと思います。

障害者枠の全体像

Q7-1. 障害枠での就職はどんな職種があるのか、給料はいくら、ボーナスはあるのですか?
Q7-2. 障害者手帳の有無による参加の可否 ここを利用して就職した際の収入の例などを教えてください。

鈴木. 毎月のようにご質問されるテーマの一つですね。発達障害 Q&A というページを当社のサービスサイトに作り、そちらを確認していただけるようにしました。ニュースレターにあるとどうしても埋もれてしまうからです。以下ご参考にされてください。