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ニュースレター2017年10月号職場に障害をオープンにするか?

  1. 日曜に追加開催決定 ガクプロ 大学・専門学校で発達凸凹のある方向けプログラム
  2. 今月のメディア・講演情報 「日経新聞に掲載」
  3. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします 「職場に障害をオープンにするか?」他

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1. 日曜に追加開催決定 ガクプロ 大学・専門学校で発達凸凹のある方向けプログラム

これまで平日夕方と土曜を中心に開催していた、大学・専門学校生向けのガクプロ。これまで500人近い若者が活用しています。利用者の増大に伴い、既存の枠内では設備やスペースが足りなくなってきたことから、12月からは日曜にも開催することになりました。

これまで
  • 平日日中 ・・・ 秋葉原・新宿
  • 平日夕方 ・・・ 秋葉原・新宿
  • 土曜午後 ・・・ 秋葉原・新宿・川崎
12月から
  • 平日日中 ・・・ 秋葉原・新宿
  • 平日夕方 ・・・ 秋葉原・新宿・【川崎 新設】
  • 土曜午後 ・・・ 秋葉原・新宿・川崎
  • 日曜日中【新設】 ・・・ 秋葉原・新宿

ご希望の方はぜひ一度利用説明会にお越しください。また10・11月はバークレイズ証券の社会貢献事業の後援を受け無料参加いただける「発達障害の傾向がある学生向け 就活一日特別講座」も開催しています。

リンク

2. 今月のメディア・講演情報 「日経新聞に掲載」

LSA養成講座で講演した他、日経新聞の取材を受けました。

講演
  • 09/18 NPO EDGE/星槎教育研究所 LSA養成講座(神奈川・川崎市)
執筆
リンク

3. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします 「職場に障害をオープンにするか?」他

ニュースレターの登録時や説明会の申込みフォームなどでお寄せいただいたご質問、ご意見にお答えします。よくある質問はウェブサイトにまとめて掲載していますので合わせてご参考になさってください。

職場に障害をオープンにするか?

Q1. 職場で自分に発達障害があることを知っているのは、直属の上司とその上司だけで周りには発達障害のことは伝えていません。上司たちは他の人と同じレベルで頑張りなさいと言いますが、周りに発達障害のことを伝えるべきでしょうか? 

A. 一般枠で働いていらっしゃると理解いたしました。ここ最近、当社でお会いする人たちが障害や診断をオープンにして働いている方が多くなってきたと思います。それによって働くことがプラスになっていることも幾つかの例を見ています。しかし今回のように、なかなか苦しみが変わらないという例も伺います。

当社の考えとしては、「同一職種・同一賃金」の原則。つまり同じ仕事で同じ責任であれば、同じ賃金をもらえる。逆に言いますと、同じ賃金だったら同じだけのパフォーマンスを残す必要があるということです。それは障害のあるなしに関わらず、と当社では考えています。ですので、障害を伝えることのメリットは、パフォーマンスが低いことを了解してもらうことでもなく、努力しているということを理解してもらうことでもありません。ではどうして障害をオープンにするのかというと大原則は、障害特性を伝えることで適切な配慮を受け、それによってパフォーマンスが上がって、他の人と同等の成果を出すということにあると思います。

このため今回も上司の2人以外に伝えることでパフォーマンスが上がると思われるならば伝えるほうが良いと思います。が、既に一番影響の強いと思われる方に伝えられているならば、周辺の人達に伝えることはかえって障害を過度に捉えて不当な扱いを受ける可能性がありますので、慎重に判断されたほうが良いのではと思われます。

障害者手帳のデメリットは?将来に影響する?

Q2. ナルコプレシー的症状を伴うADHDです。障害者手帳を取得しようか悩んでいます。まずは一般枠でも特性を活かす事のできる仕事を探し、万策尽きたら手帳を取得しようかと考えています。というのも、一度手帳を取得してしまうと、収入の不満等で再び一般枠への転職を考えた時に、犯罪歴のようなマイナスポイントになるかもしれないと考えてしまうからです。

A. 障害者手帳を取得すること、また取得の後に障害者枠で働くことに、ネガティブな要素があるかどうかというご質問だと思います。

まず障害者手帳を取得することには、マイナスの要素はほとんどありません。あえてあげますと心理的な壁、すなわち障害者だとご自身で認める”気持ち悪さ”だと思っています。また障害者枠で働くデメリットも基本的にはありません。というのも障害者枠で働いていたことを次の会社や行政などに伝える必要はないからです。

もちろん、障害者枠のほうが任される仕事が補助的な業務で底力をつけるには不十分だったり、転職する際に前職の給与レベルを見られてしまって転職後も賃金が伸びづらいということはもしかしたらあるかもしれませんが、これはご懸念の”犯罪歴”のようなものではないと思われます。

障害者手帳のメリット・デメリット、障害者枠のメリット・デメリットについては当社のウェブサイトで様々にまとめていますので、ぜひご確認ください。(当社サイトの検索窓から”障害者手帳”と入れるとこの他にもたくさんの記事がヒットします。)

ストレスにとても弱い? 発達障害

Q3. 息子が、発達障害なのか、ストレスにとても弱いのか、今日、高校の授業日数が足りなくなり、卒業できないことが決まりました。

A. たまたま本日当社の指定医の橋本先生(橋本クリニック)とお話しました。脆弱性は発達障害由来なのか、そうでないのかということです。このあたりはおそらくですが調査結果があるわけでもなく、発達障害の方にストレス耐性が弱い方が多いのかどうか、多いとしたらどのぐらい多いのかなどは、専門家でも多様な見解・予測があるところなのだろうなと思いました。

私個人としてはやはり発達障害以外のところに多くの原因があるように思います。社会が高速化・多様化している流れ、一方で平等主義で失敗経験・競争意識の少なさなどです。また発達障害のズレによって小さい頃にいじめなどを受ける機会がどうしても多く後天的にストレスに弱くなりやすいということもあるでしょう。ただし当社につながるケースを見ているからかもしれませんが、発達障害の人はナイーブで繊細な人が多く、脆弱性自体が発達障害の特性の一部ではないかとも思えてしまいます。

いずれにせよ、就職して活躍するためにいちばん重要なのは精神的・肉体的な健康度です。卒業できないということは一つの過去として、今後も、ご本人のできるできないのポイントを良く見極めて、気持ちよく動ける環境を探していくことが続くと思われます。もしかしたら当社のガクプロなどがはまる可能性もありますし、はまらなくても特に若者の間は日本には様々な公的な支援機関がありますので、上手に支援を受けながら道を模索していっていただきたいと思います。

Kaienのサイトについて

Q4. 今までも色々とありましたが、まだまだ親として悩み考えることが沢山あることに疲れてしまいました。このようなサイトに出会えたことは大変うれしく思います。涙があふれそうなくらいです。

A. ありがとうございます。発信が当社の一つの役割だと思っています。発達障害の話はどうしても現実を見ると厳しいお話を伝えざるをえないこともあります。しかしいかに前を向くか、ポジティブな面を(でも現実的に)見ていくかは日々気をつけているところです。当社サイトには発達障害の支援では量も多い上に他のサイトにはないユニークな情報が集まっていると思いますので、ぜひ様々にご活用ください。

【参考】行動指針リンク