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横浜・川崎での発達障害に特化したKaien求人の現状

就労移行支援事業所、Kaien横浜事業所の大野です。

私は現在勤続4年目で、Kaien横浜事業所が開所した同時期に入社しています。また、川崎事業所の立ち上げの際にも応援に行っており、根っからの神奈川の生え抜きスタッフです。本日は、神奈川エリアでの就活支援の取り組みについてお伝えしたいと思います。

ラッシュ通勤で体力を奪われてしまい仕事に集中できない辛さ

過去のブログ記事でもお伝えした通り、神奈川エリア(横浜事業所、川崎事業所)の課題は神奈川県下の地元求人の開拓です。発達障害があることを企業に開示して配慮を受けて働くことを希望する場合、障害者枠採用の勤務地は都内23区に大きく偏っているため(参考記事:東京都心か郊外か? 発達障害がある方の就職事情)、神奈川県に住んでいる方も都内へ望まぬ遠距離ラッシュアワー通勤を耐えなければばならないケースがたくさんありました。

ですが、長期安定的な勤務継続を考える場合、通勤事情はかなり重要です。実際、通所している利用者の就活希望を伺うと「給与や待遇よりもまず通勤距離」と優先順位を挙げる方も少なくありません。易疲労性により体力がもたない、感覚過敏などの障害特性から来る混雑の不快感、それらの積み重ねが2年3年と勤め続けるなかでの重い負担となってしまうのです。通勤による負担が少なくエネルギーをしっかりと業務に注げる就職先の確保が、個々の希望に沿ったより良い就職をしてもらう就活支援を実現するために重要なポイントのひとつになっているのです。

発達障害者を積極的に採用する神奈川企業が拡大中

そういった背景のもと、昨年12月から神奈川エリアの企業への求人開拓アプローチを本格的にスタートしました。ハローワークの障害者雇用担当職員の方と連携を取ったり、採用イベントでつながりをもった人事担当者あてに訪問し発達障害の方の活躍をお伝えする活動をコツコツと行い、約9か月で10社以上の企業からKaienへの直接求人をいただくことが出来ました。結果、2017年に入り横浜事業所から就職した方の半数以上が神奈川県内で勤務開始、という成果が出ています。中には、なんとKaien川崎事業所が入っている同じビルに入居している企業様へ就職する方も! 卒業、就職後もしょっちゅう顔を合わせたり、気軽に様子を見に行くことができるのも双方うれしいことだなと思います。

そしてうれしいことがもう一つ。Kaien卒業生が勤務している就職先企業から「○○さんがとてもよく働いてくれているので、ぜひKaienからもう1名採用したい」というお声がけをここひと月で立て続けに数社から声がけしていただきました。

横浜事業所から見える桜木町とランドマークタワー あのビルの中にも、何名もの横浜事業所出身の卒業生が活躍しています

私らスタッフもできる限り言葉を尽くして、発達障害の方の職場での活躍をお伝えしようと努力しますが、やはり百聞は一見に如かず。実際に一緒にお仕事してその姿を見てもらうことが一番効果的なのですね。当社がミッションとして掲げている「凸凹のある人の特性を理解し、活躍の場をつくりだすこと」のいちばんの伝道者は、職場で活躍している発達障害当事者のみなさんだということを、企業様からのご連絡を通じて改めて感じ入りました。

今後の課題は都内求人と同等の給与待遇を確保すること

とはいえ、課題はまだまだあります。新規開拓ができた神奈川求人の内容に目を向けてみると、雇用形態はアルバイトが多く、給与も都内求人に比べると時給換算で100円くらいは低くなってしまっているのが現状です。次のステップは、都内求人と比較しても同等の待遇が得られる求人を増やしていくことです。多様な求人を獲得するためには、これから障害者雇用に取り組む中小企業へのアプローチと並行して神奈川県下200社ある上場企業を中心とした大企業への働きかけ、どちらもやっていく必要があるんだろうなと考えています。現在、障害者採用が活発化する秋口に向けて「発達障害者の職場活用セミナーin横浜」を企画中。関心を持っている人事採用ご担当者に一人でも多くご参加いただけるよう、広報活動を進めていく予定です。

日々の業務の中で、企業から、ご本人から、職場でイキイキと活躍している様子を話で伺うと、本当に意義とやりがいがある仕事だなあと感じることができます。今後もKaienを利用していただける当事者の皆さんと二人三脚で、発達障害を持つ方の活躍の場を広げる活動を進めていきたいと思います。

関連リンク
  • 発達障害に特化した就労移行支援の利用説明会お申込みは こちら
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