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発達障害がある方向け システム開発職の可能性を考察します①エンジニア在職中で特性上の悩みが見られるケース

Kaien秋葉原サテライトの近藤です。

今回は、発達障害のある方がシステム開発関連の職種で活躍する可能性について書いていきたいと思います。シリーズとして何回かに分けてまとめていきます。今回は、現在エンジニアとして働かれている方向けの話です。

エンジニア在職中でKaienにいらっしゃる方に多いケース

Kaienのご利用説明会にお越しいただく方の中には、すでに現在エンジニアとしてシステム開発のお仕事に従事されている方も多くいらっしゃいます。どのような方がKaienに興味をもっていただくことが多いかというと、以下のようなケースです。

「業務が多忙すぎて心身のバランスを崩してしまった」

エンジニアとして働いている方が当社にいらっしゃるケースの中でとてもよく聞くお話です。小規模な会社で労務環境が整っていない、周りの人を頼ったり、うまく断ることができずに業務を抱えすぎてしまった、など、人によって様々な経緯がありますが、真面目な方ほどそのような状況で頑張り過ぎてしまって体調を崩されるということが多いです。発達障害的な特性で言うと、空気を読むことが苦手で逆に空気を読み過ぎて疲れてしまったり、自身の疲労度を把握できず気付いたら倒れてしまったというようなケースもあります。うつの傾向が見られてきて、心療内科などを受診する中で発達障害の傾向があることがわかるということもあります。

「部下を抱えるようになってうまく働けなくなってしまった」

1人で指示された業務をこなしている分には問題なかったが、複数人の部下を抱えるようになって、マルチタスクが求められてうまく働けなくなってしまった、という方も非常に多いです。自分の作業を抱えながら、数人をまとめるリーダーとして進捗管理をしつつ、さらに上司との板挟みになる…といった複雑なコミュニケーションや緻密な工程管理を求められて本来の力が発揮できなくなってしまうというケースです。顧客とのやり取りでニーズを読み取ることに苦手さを感じられる方もいます。長く勤めてくると次第にマネジメント能力や対外交渉力を求められることが多いですので、そこに苦手感のある方が苦労されるようです。

もちろん、これらの状況に対して万能の解決策というものはありません。1人で抱え込んで心身のバランスを崩してしまう前に誰かに相談(ご家族・ご友人なのか、社内の人なのか、産業医なのか、心療内科なのか、自治体の相談窓口なのか、窓口は様々あるはず)してみてください。その中でもし発達障害というワードが出てくるようであれば、Kaienのご利用説明会にお越しいただき、少しでも当社のことを知っていただければと思います。

Kaienからシステム開発関係の職種で就職できますか?

事実として数字をお伝えすると、2017年1月からの現在までにKaien経由で就職された方200名近くの方々の中で、何らかのシステム開発に関わる仕事で就職された方は、10名前後です。全就職者数のうち、5%程度ということで、おおざっぱな比較ではありませすが、国内就業者に対するITエンジニアの割合が1.3%とか1.4%と言われるところから考えると高い数字かなと思います。一般枠での就職された方もわずかながらいらっしゃいますが、障害者枠での就職、しかもKaienに直接求人をいただいている企業への就職が多いです。

当社に直接求人をいただいている企業様での具体的な事例としては、Webデザインの仕事(サザビーリーグHRの事例)や、スマホアプリのテストエンジニア(Yahoo! JAPANの事例)、業務システムの品質管理エンジニア(その他の企業の事例)など。技術職とはいえ、特定の業務に特化した求人が多いです。あれもこれも求められる環境ではなく、1つの業務に集中して取り組むことができる環境で、緻密さや、細かいところに気付く力といったような強みを活かして就労されています。

Kaienのご利用説明会と個別相談

当社のご利用説明会は週1回程度、東京・神奈川の各拠点で開催しています(直近の開催予定はこちら)。1時間半という短いお時間ですので、多くのことをお伝えすることはなかなか難しいですが、質疑応答の時間を長めにとっておりますので、聞きたいこと相談したいことをまとめて来ていただければと思います。また、ご利用説明会に来ていただいた方で個別相談を希望される方は、全員、無料で後日の個別相談(30分程度+見学など)を予約していただけます。ご利用説明会の段階で、当社のサービスを利用するかどうかを決めておく必要はありません。何か働きにくさを感じたり、求人に興味を持たれた方は、気軽にお話を聞きにいらしてください。

次回のこのシリーズでは、新卒でシステム開発職を目指す方向けのお話などをお伝えしていきます。