就職だけでなく発達障害に特化した定着支援も重視しています

Kaienマンスリーレポート(2018年1月)
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Kaienの須賀です。毎月、発達障害*に特化した就労移行支援Kaienご利用者の就職実績を定期発信している、「Kaienマンスリーレポート」。今回は就職と定着について今後の動きをお知らせします。

1月から3月は就活イベントが目白押しです

2017年12月のKaien就労移行支援7事業所全体での就職実績は14名でした。おめでとうございます!11月の就職ラッシュ(7事業所で25名)の後、少々落ち着いたとは言え、好調です。今月も各拠点で何人もの方の新しい門出を立ち会うことができました。その素晴らしい門出の様子と喜びを今後はブログでシリーズ化してお届けしていきます。【参考】「ぜひ私たちに続いてください!」修了セレモニーレポート #1

4月が新年度という日本においては、1月から3月は受験もさることながら、就活もスイッチオンの時期となります。ハローワークでも2月を中心に大規模な合同面接会が開催されますし、もちろんKaienでも恒例のKaien合同面接会が1月下旬に開催されます。今回は3か所での開催にリニューアルされ、10回目を迎えます(残念ながら応募締切中です)。今回から就労移行支援およびガクプロ利用者以外の方も参加いただけることになりました。今後の開催に是非ご期待ください。【参考】発達障害のある方のための就職面接会『第10回Kaien合同面接会』を2018年1月に開催

さらに2月には第1回ガクプロ合同面接会もあります。発達障害のある学生向けの合同面接会は全国初の開催です。現在事前登録会(参加必須)の予約を受け付けています。ふだんKaienやガクプロを利用していない方の参加もOKです。また、2018年4月入社の方の採用のみならず、2019年4月入社を希望される方向けのインターンシップの採用も含まれます。学生のみなさま、全国初の場に是非足を運んでください。【参考】発達障害のある大学生等のための「第1回ガクプロ合同面接会」を開催

就職はゴールじゃない。本当のスタートは入社から

一生懸命就活をしている時期は、就職をゴールと思ってしまうかもしれません。しかし本当のスタートは入社であり、職場での活躍が次なる目標になります。実際、Kaienを修了された方の多くは、職場での活躍が評価され、正社員に登用されたり、昇給したりしています。毎週開催している利用説明会でも「入社後もずっと契約社員なのか?」や「お給料はあがるのか?」といったご質問をたくさんいただきますが、職場で真摯に誠実に働いていれば評価に結びつくことはKaienの修了生たちが証明してくれています。【参考】就労移行支援利用後の人生の変化を分析 データ編

4月以降、就労定着支援事業所Kaienを開所予定です

就労移行支援Kaienの修了生がこれまでお伝えしている圧倒的な定着、活躍を見せているのは、働きやすい職場、強みを活かせる仕事についていることが大きな理由です。しかし長く続く職業生活においては、いつも順調とは行きません。職場の環境も仕事の内容も入社時とずっと同じというわけにはいかず、悩みを抱えたり、時に体調を崩したり、生活面の課題に直面することもあるかもしれません。Kaienはこれまでもそういった悩みを抱えた方のご相談に乗り続けてきました。

そのような状況の中、就職して6か月以降の期間について、安心して定着のための支援を受けることができる制度(就労定着支援)が2018年4月から開始される予定です(就労移行支援等一定のサービスを経て一般就労をしている人が対象)。これまで就労移行支援として圧倒的な定着実績のあるKaienはもちろん就労定着支援事業所を開所することにしています。詳細はこれからのご案内となっていきますが、Kaienの就労定着支援にも是非ご期待ください。より充実した定着支援をお届け出来そうです。【参考】 来年度から始まる就労系福祉サービス「就労定着支援」って何?

*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます