発達障害の方が活躍する神奈川の企業の見学会に行ってきました!

グリービジネスオペレーションズ社 訪問記
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就労移行支援事業所、Kaien横浜事業所の岩野です。

今回は、グリービジネスオペレーションズ株式会社リンク(以下GBO社)に見学に伺ったご報告です。KaienはGBO社の設立当初である2012年からお付き合いがあります。ご存知の方も多いであろうグリー株式会社の特例子会社です。横浜みなとみらい地区、桜木町駅の目の前に立地し、オフィスからの眺めも素晴らしく、Kaienの修了生の方を含む多くの発達障害*を持つ方が活躍されていました。

オフィスからの眺め(GBO社提供)
エントランス(GBO社提供)

GBO社については当社サイトでも支援事例としてご紹介させていただいていますし、当社ブログでも度々取り上げさせていただいています。

発達障害の方が多く活躍されていました!

GBO社では、障害者手帳を取得し、障害枠で働かれている方が38名いらっしゃるうち、その8割の方が発達障害とのこと。発達障害の方は凸凹はある分、得意なことがある方が多いのは皆さんご存知でしょうか。GBO社ではその凸凹をうまく組み合わせたチーム作りをすることで、難易度や重要性の高い仕事に能力を発揮してもらえるなど可能性の広がりを感じてらっしゃるそうです。

面談風景(GBO社提供)

GBOでは、法定雇用率(※)はすでに超えているものの、実際にみなさんの活躍があるからこそ、あえて発達障害の方達に活躍を期待されています。 ※法定雇用率:ごく簡単に言うと、「これだけ障害者を雇いなさい」という国が定めた割合のことです。2018年4月にまた少し変わります。→こちらを参照

発達障害の人が働くのは簡単?

発達障害の方が働く上で難しさを感じることは様々あります。

感覚が鋭すぎて、多くの方がなんとも思わない音や光などの刺激を強く感じることで仕事がしにくいことがあります。情報の取り込み方が独特であったり、疲れやすかったり、じっと座っての作業では落ち着かないことがあったり、集中して仕事をするためにそれぞれ独自のコツのようなものがあったりします。そのため、GBO社では、物理的配慮としていくつもの工夫をしてくれています。

最近よく聞くようになった「ハイカウンター(立った姿勢のまま仕事ができる 当社の就労移行支援事業所でもKaien池袋Kaien川崎に設置)」もあったり、「コミュニケーションエリア」と呼ばれるソファーのあるスペースもありました。空いてさえいれば、どこで仕事をしてもよいそうです!精神的な配慮として、相談しやすい雰囲気づくりや、行政・支援機関との連携などもしっかりされているそうです。

ハイカウンターでの業務風景(GBO社提供)
コミュニケーションエリア(GBO社提供)
イヤーマフ&サングラス(GBO社提供)
休憩室(GBO社提供)

そんな職場で働きたい!→Kaienが近道?!

どうすればそんな魅力的な職場で働くことができるのでしょうか?実は、GBO社で採用された8割の方がKaienのような就労支援機関からつながった方だそうです。なぜなのか理由を聞きました。

これらのことがそろっているので、安定して働くことができ、結果的に会社にも貢献できるということだそうです。そして、「一定の訓練」について、Kaienの訓練は実際に働くためにとてもよくできていると評価いただきました!「しっかり準備して、よい環境で長く安定して働く」これを実現していきたいとスタッフ一同、日々強く願いながらがんばっています!

関連リンク
  • 発達障害に特化した就労移行支援の利用説明会お申込みは こちら
  • 発達障害に特化した就労移行支援の詳細は こちら

*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます