発達障害の方向け 就活・転職サイト「マイナーリーグ」

2018年4月サービス開始予定!!テスト中のサイトを少しご紹介します
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Kaienの利用説明会に来る方の半数以上が在職中の方です。在職中ですとなかなか当社の就労移行支援が使って頂けませんし、大学生向けのガクプロももちろんご利用対象ではありません。おのずとKaienのサービスは無職・失業中の方や大学生・専門学校生に限られてしまっていました。

在職中の方でも発達障害*の強みを活かし、また特性を理解し配慮して雇用してくれる求人を提供できないか?またそのような企業の求人を開拓して、より発達障害の方の雇用の敷居を下げられないか?そもそも(なかなか求人票だけでは配慮事項や仕事内容が見えづらい)ハローワークでのマッチングが9割を超えると言われる障害者雇用の分野を一歩前に進められないか?

そのような思いからこの春(2018年4月)、発達障害の方向けの転職サイトをオープンすることになりました。その名も「マイナーリーグ」です。

2018年4月~ 精神障害者雇用義務化&障害者雇用率2.2%へ

ご存知のかたも多いと思いますが、2018年4月から精神障害者の雇用義務化と、それに伴う障害者雇用率の引き上げがあります。これを契機に発達障害の方の雇用にも目を向けてほしいというメッセージも当然今回こめて、この4月にオープンの運びとなったわけです。

パソコンでのログイン画面 (もちろんスマホにも対応しています)

名前の由来 何故メジャーリーグではなく マイナーリーグ?

発達障害は全人口の数%といわれます。多く見積もっても10%。つまり少数派です。しかし少数派でも仕事を楽しむことは出来るはず。

そんなイメージに重なったのが、メジャーリーグを目指しながら、でもメジャーリーグよりも野球を楽しみながらプレーしているとも言われ、応援する観客も温かい目でプレイヤーを見守るマイナーリーグです。マイナーは英語で少数という意味ですので、発達障害が少数という意味ともピタリと重なり、この名前をつけました。

マイナーリーグのログイン画面は、よく見るとスポットライトを浴びた野球場なのも、それが理由です。

配慮事項・段階を企業とすり合わせられる機能付き!!

今回、ただのマッチングサイトを超えるために付けた機能が、配慮事項のすり合わせ機能。勤務態度や業務量、業務内容などなど簡単に自分の希望を選択でき、また企業側でも配慮可能な事項と配慮の程度(段階)を選んで頂ける機能をつけました。

役立つ機能になるか、やってみないとわからないのですが、今の障害者枠の求人票は配慮事項やそのレベル感はほとんど触れられていません。これを機に業界に、企業と当事者の細かなコミュニケーションが根付けば良いなと思いますし、何よりもぜひ活用いただければと思います。

配慮事項にとどまらず、その配慮の程度・段階まで選べるようになっています。

4月 公開予定 求人開拓がんばります!

もちろん課題は求人開拓です。今でも障害者枠というと身体障害を希望される企業が9割を超えるという肌感覚の中でどこまで発達障害特化サイトに求人を出して頂ける企業がいるかは未知数です。

社長募集になっていますが・・・もちろんこちらはテスト用のダミー求人です。本番サイトでは徐々に「これは!!」と思える求人を掲載していきたいです。

サイトが公開しましたら企業の方のアカウント作成も無料で承れますので、ぜひご検討ください。

【2018年5月25日追記】 マイナーリーグ リリースしました → https://mlg.kaien-lab.com/

関連ページ

*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます