「第2回Kaien合同面接会」・「企業向け発達障害者雇用開発セミナー」を開催しました

HOMEスタッフブログ「第2回Kaien合同面接会」・「企業向け発達障害者雇用開発セミナー」を開催しました

Kaien秋葉原スタッフの鈴木です。

5月19日(火)に当社秋葉原サテライト事業所で「Kaien合同面接会」及び「発達障害*者雇用開発セミナー」を開催しました。

今年1月に初開催し今回で2回目となるKaien合同面接会ですが(第1回についての記事はこちら)、今回から企業向けに発達障害をお持ちの方をどのように雇用していくか検討いただくためのセミナーを同時開催し、求職者の方にも企業の方にもより付加価値の高いイベントになるよう企画しました。

前半企業向けセミナー・講演の様子

発達障害者の雇用に関心がある企業が参加しており、「そもそも発達障害者の雇用は考えていない」企業に志望してしまうことがなく、マッチングの可能性が高くなる【求職者のメリット】

  • 面接会前に参加企業に発達障害者雇用についてセミナーを行っており、「そもそも発達障害とはなにか」「発達障害者を雇用する際の一般的なポイント」などをお伝えしているので、求職者本人が企業に説明をする負担が減る
  • 当社職業訓練や学生向けサービス利用者の方は普段自身をよく知っているスタッフが面接同席を行うため、他の面接会に参加するには心理的障壁が高い方でもハードルが低くなる

【企業のメリット】

  • 発達障害者の雇用を初めて検討する企業には、前半のセミナーで発達障害者雇用について一通り流れをつかんだ後、後半の面接会で実際の求職者の面接を行い、1日で雇用に向けたステップを大きく進めていただける
  • 既に発達障害者を雇用中でさらに雇用を拡大しようとしている企業には、セミナーで最新の情報をアップデートいただき、また同じく発達障害者の雇用を行っている他企業と交流していただくことで、現場での知見や悩みを共有し、今後どのような形で雇用を進めていくかヒントを持ち帰っていただける
イベント終了後に企業の方にはアンケートを行わせて頂きました。ありがたいことにセミナーには9割の方が、面接会には7割の方がプログラムに満足したとの回答を頂きました。参考になったプログラムとしては講演と企業交流会との声が最も多く、発達障害者雇用の最新情報を当社がまとめてお伝えしていくことと同時に、企業間で直接情報交換をするニーズがやはり大きくあるということを実感しました。このニーズに応えられるような形で次回のイベントも企画していきたいと考えています。
選考は現在進行形で進んでいます。前回は12名が面接会から内定・入社されました。今回はさらに多くの就労決定の実績をつくり「発達障害者と企業との橋渡し」をすることができればと思います。
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます