Day 5(18.06.07) Kaienの発達障害の人向け「キャリアカウンセリング」は何が違う?

~Kaien大阪天六(関西初拠点)設立日記~
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Kaien大阪天六の谷口です。

唯一東京から異動し、今月から開所した大阪天六の立ち上げメンバーとして働いています。 今日は大阪天六では初めてのCCを行いましたのでその報告です。

CCとは?

CC(シーシー)はキャリアカウンセリングの略。1・2週間に一度行うスタッフと利用者(当社では訓練生)と呼んでいますの1対1の面談の場です。CCには2つの目的があります。

一つは直近2週間の振り返り。発達障害*の特性がある方は振り返りから学んでいくことが苦手で、「楽しかった」とか「大変だった」とかざっくりとした感想レベルで終わってしまうことがよくあります。それをスタッフが”半構造化”した面談の中で、職業訓練でご自身の強みがわかった所、苦手がわかった所とその対策を、ご本人の言葉と腹に落としていく作業になります。

またもう一つの目的はその”形式知”となった職業訓練での学び、すなわち”自己理解”を就職活動や次の職業訓練に生かしていく目標を立てることです。

先程”半構造化”と小難しい言葉を使いましたが、具体的にはある程度、決まり決まった方式でお話を伺いながら、その場に応じて定石を外れたやりとりもしていきますよ、ということです。今日でしたら初回のCCでしたので、2週間の振り返りだけではなく、これまでの就活やご家族のことも伺いましたし、今後2週間のことだけではなくこれから1年ぐらいの大きな目標も考えたりしましたので、お答えに合わせて質問を変えています。

共感・傾聴型ではない”カーナビ型”のカウンセリング

Kaien大阪天六には、うつや統合失調症の支援を行ってきた精神保健福祉士の資格があるスタッフも居るのですが、彼女いわく「Kaienのカウンセリングは、今まで見てきたものと大きく違う」そうです。それもそのはずで、発達障害の方に合わせた”カーナビ型”のカウンセリングだからでしょう。(通常のうつ患者などへのカウンセリングは共感・傾聴型だったり、コーチング型だったりすると思いますが、当社はそのいずれとも違います。)

多くの方に当社のCCを受けてもらい、納得した仕事についてもらえるよう、私達もカウンセリング力を高めていきたいと思っています。

訓練生に許可をもらって今日のCCの画像を掲載します。恥ずかしいので私は写っていない写真を選びましたが、手前側にスタッフがいて1対1で対面でお話をします。画像右横にはモニターがありお話の様子を視覚情報でお見せしながらお話します。

カーナビ型のカウンセリングについて詳しくは…

ベネッセ教育総合研究所の「特集 発達障害の就労問題」の後編に掲載

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*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます