Kaien流ビジネススキル講座 ―正解は一つではない―

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Kaien新宿スタッフの東海林です。

今回は就労移行支援の「ビジネススキル講座」についてご紹介します。

利用者の方々の社会人経験は様々

当社での就労移行支援の利用者の方々は、社員として職歴のある方、アルバイトのみの職歴の方、学校卒業後職歴の無い方などバックグラウンドは様々です。そのため、お持ちのビジネスマナーに関する知識も様々。実践を重視する当社の訓練では、ビジネスマナーについても本や講義で“勉強”するのではなく、日々の職業訓練の中で実践しながら身につけていただくことを目指しています。訓練当初は、上司に挨拶したくても適切なタイミングと言葉のかけ方が分からなかった方や、ビジネスメールと友人への携帯メールの違いをご存知なかった方も、模擬職場という環境で練習することで、適切な方法を身につけて就職されていきます。

Kaienの「ビジネススキル講座」は実践重視

このように実践を重視する当社の訓練ですが、週に2回ほど「ビジネススキル講座」という時間があります。この時間だけはプロジェクターとスクリーンが設置され、全訓練生が同じプログラムを受講することになります。しかし、講座といってもそこは当社のプログラムらしく、実践重視の内容となっています。実際に電話を掛けてみたり、メールを送ってみる中で、適切な方法・より良い方法を皆で考えていきます。また、自分の考えたものを、与えられた解答と単に答え合わせするのではなく、他の訓練生が考えたものを見ることで、様々な「正解」があることを実感していただきます。

ビジネススキル講座中の一コマ

「正解が複数ある」ことに慣れる

たとえば、総務の社員として全社員必読のメールを送る際のタイトルはどうするか。【要確認】と記載する人、【全社員確認】と記載する人、【皆様ご確認ください】と記載する人など様々だと思いますが、目的が達成できればどのような記載でも正解と言えますし、会社によってはルールが決まっていることもあるので組織によって正解が異なるとも言えます。先日のビジネススキル講座でも、ある課題にグループごとに取り組んでいただいた後、「実はこの課題の解答は用意していません。」とお伝えしたところ、訓練生の中から「やっぱりそうですか。」と声があがりました。さすが、当社のプログラムに慣れていらっしゃいます。解答が無いと落ち着かないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、職場では正解が無いこと(言い換えれば、正解が複数あること)も多く、そういった状況にも慣れていただければと思いながら、週2回のビジネススキル講座を実施しています。

当社オリジナルのビジネススキル講座は、就労移行支援だけでなく、ガクプロKaien倶楽部でも受講いただくことができます。ご興味をお持ちいただきましたら、まずは利用説明会へのご参加をお願いいたします。