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HOME宮尾医師 寄稿記事こんなときどうする?「ミスばかりで自分が嫌になる」

こんなときどうする?「ミスばかりで自分が嫌になる」

ADHDミスばかり女性のADHD治療法注意欠陥・多動性障害発達障害の症状

◆こんなときどうする?「ミスばかりで自分が嫌になる」
以前の記事で、簡単チェック!女性のADHD、10大特徴 をご紹介しました。

その中でも、さらによくあるお悩みとして見られるケースを、
症状、症状が出る背景、治療法と共にご紹介します。

◆お悩み:「ミスばかりで自分が嫌になる」
ADHDの女性によくみられるのが、
「不注意」によるミスの多発です。
勉強でも家庭生活でも、失敗を減らすことができず、
何度も繰り返してしまう自分に
無力感や嫌悪感を抱いてしまいます。

気を抜いているつもりはないだけに、
忘れ物・作業の失敗に、自分自身もショックを受けてしまいます。

◆症状がみられるのは、こんな場面

<ケース1:ボーッとしてしまう>

上の空になって、人の話や手元の作業から意識が離れてしまう。
周囲からは、気が抜けたようにみえる。

<ケース2:忘れっぽい>

一度聞いただけでは、待ち合わせの時間などの
用事をなかなか覚えられない。
子供のころから忘れ物が多く、重要なプリントを提出し忘れ、
学校の先生に叱れることもしばしば。

<ケース3:話をよく聞いていない>

人の話を最後まで聞けず、途中で他のことを考えだしたり、
まったく関係ない話題を、自分で話し出したりしてしまう。
授業中に、先生の話をしっかり聞こうと思っているのに、
別の話題に気を取られ、いつの間にか考え事を始めてしまう、
ということがよくある。

<ケース4:手先が不器用>

手作業を丁寧に、確実にこなすことが難しい。
やっていくうちに、字を書くこと、工作、家事などが雑になってしまう。

◆「失敗」の連続で無力感を抱いてしまう

一生懸命やっているのにうまくできず、
集中力も途切れてしまいがち。
周囲からも何度も叱られてしまい、
その繰り返しで自己評価が下がっていってしまう傾向にあります。

◆ミスの背景は、「不注意」の特性

ミスが繰り返されることの背景には、
「気が散りやすい」「覚えるのが難しい」「切り替えが苦手」
といった特徴があります。
これは、ADHDの特性である「不注意」によるものです。
ADHDの女性は、一生懸命努力をしていても、
ミスをしてしまいます。
努力するだけでは、ミスをなくすことが難しいのです。

ものごとに注意を向けることはできても、
それを適度に維持することや切り替えることなどが難しく、
ミスが起こります。

<不注意の特性によるもの>

「気が散りやすい」

作業や、人の話に集中しようとしても、
自分が気にしていることに注意が向いてしまい、気が散りやすい。

「覚えるのが難しい」

ちょっとした用事や予定を記憶するのが苦手。
これは、脳の「ワーキングメモリ」と呼ばれる一時記憶の異常のため、
と言われている。

「切り替えが苦手」

意識や気持ちを切り替えるのが苦手。
以前のことを気にしやすい。
集中が途切れた後は、
なかなか元の作業のペースに戻すことができない。

◆「薬物療法」で中心的な問題が解消する

ADHDの治療で薬が用いられるのは、
ちょっと意外な気がしますが、
治療薬は、「多動性」「不注意」「衝動性」を
軽減させる効果があります。

ADHDは発達障害の一種であり、
原因は脳機能の先天的な障害です。
治療薬は、脳内物質のバランスを調整することで、
脳機能を落ち着かせる作用を持つため、症状に効果が出るのです。
もちろん、医師と相談しながら、生活習慣や環境などを見直し、
問題が起こりにくくなるように、
本人を取り巻くこと全てを調整する必要もあります。

監修 : 宮尾 益知 (医学博士)
東京生まれ。徳島大学医学部卒業、東京大学医学部小児科、自治医科大学小児科学教室、ハーバード大学神経科、国立成育医療研究センターこころの診療部発達心理科などを経て、2014年にどんぐり発達クリニックリンクを開院。
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