発達障害は誰のせい?社会全体で考える発達障害

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1.発達障害は本人だけの問題ではなく、社会全体の問題

発達障害は、子ども時代だけの問題ではありません。子どもが成人してからも、家族全員の問題であるとともに、社会全体の問題でもあります。

昨今、ニュースなどで発達障害が取り沙汰されることも見受けられるようになりましたが、
「本人や親の問題」として報道されて終わりになってしまっているのが現状です。

発達障害を持つ子どもたちが、社会の立派な一員となり、次の世代にバトンタッチして、生涯を終える―すなわち、「障害の生涯にわたるサポート」が、社会全体に与えられた役目といえます。

2.障害や疾患を特別視しない、フラットな見方が必要

同じ障害や疾患をもつ大人が、どのように苦労をして社会に出て、社会でどのように生きていっているのかを、私たちが知っておく必要があります。社会に出て行くことができるだけのパワーがあったのか、社会がよかったのかは分かりませんが。こうした障害や疾患を取り巻く現状は、今までなかなか理解されてこなかったからです。

実は、大人の障害・疾患についての詳細は、いまだに十分にわかっていないことも多いのです。もしかしたら、自分も、すぐそばにいる家族や友人・知人も、社会のさまざまな人たちも、障害や疾患があるかもしれません。そんなことを考えることができる目を養うことも大切にしたいですね。

3.様々なサポートを使い分ける工夫をすること

子どもが生まれ、家族と共に生き、独立して自分のライフスタイルをつくりあげていく。そのためには、様々な出会いとサポートが必要なのです。そのような観点から、私たちが利用できる地域資源についても考えていくことが大切です。

年齢により、保育園・幼稚園・学校(教育機関)などに加えて、保健センター、保健所、療育施設。病院、児童相談所、警察などの役割の違いを上手に利用していくことも学ぶ必要があるといえます。こうしたサポートは特に、ずっと見守ってくれるかどうか、が重要です。様々なサポートが整いつつありますので、積極的に利用していくと良いでしょう。

4.まとめ

発達障害のお子さんを持つ親御さん、特にお母さんは、本当に一生懸命、身を尽くしてお子さんをサポートしている方も少なくありません。もちろん、たくさん愛を注いで、お子さんの成長をサポートすることは、親としての最低限の役割と言えるかもしれません。しかし、頼れるものは積極的に頼って、みんなが幸せになるように生活していく方法を考えることも大切です。徐々に増え始めた発達障害に関するサポートを利用する際は、かかりつけの医師に相談することも忘れずに。


監修:宮尾益知(医学博士)
監修 : 宮尾 益知 (医学博士)

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