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HOME宮尾医師 寄稿記事病状が異なる、3つの発達障害

発達障害にも3つの種類がある

一言で「発達障害」と言っても、症状によって、大きく分けて3つの区分けがあります。

広範性発達障害 [自閉症スペクトラム障害(ASD)・自閉症・アスペルガー症候群などの総称]
注意欠陥・多動性障害 [ADHD]
学習障害 [LD]

最近よく見聞きする、ASD(自閉症スペクトラム障害)は、コミュニケーション/言語の障害に、「こだわり」と「感覚過敏」などを伴った概念として、最近になり提唱されました。自閉症、アスペルガー症候群などを含めた「広範囲性発達障害」を、より発展させた分類形式です。これらは、まだ細かくは分類されていないことから、いずれ、よりわかりやすい形に整理されていくと思います。

特定できない発達障害も

前述した障害以外にも、生活上に問題を抱える人も多くいます。いずれの障害と特定できなくても、「なんだかほかの人と違う?」と感じる場合も、数多く存在するのです。

発達障害は、その本人だけの問題ではなく、社会の一員としてひとり立ちし、生涯を終えるまでの、家族全員の問題です。そのため、こうした障害を持つ人たちが、どれほど苦労して育ち、どのように社会で活躍していくのかを、社会全体が知っておく必要があります。

診断名にこだわらないことが大切

ご紹介した3つのグループは、診療科の違いなど、その概念が生まれた源が異なります。それぞれ重なり合う部分も多く、どう診断するかも、機関によって異なることがあります。
いずれにせよ、3つのグループそれぞれに医学的な診断基準があり、その特徴も異なります。発達障害の人は、いくつかの症状の特性を持ち合わせてることが多くあります。診断名は、その特性の目立つものだと考えるのが妥当です。実際には、境界線はないもの、ともいえる発達障害。診断名にはこだわらず、あくまで、その人の特性を知るための手立てと考えるようにすべきでしょう。

監修 : 宮尾 益知 (医学博士)
東京生まれ。徳島大学医学部卒業、東京大学医学部小児科、自治医科大学小児科学教室、ハーバード大学神経科、国立成育医療研究センターこころの診療部発達心理科などを経て、2014年にどんぐり発達クリニックリンクを開院。
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