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オムロングループ 発達障害に理解ある企業 インタビュー特集 vol.013

異能人財採用プロジェクト ~研究開発・新製品開発の領域で発達障がい人財の活躍を目指す~

京都府京都市に本社を置く大手電気機器メーカーであるオムロングループは、これまでもダイバーシティの推進に力を入れてきました。オムロングループでは今後さらなる多様性のある組織づくりに向けて、中核的な業務である「研究開発・新製品開発の領域」にて発達障がいなどの異能人財を積極採用する新規プロジェクトを立ち上げます。プロジェクトのパートナーとして発達障害応援企業Kaienが参画し、採用活動のサポートや雇用後の定着支援で継続的に伴走します。

このたびのプロジェクトを立ち上げた背景や、今後の計画について、本プロジェクトのリーダーである、瀬川様にお話を伺いました。

オムロングループ
京都市下京区塩小路通堀川東入
https://www.omron.co.jp/

多様な人財の能力をグループ全体の事業の推進力に変える

よろしくお願いいたします。早速ですがオムロングループについて教えていただけますでしょうか

はい。本日はよろしくお願いします。

オムロンという社名を聞いて、血圧計や体温計をはじめとする健康医療機器を想像する方が多いのではないかと思いますが、ヘルスケア事業以外にもオムロンは多くの事業を行っています。オムロンでは、独⾃の「センシング&コントロール+Think 」技術を中核としたオートメーションのリーディングカンパニーとして、制御機器、電⼦部品、⾞載電装部品、社会インフラ、ヘルスケア、環境など、1933 年の創業以来、多岐に渡る領域に事業を拡大してきました。いまでは全世界で約28,000 名の社員が、120 か国で商品・サービスを提供しています。

以前からダイバーシティにお力を入れていると伺いました、どのようなお取り組みをされているのでしょうか

オムロングループにおけるダイバーシティとは、表層的な性別や年齢などに限らず、性格や価値観、受けてきた教育やコミュニケーションスタイルなど深層的・内面的な違いを含めた「一人ひとりの違い」を受け入れ、認め、価値として活かし、オムロンの強みであるイノベーションの創造につなげることを意味しています。

オムロンのダイバーシティの考え方(オムロンコーポレートサイトから抜粋)

障がい者雇用に関する実績としては、創業者立石一真の「企業は社会のためになってこそ価値がある」という考えのもと、1972年に日本初となる障がい者のための福祉工場「オムロン太陽」を設立。「特例子会社」という言葉や制度ができる以前から、障がい者雇用機会の創出に努めて参りました。

今回「異能人財採用プロジェクト」を立ち上げられた背景を教えてください

当社は非常に早い段階で障がい者雇用に取り組んできましたが、身体障がいのメンバー―が多数を占めています。しかし一方でその推移をみると、近年は精神・発達障がいのある方々の割合が増えてきており、これからはこの領域の人財の活躍が、人財戦略として重要になると捉えています。

すでに当社で雇用している精神・発達障がいメンバーは、特定のことには非常に優れた能力を発揮する一方で、ある分野では極端に苦手といった個性があります。弱みが補完できれば、強みをいかんなく発揮し、事業に貢献できるポテンシャルを持っていると認識しています。

今回のプロジェクトを通じて、精神・発達障がいのある方のサポート実績が豊富なKaien様のノウハウを吸収し、精神・発達障がいメンバーの可能性を引き出すためのマネジメント力、コミュニケーション力などのスキルや働き方をブラッシュアップすることで、そのポテンシャルを引き出し、オムロングループ全体の事業の推進力に変えていきたいと考えています。

その効果は、障がいのあるメンバーにとどまらず、他の多様なメンバーの個性の発揮にもつながると考えています。精神・発達障がいメンバーの雇用に積極的に取り組むことを通じて、誰でも特性に合った活躍ができる仕組みが実現できることで、企業の競争力が高まると考えています。

オムロングループのダイバーシティ推進室の皆さま(感染症対策を十分に施したうえで撮影しています)

埋もれている才能を活かし、社会課題の解決に役立てたい

今回のプロジェクトでこだわっているポイントはありますか?

今回のプロジェクトで最も重要視していることは、研究開発領域で、高度な能力を持つ異能人財を発掘することです。オムロングループではすでに事務職・システム開発補助などの業務で、精神・発達障がいのある方が活躍しています。しかし、オムロングループの事業の根幹を支える、「研究開発・新製品開発の領域」において、精神・発達障がいのある方の活躍は多くありません。

本プロジェクトを進めるにあたって、多くの大学や支援機関の方々からご意見を頂いています。意見交換の中で、理工学系の専門分野に長け、高度な研究開発の経験をお持ちであるにも関わらず、コミュニケーションやマルチタスクの難しさにより、専門性を活かす機会に恵まれず、就職活動に苦労される大学院生や研究員の方々が多くいらっしゃるというお話を、たくさんの方から伺いました。

そのような、埋もれている才能を発掘し、オムロングループの発展に貢献していただきたいと考えています。

どのような技術領域で募集されているのでしょうか

今回は、2つの事業領域での採用を計画しています。

一つはオートメーション技術領域です。オムロンの制御機器事業は、「integrated 制御進化」「intelligent 知能化」「interactive 人と機械の新しい協調」の技術によって製造業におけるさまざまな課題を解決しています。今回の募集では、生産現場における人の作業を分析し、作業コーチングや異常検知などを支援する機能開発にて段階的にご活躍いただきます。電気電子工学、機械・システム工学、情報工学などの領域で、研究や開発に携わった方に特にご活躍いただける職種です。

もう一つはITセキュリティ技術領域です。ソフトウェアの開発・システムの運用でメジャーな考え方になっている『SDL(Security Development Lifecycle)』を実現する技術者を募集します。具体的な業務内容としては、インターネットに接続されているシステムへ意図的にサイバー攻撃を実施して、システムに脆弱性がないか確認するセキュリティテストを行う「ペンテスター」業務や、サーバや、NW機器から上がってくる大量のログを分析し、攻撃者からの侵入試行の特定、経路解明や被害機器特定、流出情報の特定などを行う「SOCアナリスト」などの業務をご担当いただくことを想定しています。

募集職種の詳しい業務内容や雇用条件については、オンライン説明会でお伝えしようと思っています。ご関心がある方はぜひ、そちらにご参加いただけると嬉しいです。

「オートメーション技術領域」の勤務地であるオムロン草津事業所(滋賀県)

雇用後はどのようなサポートを受けることができるのでしょうか?

障がい特性に配慮し、個別柔軟に職場環境を調整したいと考えています。障がいの状況やご希望に応じて働き方や指示系統を調整します。これまで実際にグループ企業で行ってきたことを例に挙げると、不安が強い方に対して、支援員が近くにいて相談しやすい環境で一定期間勤務していただき、会社の環境に慣れてから、配属現場に移っていただくケースや、口頭での指示が負担に感じる方に対して、チャットツールを使用しテキストを中心に業務指示するスタイルにしたり、会議の前に議事録を渡すなどの配慮を行っています。

また、採用後は、専門の支援員や職場の相談員による定期的、継続的な面談を行っていきます。一人ひとりの個性に合わせて成果を発揮しやすい職場環境の整備や、コミュニケーション方法の工夫を行い、マネジメント側も一緒に成長していきたいと考えています。

本日はありがとうございました。最後にご応募を検討される方々へのメッセージをお願いします

はい。オムロングループは「われわれの働きで われわれの生活を向上し よりよい社会をつくりましょう」という社憲に示されているとおり、事業を通じてよりよい社会づくりに貢献するという理念が根幹にあります。

技術力を通じて、世界各地で生まれる新たな社会的課題を解決することがオムロンの使命だと考えています。それを実現するためには、多様な才能ある人財の活躍が不可欠です。理工系の技術開発に強みがあり、それを活かして働きたいと考えている方は、ぜひ説明会だけでもご参加いただきご応募を検討いただけると幸いです。皆様にお会いできることを楽しみにしています!

取材協力:

オムロンエキスパートリンク株式会社
人財ソリューションセンタ ダイバーシティ推進部
チームリーダー 瀬川 明子様、宮地 功様

オムロングループの求人情報はマイナーリーグから

発達障害に特化した求人サイト「マイナーリーグ」 https://mlg.kaien-lab.com/

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