専門職として安定した働き方を手に入れるまで

※画像はイメージです。

学生時代に気づいていた自分の特性

私は子どもの頃から、物事を深く考え込む性格でした。興味のある分野にはのめり込む一方で、対人関係や予定の調整には苦労することが多かったです。特に大学院時代は、研究内容には集中できても、進捗報告やチームでの作業にストレスを感じることがありました。当時は、「ただ自分が不器用なだけ」と思い込んでいましたが、今思えば、これがASDの特性によるものだったのだと気づきます。

就職活動の壁とKaienとの出会い

大学院を修了したものの、就職活動ではなかなか結果が出ませんでした。研究者としての道も考えましたが、人間関係や働き方に不安があり、長く続けられる仕事を見つける自信がありませんでした。そんな時、インターネットで見つけたのが、発達障害に特化した就労移行支援事業所「Kaien」でした。

Kaienでは、私の特性を理解した上で、キャリア形成のサポートをしてくれるという点に安心感を覚えました。プログラムでは自己分析を深めるワークや模擬的な業務を通じて、自分の強みと弱みを具体的に知ることができました。例えば、私は抽象的な指示よりも具体的な手順書がある業務が得意であることや、一度慣れると高い精度で作業をこなせる特性があることを再確認しました。

オープン就職と新しい環境での挑戦

Kaienのサポートを受けて、私は一般枠でシステムエンジニアとして就職しました。最初は、職場で自分の障害をオープンにすることに抵抗がありましたが、配慮のある環境で働ける方が長続きするとアドバイスを受け、思い切ってカミングアウトすることにしました。

職場では、私の特性に合わせてコミュニケーション方法や業務の割り振りを工夫してもらい、快適に働けています。初めてのプロジェクトでは不安もありましたが、丁寧に指示をもらいながら一つひとつ進めていくうちに、自信がついてきました。同僚から「細かい部分まで気づいてくれて助かる」と言ってもらえた時は、本当に嬉しかったです。

次なるステップとこれからの目標

現在、私はシステムエンジニアとして働きながら、新しいスキルの習得にも挑戦しています。Kaienでの経験から、自己理解を深めることが何より重要だと学びました。そのおかげで、自分に合った働き方を見つけ、安定した収入を得ることができています。

これからの目標は、さらに専門性を高めることです。例えば、現在の業務だけでなく、新しいプログラミング言語を学び、プロジェクトの設計や管理に携わりたいと思っています。また、仕事を通じてスキルを磨きながら、安定した生活を築くことで、趣味や余暇にも力を入れていきたいです。

Kaienで得たサポートは、単なる就職支援に留まらず、自己理解と自己成長の大きな助けとなりました。今後も自分の特性や強みを活かし、より豊かな人生を目指していきたいです。

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