
「職場で声が出ない」「上司に質問できない」「会議や面接になると話せなくなる」そんな悩みを抱えていませんか。
大人の場面緘黙(かんもく)は「話したくない」のではなく、特定の環境で「声が出なくなってしまう」特性です。
Kaienの就労移行支援では、チャットやテキストコミュニケーションを主軸としたITスキルを習得でき、声を出す負担の少ない職種へのマッチング実績が豊富にあります。
この記事では、大人の場面緘黙の特徴やテキストコミュニケーションやITスキルを活かした働き方、就労移行支援の活用法を解説します。
この記事でわかること
- 大人の場面緘黙とはどのような特性なのか
- 場面緘黙が仕事の場面でどのような影響を与えるのか
- 職場でできる対策や合理的配慮の具体例
- ITスキルを活かした働き方と就労移行支援の活用法
大人の場面緘黙(かんもく)の特徴とテキストを活かした就労移行支援
場面緘黙とは、職場・学校・人前など、特定の場面になると、話す能力があっても言葉が出にくくなり、学業や仕事に支障をきたしている状態を指します。
以前は「選択性緘黙」と呼ばれることもありましたが、自分で話さないことを選んでいるわけではありません。
場面緘黙は、日常生活のほとんどの場面で話せない「全緘黙」とは異なり、特定の場面で話せなくなるのが特徴です。
大人の場合、職場での報告・相談、会議、面接などで困りごとが目立つ場合があります。
ここでは、大人の場面緘黙の特徴と、テキストコミュニケーションを活かした働き方・就労移行支援の活用法を解説します。
大人の場面緘黙(かんもく)とは?全緘黙・社交不安障害・吃音との違い
大人の場面緘黙は、幼少期から続いている場合だけでなく、進学・就職・転職など環境が変わったタイミングで困りごとが目立つこともあります。
性格や努力不足ではなく、不安や緊張が強まる場面で発話が難しくなるのが特徴です。
場面緘黙と混同されやすい状態として、全緘黙・社交不安障害・吃音・失声症が挙げられます。
主な特徴と場面緘黙との違いについては、以下の表をご覧ください。
| 混同されやすい状態 | 主な特徴 | 場面緘黙との違い |
| 全緘黙 | どの場面でも話せない | 家庭など安心できる場面では話せることがある |
| 社交不安障害 | 人前で話す、注目される、評価される場面に強い不安を感じ、そのような場面を回避しやすい | 特定の場面で話せなくなる |
| 吃音 | 話すときに言葉が詰まる・繰り返す・伸びるなど、言葉が出にくい | 特定場面で発話自体が難しくなる |
| 失声症 | 声帯などに明確な異常がないにもかかわらず、心理的要因などで声が出なくなる | 場面や相手によって話せる・話せないが変わる |
同じ「話せない」「声が出ない」状態でも、背景にある原因や必要な支援が異なります。
生活や仕事に支障が出ている場合は、自己判断だけで決めつけず、精神科・心療内科・耳鼻咽喉科・発達障害者支援センターなどに相談しましょう。
場面緘黙は発達障害と関係する場合もある
場面緘黙のある方のなかには、ASD(自閉スペクトラム症)などの発達特性が見られる場合があります。
ただし、「場面緘黙=発達障害」と断定するのは適切ではありません。
DSM-5の診断基準では、場面緘黙はASD(自閉スペクトラム症)など、他の精神疾患の経過中にのみ起こるものではないと示されています。
場面緘黙をASD(自閉症スペクトラム)やADHD(注意欠如多動症)と同じものとして扱うのではなく、本人の状態を個別に確認する必要があります。
大切なのは、「どの場面で話しにくいのか」「どの方法なら伝えやすいのか」を整理することです。
自己判断ではなく、医療機関や発達障害者支援センター、就労支援機関などに相談しましょう。
大人の場面緘黙の診断基準とセルフチェックリスト
場面緘黙は、医師がDSM-5-TR(精神疾患の診断・統計マニュアル)に基づいて診断します。
DSM-5-TRでは、次のような観点から総合的に確認されます。
| 確認される主なポイント | 内容 |
| 特定場面で話せない | 他の状況では話しているにもかかわらず、話すことが期待される状況で話せない |
| 生活や仕事への支障 | 学業、職業上の成績、対人的コミュニケーションに影響が出ている |
| 1ヶ月以上続いている | 新しい環境に慣れるまでの一時的な沈黙だけではない |
| 言語理解の問題ではない | 話し言葉の知識不足や、言語に不慣れなことだけでは説明できない |
| 他の状態だけでは説明できない | コミュニケーション症、ASD(自閉症スペクトラム)、統合失調症などの経過中だけに起こるものではない |
また、場面緘黙の程度を把握するため、SMQ-J(日本版場面緘黙質問票)などが用いられる場合もあります。
セルフチェックとしては、職場で次のような状態が1ヶ月以上続くかを確認してみましょう。
- 上司からの指示に返事ができない
- 同僚や上司に挨拶できない
- 不明点があっても質問できない
- 特定の業務で動作が遅くなる、体が動かなくなる
- 雑談や会議で声が出ない
- 仕事中に強い不安や緊張を感じる
セルフチェックは診断ではなく、相談のきっかけとして活用するものです。
当てはまる項目が多い場合は、専門医にご相談ください。
テキストコミュニケーションが働きやすさにつながる理由
場面緘黙のある方のなかには、テキストであれば、自分の考えや困りごとを伝えやすい方がいます。
職場でも、チャットやメールで業務指示・質問・確認ができる環境があるとコミュニケーションを取りやすくなり、働きやすさにつながるでしょう。
こうした工夫は、本人の負担を軽くするだけでなく、職場側にとっても情報を確認しやすくなります。
就労移行支援では、働く前の段階で、自分に合う伝え方や働き方を確認できます。
口頭での報告が難しい場合に、チャット・メール・メモで報告する練習をしたり、面接や職場実習で必要な配慮を整理したりすることも可能です。
Kaienの就労移行支援では、IT・デザイン・事務などの職業訓練や就活支援を通じて、自分に合う働き方を考えられます。
支援を活用しながら、話す負担を減らせる環境を探していきましょう。
大人の場面緘黙の方が仕事で抱えやすい困りごと
大人の場面緘黙では、質問・報告・会議での発言・雑談・注目される場面などで、言葉や動作が出なくなる場合があります。
これは本人の努力不足ではありません。
困りごとを整理し、必要な配慮や支援につなげることが大切です。
質問や報告ができず業務が止まりやすい
場面緘黙のある方は、「質問したいのに上司や同僚に話しかけられない」「声をかけられてもすぐに答えられない」といった困りごとが起こる場合があります。
わからない点を確認できない、聞き返せない、報告が遅れる状態が続くと、業務が停滞したり、ミスの発見が遅れたりする可能性があります。
周囲からは「理解していない」と受け取られることもあるかもしれません。
しかし、場面緘黙は本人の理解不足ではなく、発話が必要な場面で強い不安や緊張が生じるために起こるものです。
対策として、チャットやメモなど、口頭以外の伝え方も用意しておきましょう。
会議や面接で発言ができない
場面緘黙のある方は、会議で急に意見を求められる、初対面の相手がいる、複数人から注目されるといった場面では、考えていることがあっても声に出せない場合があります。
就職活動でも、面接で質問に答えられない、自己紹介が難しいなどの困りごとが生じやすいでしょう。
言葉に詰まることで、意欲や能力が十分に伝わらない可能性もあります。
面接は評価に直結しやすいため、事前に回答を文章で用意する、筆談やチャットで回答できるか相談する、支援機関で面接練習を行うなど、事前に準備しておくことが大切です。
雑談やあいさつが負担になり孤立しやすい
場面緘黙の方にとっては、休憩中の雑談、朝のあいさつ、ちょっとした声かけも、大きな負担になることがあります。
話す意思がないわけではなく、周囲の視線や反応を意識しやすい場面で声が出にくくなるためです。
しかし、あいさつや雑談に反応できないことで、「感じが悪い」「話したくないのでは」と誤解されることもあります。
会話に入れない状態が続くと、職場で孤立感を感じるかもしれません。
対策として、必要に応じて特性を説明し、メモやチャットなどの代替手段を使えるようにしておくと安心です。
話せない場面で体が動きにくくなることもある
場面緘黙では、声が出にくくなるだけでなく、体が思うように動かなくなる「緘動」を伴う場合があります。
たとえば、注目される場面で書類を提出する、上司の前で署名する、電話応対に移るといった動作が難しくなることがあります。
周囲に見られている感覚が強いほど、簡単な動作でも固まってしまうためです。
職場では「やる気がない」「動作が遅い」と誤解されることがあるため、不安や注目場面による反応として理解することが大切です。
そのうえで、提出方法の変更、電話業務の調整、チャットやメールでの連絡など、状態に合わせた配慮を検討しましょう。
大人の場面緘黙の方が仕事でできる工夫と対策
大人の場面緘黙の方が仕事でできる工夫と対策として、以下の4つが挙げられます。
- 話せない場面と言葉が出やすい場面を整理する
- チャットやメモなど代替手段を用意する
- 職場に必要な配慮を相談する
- 医療機関や支援機関につながる
それぞれ詳しく見てみましょう。
1. 話せない場面と言葉が出やすい場面を整理する
まずは、「誰の前で」「どの場所で」「どの業務で」「どの時間帯に」話しにくいのかをメモしておくと、自分の困りごとの傾向を整理しやすくなります。
たとえば、上司への返事、会議での発言、指示がわからないときの聞き返し、雑談、初対面の相手などに分けて書き出してみましょう。
あわせて、家族とは話せる、チャットなら伝えられる、1対1なら少し話しやすいなど、言葉が出やすい条件も整理してください。
無理に話せる場面を増やそうとする前に、自分にとって負担が大きい状況を把握することが大切です。
2. チャットやメモなど代替手段を用意する
口頭での報告や相談が難しい場合は、チャット、メール、メモ、共有シートなど、声以外の連絡手段を用意しておくと負担を減らしやすくなります。
業務連絡をテキスト化すれば、落ち着いて内容を伝えやすくなるだけでなく、職場側も情報を確認しやすくなります。
急ぎの連絡、定期報告、質問事項など、用途ごとに使う手段を決めておくと混乱を防ぎやすくなるはずです。
場面緘黙の方は、「話せるようになること」を目標にしないことが大切です。
仕事を進めるために必要な報告・相談を、どの方法なら無理なく行えるのかを職場と一緒に探していきましょう。
3. 職場に必要な配慮を相談する
職場では、筆談やチャットでのやり取り、発話が必要な業務の調整、会議や面談前に質問内容を共有してもらうなどの配慮を相談してみましょう。
口頭で説明しづらい場合は、事前にメールや文書で困りごとを伝えておくと安心です。
配慮を相談するときは、「できないこと」だけでなく、「この方法なら対応しやすい」と具体的に伝えると話が進みやすくなります。
本人だけで交渉するのが難しい場合は、医師の診断書や意見書、支援機関のサポートを活用する方法もあります。
職場で必要な配慮は人によって異なるため、一人で抱え込まず、伝えやすい方法から相談してみてください。
4. 医療機関や支援機関につながる
職場に相談する前に、医療機関や支援機関につながる方法もあります。
すでに職場で大きく困っている場合は先に職場に相談してもよいですし、自分の状態を整理したい場合は、精神科・心療内科などを受診したほうがよい場合もあります。
場面緘黙かどうかを自己判断するのは難しいため、仕事や生活に支障が出ている場合は、医師に相談しましょう。
また、働き方を一緒に考えられる相談先を持つことも大切です。
発達障害者支援センターや就労支援機関とつながることで、症状の理解だけでなく、働くうえで必要な環境調整や支援制度についても整理しやすくなります。

場面緘黙の方に向いている仕事・働き方
場面緘黙の方は、話す場面で強い不安や緊張が生じやすく、仕事選びに悩む方も少なくありません。
ただし、以下の仕事や働き方を選ぶことで、本来の力を発揮しやすくなる場合があります。
- 話す機会が少ない仕事
- テキストでやり取りしやすいIT系の仕事
- 在宅勤務や静かな環境で働ける仕事
それぞれ詳しく見てみましょう。
話す機会が少ない仕事
データ入力や軽作業、清掃、倉庫作業などは、口頭でのやり取りが比較的少なく、自分の作業に集中しやすい傾向があります。
たとえばデータ入力は、文字や数値をパソコンに入力したり、入力内容を確認したりする業務が中心となります。
ただし、どの仕事でも最低限の報告や相談は必要です。
職場でできる配慮として、メールやチャットを活用したり、人の出入りが多いドア付近から離れた座席にしたりする方法があります。
仕事内容だけでなく、報告方法や作業環境を調整できる職場かどうかを確認しましょう。
テキストでやり取りしやすいIT系の仕事
文章でのやり取りが中心となる環境では、発話の負担を減らせる可能性があります。
たとえば、プログラマーやWeb制作、テスター、データ分析補助などのIT系の仕事は、チャットやタスク管理ツールを使って業務を進めやすいでしょう。
職場によっては、困ったことがあればチャットで相談できる体制を整えているところもあります。
ただし、IT系の仕事を選ぶ場合も、職種名だけで判断しないことが大切です。
チャットで質問できるか、業務指示が文章で残るかを確認しておくと、より安心して働けます。
在宅勤務や静かな環境で働ける仕事
在宅勤務や、個別作業が多い職場、静かな作業スペースがある職場なども選択肢の一つです。
場面緘黙の方は、環境によって不安や緊張の出方が変わります。
職種だけでなく、働く場所やコミュニケーション手段もあわせて確認しましょう。
たとえば、メールやチャットで質問・確認できる環境や、会議を対面とWebのハイブリッドで行い、参加方法の選択肢を用意する配慮があると安心です。
ただし、静かな環境や在宅勤務が合うかどうかは人によって異なります。
応募前や職場見学の際に、作業場所・連絡手段・会議への参加方法を具体的に確認しておくとよいでしょう。
【比較表】場面緘黙の方が働きやすい職種と理由
場面緘黙の方が働きやすい職種を考える際は、「話す機会が少ないか」だけでなく、「メール・チャット・メモ・作業指示書・チェックリストなどで報連相できるか」も重要です。
内閣府の合理的配慮事例でも、筆談やコミュニケーションボードなど、目で見て分かる方法で意思疎通する例が紹介されています。
気になる職種があれば、報連相の代替手段が用意されているかどうかもご確認ください。
下の表では、口頭でのコミュニケーションが比較的少なく、テキストや視覚的な手段で報連相しやすい職種を整理しました。
それぞれの向いている理由とあわせて、働くうえで気をつけたい点もまとめています。
| 職種例 | 向いている理由 | 注意点 |
| Web制作 | 修正指示や進捗報告をチャット・タスク管理ツール・コメント機能で行えるため、口頭でのやり取りの負担を減らしやすい | クライアントとの打ち合わせ、要件確認、修正意図のすり合わせが多い職場では負担が大きくなる対策:ディレクターが窓口に入るか、修正指示を文章で受け取れるかを確認する |
| プログラマー | チャット、課題管理ツール、設計書、レビューコメントで報連相しやすく、発話の負担を抑えやすい | チーム開発では質問・相談・レビュー対応が必要になる対策:仕様書やチャットで確認できる開発体制かを見る |
| データ入力 | 作業ルールや入力手順が決まっていることが多く、指示書・マニュアル・チェック表で進めやすい | わからない点を放置するとミスにつながる対策:チャットやメモで質問できる環境かを確認する |
| 軽作業・工場内作業 | 作業指示書、チェックリスト、日報などで進捗を共有できる職場なら、口頭での説明が少なくても業務を進めやすい | 安全確認や急な指示変更が必要な場面がある対策:判断に迷ったときの確認方法を、事前に「メモで聞く」「担当者にチャットする」など決める |
| 倉庫作業 | 作業内容が見える化されやすく、バーコード端末・伝票・チェック表で報告しやすい | 荷物の数量違い、保管場所、納期、安全面などの確認が必要対策:チーム作業や荷主との調整が多い現場では「誰に」「どの方法で」相談するかを事前に確認する |
| 清掃 | 担当エリアや作業手順が決まっていることが多く、一人または少人数で黙々と進めやすい | 施設利用者や顧客から声をかけられる場面、チームでの分担確認、トラブル時の報告が発生することがある対策:作業後の報告方法を紙・写真・チャットなどにできるか確認する |
場面緘黙の方が利用できる制度・支援サービス
場面緘黙の方は、以下のような制度・支援サービスを利用できる場合があります。
| 制度・サービス | 内容 | 利用できる場面・条件 |
| 自立支援医療(精神通院医療) | 継続的な通院治療が必要な方の医療費負担を軽くする制度 | 精神疾患によって精神科・心療内科に継続的に通院している場合。再発予防や状態維持のための通院も対象。 |
| 精神障害者保健福祉手帳 | 一定程度の精神障害の状態を認定する手帳 | 障害者雇用枠への応募、税制控除、各種料金の支援など。等級は1〜3級で、市町村窓口で申請する。 |
| ハローワーク | 障害のある方への就職相談・求人紹介・面接同行など | 面接で話しにくい、配慮事項の伝え方に悩む場合など。手帳がなくても利用可能。 |
| 障害者就業・生活支援センター | 就業面と生活面を一体的に支援する相談機関 | 生活リズムや職場のコミュニケーション、就職後の定着に不安がある場合。 |
| 自立訓練(生活訓練) | 生活能力の維持・向上を支援する障害福祉サービス | 対人場面への慣れ、生活リズム、自己理解などから整えたい場合。障害福祉サービス受給者証の手続きが必要。 |
| 就労移行支援 | 就職に必要な知識・能力を高める障害福祉サービス | 面接練習、書類作成、報連相の方法、定着支援など。障害福祉サービス受給者証の手続きが必要。 |
Kaienの自立訓練(生活訓練)では、感情コントロールや生活リズム、特性理解など、本人の状態に合わせて次のステップを考えやすいプログラムが提供されています。
また、Kaienの就労移行支援では、就活支援・求人紹介、面接練習、書類作成、職業体験、定着支援などが用意されています。
面接での応答に不安がある場合でも、事前準備や配慮事項の整理をしながら就職活動を進められるでしょう。
働き方の悩みを整理したい方は、Kaienのリワーク・復職支援もあわせてご検討ください。
なお、Kaienの障害福祉サービスを利用するには、障害福祉サービス受給者証が必要です。
手続きは自治体窓口やKaienの個別相談でサポートを受けられます。
まずは個別無料相談から、お気軽にご相談ください。
Kaienの就労移行支援でITスキルを活かした就職を目指す
場面緘黙があり、話すことに強い不安を感じる方でも、テキストやITスキルを活かした働き方を考えていくことは可能です。
Kaienの就労移行支援では、IT・クリエイティブ分野の職業訓練を通じて、自分に合う仕事の進め方を確認できます。
「話す力だけで評価されない働き方を探したい」という方は、クリエイティブ・IT職能訓練プログラムをご検討ください。
一人で抱え込まず、選択肢を一緒に整理することから始められます。
IT・クリエイティブ系の職業訓練を受けられる
Kaienの「クリエイティブコース」では、Web・IT・デザインなどの専門技術を学べます。
プログラミング、Webデザイン、システム開発、資格取得サポート、ポートフォリオ制作といった実践的なカリキュラムを通じて就職を目指せる点が特徴です。
単なるスキル習得だけでなく、Slackなどのツールを使った報連相や、プロジェクトのゴールに向けて計画的に進める練習もできます。
チャット・タスク管理・成果物提出など、実際の働き方との相性を確認できるため、自分に合った職場環境を見つけやすいでしょう。
話す負担を減らすコミュニケーション方法を練習できる
場面緘黙の方が働くうえでは、話す力を無理に伸ばすのではなく、発話以外の伝え方を整えることが大切です。
話す負担を減らす方法として、メールやチャットの活用、メモや筆談でのやり取りが挙げられます。
クリエイティブコースでは、チャットでの報告・連絡・相談など、口頭以外でのコミュニケーション方法を練習できるでしょう。
また、面接対策では、聞かれそうな質問への回答を事前に書き出すことで、内容を整理しやすくなります。
あらかじめ文章にしておけば、面接にも臨みやすくなるはずです。
特性に合う求人選びや企業との調整を受けられる
Kaienの就労移行支援では、求人選びから応募書類の作成、面接練習、面接同行、就職後の定着支援までサポートを受けられます。
自己理解の支援や100種類以上の職業訓練、SSTなども提供されており、就職準備から入社後の困りごとの相談までつながる点が強みです。
さらに、発達障害・精神障害に理解のある企業と連携し、業務の実態や教育体制を把握したうえで求人を紹介しています。
場面緘黙の方にとっては、応募前から自分の特性や必要な配慮を整理し、口頭でのコミュニケーションの負担が比較的少ない職場を探せるでしょう。
大人の場面緘黙に関するよくあるFAQ
大人の場面緘黙について、仕事や面接に関してよく寄せられる疑問にお答えします。
大人の場面緘黙(かんもく症)とはどのような状態ですか?働きやすい職種は?
場面緘黙とは、話す能力があるにもかかわらず、学校や職場など特定の状況で話せなくなる状態です。
大人の場合は、上司への返事や挨拶、質問、雑談など、職場で発話が必要な場面に困りごとが生じやすい傾向にあります。
働きやすい職種として、ITエンジニア、データ入力、Webクリエイターなど、テキストコミュニケーションが中心になりやすい仕事が挙げられ、Kaienでも多くの就職実績があります。
場面緘黙で面接で話せない場合はどうすればよいですか?
面接で話せない可能性がある場合は、事前に想定質問への回答メモを用意しておくとよいでしょう。
応募書類に「口頭での回答が難しい場面があること」「チャットや筆談で回答できること」を整理して記載すると、面接官に状況を伝えやすくなります。
配慮を相談する際は「筆談なら回答できます」「支援員の同席を希望します」など、コミュニケーションの手段を具体的に伝えましょう。
就労移行支援では、面接対策や企業への伝え方も練習できます。
場面緘黙の方は話す負担を減らす働き方と支援の利用を検討しよう
場面緘黙は、本人の性格や努力不足ではなく、特定の場面で声が出にくくなる状態です。
話す能力があるにもかかわらず、不安や緊張から発話が難しくなる場合があります。
仕事では、上司への報告や面接、会議での発言、雑談などで困りごとが生じやすいでしょう。
メールやチャットを中心としたテキストコミュニケーション、ITスキルを活かした働き方を選ぶことで、話す負担を減らせる可能性があります。
一人で抱え込まず、就労移行支援などの支援を活用しながら、自分に合う就職を目指してみましょう。
Kaienの公式LINEでは、発達障害・精神障害の自立・就職に関する無料イベントや、強み・特性を活かせる求人情報など、お役立ち情報を配信しています。
「何から始めればよいかわからない」という方も、まずは気軽に情報を受け取るところから始めてみてはいかがでしょうか。



