
スケジュール管理をうまくできない場合、その背景には発達障害*の一つである注意欠如多動症(ADHD)や自閉スペクトラム症(ASD)の特性が関係している可能性があります。困りごとを解消するためには、まず原因を正しく理解することが大切です。発達障害の特性についての理解を深めたうえで、スケジュール管理ができない悩みにアプローチしてみましょう。
この記事では、発達障害の方がスケジュール管理を苦手とする理由や注意欠如多動症(ADHD)・自閉スペクトラム症(ASD)の主な特徴、スケジュール管理のコツについて紹介します。利用できる支援機関についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
スケジュール管理ができないのは発達障害が原因?
スケジュールや時間の管理するのが苦手な方は、発達障害とは関係なく一定数存在します。しかし、仕事に支障をきたすほどスケジュール管理が困難な場合は、発達障害の特性が関係している可能性も考えられます。
発達障害の中でも、注意欠如多動症(ADHD)にはスケジュール管理を苦手とする傾向があると言われます。発達障害への理解を深めるために、以下では発達障害の種類と特性について紹介します。
発達障害の種類と特性
発達障害とは、生まれつきの脳機能の発達に偏りがあるため、人との関わり方や日常生活に支障がある障害を言います。発達障害は外見からはわかりにくく、特性も人によってさまざまですが、代表的な種類は次の3つです。それぞれの主な特徴は下記の通りです。
| 発達障害の名称 | 特徴 |
| 注意欠如多動症(ADHD) | 注意力が続かずミスや忘れ物をしやすい(不注意)じっとしていられない(多動・多弁)よく考えずに行動する(衝動性) |
| 自閉スペクトラム症(ASD) | 人の表情や身振りから感情を読んだり、自分の意思を伝えたりするのが苦手特定の事柄に強いこだわりを持つ人よりも、文字や図形、物に関心が強い特定の音や光などに対して感覚が鋭い |
| 限局性学習症(SLD) | 知能の遅れはないものの、読む・書く・計算するなど特定の学習能力に困難さを抱える |
注意欠如多動症(ADHD)の場合、不注意という特性から段取りを組むことが苦手だったり、予定を忘れやすかったりする傾向があります。また、自閉スペクトラム症(ASD)では、こだわりが強いという特性から、急な予定変更などに柔軟に対応できない傾向が見られます。
発達障害について詳しくは、下記の記事も参考にしてみてください。
ADHDやASDの方がスケジュール管理が苦手な理由
発達障害の中でも、注意欠如多動症(ADHD)や自閉スペクトラム症(ASD)のある方は、スケジュール管理を苦手とする傾向があります。主な理由として、以下の5点が挙げられます。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
- 優先順位付けやマルチタスクが苦手
- 1つのことに集中できない
- うっかりミスや抜け漏れが多い
- 思いついたら即行動してしまう
- 過集中により切り替えが難しい
優先順位付けやマルチタスクが苦手
発達障害の方は、中枢性統合や実行機能の弱さが特性としてあらわれる場合があります。
中枢性統合とは物事の全体を俯瞰する能力のことで、この能力が弱いと複数の仕事や予定を同時に把握することが難しくなります。計画を立てて行動する実行機能の弱さも、マルチタスクが苦手な要因の一つです。
また、単純にタスクの処理速度が遅く、複数の仕事をこなすときにどうしても時間がかかる、効率が悪くなるという場合もあります。
1つのことに集中できない
注意欠如多動症(ADHD)の方がスケジュール管理を苦手とすることには、集中力が続かない特性も関係しています。注意欠如多動症(ADHD)には、注意がほかのことに向いてしまう、集中力を持続するのが難しいといった特徴があります。
仕事に集中できなければ、一つひとつのタスクにどうしても時間がかかってしまうでしょう。その結果、スケジュール通りに仕事が進まないことがあるのです。
うっかりミスや抜け漏れが多い
注意欠如多動症(ADHD)の不注意優勢型の方や自閉スペクトラム症(ASD)の方は、うっかりミスや抜け漏れが多い傾向にあります。また、ほかのことに気を取られて、こなさなくてはならないタスクやスケジュールを忘れてしまいがちです。
うっかりミスや抜け漏れの影響で仕事の進みが遅くなったり、そもそもスケジュール自体を忘れてしまったりすることもあるでしょう。その結果、納期に間に合わないなどの失敗につながるケースも珍しくありません。
思いついたら即行動してしまう
注意欠如多動症(ADHD)の衝動性によって、思いつきで行動してしまうこともスケジュール管理が苦手な理由の一つです。注意欠如多動症(ADHD)の方には、決められたスケジュールがあっても、何かほかにやりたいことがあるとそちらを優先してしまうといった行動がよく見られます。
このように、本来のスケジュールから逸脱してしまい、計画的に物事を進められなくなる場合があります。
過集中により切り替えが難しい
注意欠如多動症(ADHD)や自閉スペクトラム症(ASD)の方は、注意散漫とは逆に過集中を起こす場合もあります。寝る前に過集中が起こると睡眠不足になり、遅刻など時間を守れなくなることにもつながるでしょう。また、行動の切り替えが苦手で、二度寝などをしてしまう場合もあります。
過集中によって一つの業務に熱中してしまうことも、スケジュール管理に影響します。特定のタスクに時間をかけすぎた結果、ほかのタスクがおろそかになり、スケジュールどおりに仕事が進まなくなることも少なくありません。
ADHD/ASDの方のスケジュール・時間管理をする方法
マルチタスクが苦手、一つのことに集中できないといった注意欠如多動症(ADHD)や自閉スペクトラム症(ASD)の特性は、スケジュール管理ができない原因となります。特性をカバーする方法を知ることで、スケジュール管理に関する悩みは今よりも軽くなるでしょう。
ここからは、スケジュール管理を上手にこなすコツや対策方法を紹介します。
マルチタスクを避けてシングルタスクに落とし込む
マルチタスクが苦手でスケジュール管理ができないという場合は、マルチタスクとなっている業務を細かく分解して、シングルタスクに落とし込むことをおすすめします。
シングルタスクに落とし込むには、まず現在抱えている仕事をすべて書き出してみましょう。たとえば「メール確認」「企画書の作成」「打ち合わせの準備」など、具体的なシングルタスクに分けて整理します。そのうえで、それぞれのタスクに優先順位を付け、優先度の高いタスクから順に取り組んでいきましょう。
単純な作業の積み重ねなら、マルチタスクが苦手でも一つずつこなしていけます。分解したタスクに締め切り日を設け、計画的にこなしていくとスケジュール管理能力も向上するでしょう。
仕事のスケジュールを上司や同僚へ共有する
タスクを忘れやすかったり、うっかりミスが多かったりする場合には、上司や同僚に相談して、仕事のスケジュールを共有すると良いでしょう。ほかの人にチェックをしてもらうと、予定通りに仕事を進めやすくなります。
また、注意欠如多動症(ADHD)や自閉スペクトラム症(ASD)のある方は、障害者雇用・一般雇用を問わず、職場で合理的配慮を求める権利があります。
合理的配慮とは、障害のある方の人権を守るために、社会生活における障壁を取り除くよう努める対応を指します。障害者差別解消法により、すべての事業者に合理的配慮の提供が義務付けられています。
スケジュール管理のサポートや、無理のない業務遂行などの配慮を職場に求めるなど、無理せず職場の協力を仰ぐようにしましょう。
ToDoリストを活用する
ToDoリストとは、やるべきことを書き出したリストのことです。期日までにこなさなくてはならない仕事をすべて書き出しておけば、忘れてしまう心配はありません。なるべく仕事を細かく分解してリストを作成し、目につくところに貼っておくとよいでしょう。
また、常にリストを確認して終わった作業については線を引き、次に取り組む仕事が明確にわかるようにしておきます。
予定や締め切りを可視化する
提出物などをうっかり忘れてしまうことの多い方は、予定や締め切りを可視化することで失敗を防ぎやすくなります。ふせんや手首などに巻いて利用できるウェアラブルメモなどを活用し、予定や締め切りを可視化して期日を把握しておきましょう。
なお予定や締め切りだけでなく、指示内容などもメモしておく習慣をつけるのがおすすめです。指示を受けたときは覚えられると感じても、時間が経つと忘れてしまう場合があるため、些細なことでもメモを取り、見えるところに貼っておくよう心がけましょう。
アラームやリマインド機能を使う
朝寝坊してしまう、重要な仕事の予定や締め切りを忘れてしまうといった困りごとがある方は、アラームやリマインド機能の活用がおすすめです。
アラーム機能を利用してもなかなか起きられない場合は、手が届かないところに目覚まし時計を置く、光で起こしてくれる目覚まし時計を使うといった方法も試してみてください。仕事の予定や締め切りについては、スマートフォンやパソコンのリマインド機能を使うことでも思い出しやすくなります。
臨機応変に対応できるようバッファーを持つ
バッファー、つまり余裕を持って仕事に取り組むことも大切なポイントです。予定をパンパンに入れてしまうと、予定外の仕事を任せられたときに対応できなくなり、パニックを起こす可能性があります。
企業に勤めていると、突発的な仕事が生じることは珍しくありません。あらかじめゆとりを持ってスケジュールを組んでおけば、予定外の仕事にも臨機応変に対応できるでしょう。
スケジュール管理のスキルを習得する
優先順位付けやスケジュール管理のスキルを習得するために、支援機関に頼る方法もあります。障害のある方をサポートする機関では、就労移行支援や自立訓練(生活訓練)などのサービスを提供しています。
これらの福祉サービスを通してスケジュール管理のスキルを習得すれば、働きやすさは今よりも向上するはずです。将来の選択肢が広がり、新たな一歩を踏み出すことにもつながるでしょう。
ADHD/ASDの方がスケジュール・時間管理をするのにおすすめなツールを紹介
注意欠如多動症(ADHD)や自閉スペクトラム症(ASD)の方が、スケジュール・時間管理をするには、タスクの優先順位を付けたり、スケジュールを共有したりする工夫が必要です。こうした作業も便利なアプリやツールを使うとよりスムーズに行えます。
以下では、スケジュール・時間管理に役立つおすすめツールを紹介します。
- 視覚的に予定を整理しやすい「カレンダーアプリ」
- 優先順位づけが苦手な方に合う「タスク管理ツール」
- 忘れ物・抜け漏れ防止に役立つ「リマインダー・メモツール」
- チームでの連携に役立つ「チャット・共有メモアプリ」
視覚的に予定を整理しやすい「カレンダーアプリ」
「カレンダーアプリ」は、予定を視覚的に整理・把握できる便利なツールです。日・週・月ごとのスケジュールを一覧で確認できるため、時間の使い方を俯瞰して見直すのに役立ちます。
代表的なカレンダーアプリには、「Googleカレンダー」や「TimeTree」などがあります。色分け機能を使えば、業務の種類や優先度に応じて予定を分類でき、何をいつやるべきかが一目で把握しやすくなります。また、共有機能を活用すれば、上司や同僚から、進捗状況の確認などのサポートを受けやすくなるでしょう。
さらに、リマインダー機能を使えば、うっかり忘れを防止できます。アプリによっては、予定を円グラフやタイムライン形式で表示でき、1日の流れを視覚的に把握できます。
優先順位づけが苦手な方に合う「タスク管理ツール」
「タスク管理ツール」とは、タスクを一覧で整理し、優先順位や進捗状況を視覚的に把握するツールです。業務の抜け漏れや納期遅延を防止できます。特に、どの作業から手を付けるべきか迷いがちな方にとっては、優先度を明確にするうえで、大いに役立つでしょう。
代表的なタスク管理ツールには、「Todoist」や「Trello」などがあります。これらは、デジタル上のホワイトボードにふせんを貼るような感覚でタスクを管理できる「カンバン形式」のアプリです。プロジェクトごとに「ボード」を作成し、タスクを書いた「カード」を貼り付けていくと、ボード上にタスクがリストとして視覚的に整理できます。
タスクの優先度については、「重要度」や「緊急度」に応じて色付けができるため、優先すべきタスクが一目でわかります。また、「進行中」「完了」など進捗状況も表示でき、リマインド機能もついているのが一般的です。「今日やること」「今週やること」など、時点ごとにビューを切り替えてタスクを確認できるため、やるべきことがすぐに把握できます。
忘れ物・抜け漏れ防止に役立つ「リマインダー・メモツール」
複雑なスケジュール管理ではなく、ちょっとした忘れ物や抜け漏れの防止には、「リマインダー」や「メモツール」がおすすめです。
メモツールは、忘れてはいけない予定などを手軽に記録しておくのに便利です。パソコンでもスマホでも使えるツールとしては、「Notion」や「Google Keep」などがあります。Notionでは、メモをした内容を見やすく整理できるほか、ツール内でタスク管理やスケジュール管理にも展開可能です。Google Keepは音声入力や手書き入力に対応しており、チェックリスト機能で簡単にToDoリスト化できるため、タスク管理にも役立ちます。
NotionもGoogle Keepもリマインダー機能を備えているため、予定のうっかり忘れを防止できます。そのほか、Googleカレンダーやスマートフォンのカレンダーアプリもシンプルで使いやすいリマインダーとして、おすすめです。
チームでの連携に役立つ「チャット・共有メモアプリ」
「チャット・共有メモアプリ」を使うと、チーム連携がスムーズになり、スケジュール管理にも大いに役立ちます。
たとえば、チャットツールのSlackやLINE WORKSは、グループチャット機能によってリアルタイムでの迅速な情報共有が可能です。職場の担当者や支援員とのやり取りもスムーズで、メッセージ履歴が残るため、安心して情報のキャッチアップができます。
また、これらのツールはチャット機能だけでなくスケジュール管理にも対応しています。SlackではGoogleカレンダーやOutlookと連携し、会議予定やタスクの通知が可能です。
LINE WORKSでは、チャットから直接タスク化できる機能や、カレンダーとの連携機能によって個人やチームの予定を一元管理できます。誰がいつ何をするかをリアルタイムで把握できるため、スケジュール管理がしやすいといえるでしょう。

スケジュール管理ができないと悩む方が利用できるサービス
発達障害の特性からスケジュール管理がうまくできずに悩んでいる方には、Kaienが提供する以下の支援サービスの活用がおすすめです。これらのプログラムでは、スケジュール管理が苦手な背景や特性を理解し、実践的なトレーニングを通じて改善を目指せます。
- 就労移行支援
- 自立訓練(生活訓練)
- リワーク
就労移行支援
就労移行支援とは、発達障害などの障害がある方で、一般企業への就労を目指す方を対象とした障害福祉サービスです。安定して長く働くために必要なスキルや知識の習得を支援するほか、就職活動のサポートや職場定着に向けた支援も行います。
Kaienの就労移行支援では、一人ひとりの特性や希望に合わせた支援プログラムを提供しています。プログラミングやデザインなどのクリエイティブ系スキルに加え、実践的なビジネススキルも習得可能です。スケジュール管理が苦手な方には、「段取り方法」や「優先順位の付け方」などを実践的に学べるプログラムが特に好評です
さらに、ライフスキル講座やスキルアップ講座では、仕事や日常生活で直面する困りごとへの対処法も学べるため、就労だけでなく生活面の安定にもつながります。
就労移行支援について詳しくは、下記の記事も参考にしてください。
関連記事:就労移行支援
自立訓練(生活訓練)
自立訓練(生活訓練)は、障害のある方が自立した生活を送れるよう、日常生活に必要なスキルの維持・向上のための訓練を行う障害福祉サービスです。
Kaienの自立訓練(生活訓練)では、これまでの豊富な支援実績をもとに、自立に必要なスキルを厳選し、実践的なプログラムを提供しています。たとえば、生活リズムの改善、金銭管理の能力の習得、コミュニケーション力やストレス耐性の向上など、生活の基礎力を高めるトレーニングやアドバイスを受けられます。
また、スケジュール管理や片付けについてのプログラムも提供しており、ツールを用いた効果的な時間管理、注意欠如多動症(ADHD)の方でも取り組みやすい片付けの手法などが学べます。
自立訓練(生活訓練)について詳しくは、下記の記事も参考にしてください。
関連記事:自立訓練(生活訓練)サービスについて
リワーク
リワークとは、うつ病や適応障害などのメンタルヘルスの不調で休職している方が、職場復帰を目指すための支援プログラムです。
Kaienでは、前述の就労移行支援や自立訓練(生活訓練)をリワークとして活用できるほか、2025年4月には、新しい復職支援として「こころのリワークセンター」を開所しました。精神科医でYouTuberとしても知られる益田裕介先生監修のもと、精神医学や復職支援の知見を持つ専門スタッフが、サポートを提供しています。
こころのリワークセンターでは、“自分らしく働く”をテーマに自己理解を深める講座や認知行動療法などを通じて、働き方やストレスとの向き合い方を学べます。また、さまざまなスキルアップトレーニングも受講可能です。
スケジュール管理が苦手な方でも、ツールを活用した時間管理や段取りのトレーニングなど、実践的なトレーニングを通じて、課題の解消を目指せます。
Kaienの「こころのリワークセンター」について詳しくは、下記の記事も参考にしてください。
関連記事:新しい復職支援をあなたに! こころのリワークセンター
スケジュール管理ができないと悩む発達障害の方はKaienのサービスの利用を検討してみて
スケジュール管理が苦手な背景には、発達障害の特性が関係している可能性があります。その場合は、まず自分の特性について理解を深めたうえで、それに合った対処法を取り入れるようにしましょう。
無理に一人で解決しようとせず、周囲の協力を得たり、スケジュール管理ツールを活用したりすることで、負担は軽減できます。
さらに、発達障害の特性に応じた根本的な対策を考えたい場合は、Kaienの就労移行支援や自立訓練(生活訓練)、リワークといった支援サービスの活用もおすすめです。段取りや優先順位の付け方など、実践的なスキルを身に付け、スケジュール管理の苦手を克服できるでしょう。
スケジュール管理でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます
監修者コメント
ADHDの当事者でいくつもの当事者本の著者でもある借金玉氏は、スケジュール管理など「当たり前ができない」方々に福音をもたらしています。借金玉氏は、ADHDはそもそも認知様式が「普通の人」とは異なるため、「普通の人を超えた戦略」が必要になります*1。
ADHDの方は日時的なスケジュール管理で苦労する反面、普通の人を超えた戦略をいつも練っているため、新しい領域を広げることに強みを持つ方も多くいます。トム・ハートマンは普通の人は農耕民族(ファーマー)であるのに対し、ADHDのある人は狩猟民族(ハンター)であると例えています*2。
とはいえ、多くのADHD者は自信と自己否定の間を揺れ動いていらっしゃるのではないでしょうか。主治医やスタッフと話しながら、一歩ずつ進んで参りましょう。
*1 借金玉、『発達障害サバイバルガイド 「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47』、ダイヤモンド社
*2 トム・ハートマン、片山奈緒美(訳)、『ADD/ADHDという才能』、ヴォイス

監修:中川 潤(医師)
東京医科歯科大学医学部卒。同大学院修了。博士(医学)。
東京・杉並区に「こころテラス・公園前クリニック」を開設し、中学生から成人まで診療している。
発達障害(ASD、ADHD)の診断・治療・支援に力を入れ、外国出身者の発達障害の診療にも英語で対応している。
社会システムにより精神障害の概念が変わることに興味を持ち、社会学・経済学・宗教史を研究し、診療に実践している。



