
転職を重ねたこれまでのキャリア
関西出身の私は子どもの頃から親との折り合いが悪く、自然と自立心が芽生えていました。社会人になってからは、事務職や販売職、デザイン関連の専門職など様々な仕事を経験しました。出版社では校正業務を長く続けましたが、仕事の進め方や人間関係でつまずくことが多く、長続きする職場は少なかったです。
Kaienとの出会いと学び
結婚を機に東京に転居した3年前、仕事での失敗が続き、自分に障害があるのではと感じ始めました。就労移行支援事業所に通いましたが、支援者や他の利用者との関係が難しく、複数の事業所を転々とする中でKaienの存在を知りました。企業就労を目指し、生活訓練の利用を開始しましたが、通所自体が難しく、体調との兼ね合いを模索しながら取り組むことにしました。
講座では、自分の経験をもとに意見を発信することも多く、他の訓練生の「お姉さん的存在」として親しまれました。一方で、グループワークでは無理をせず、個人ワーク中心に進めることで、無理のない学び方を見つけました。
福祉就労で見つけた自分のペース
当初は企業就労にこだわっていましたが、体調や通所状況を考慮して福祉就労を視野に入れることにしました。相談支援員やKaienのスタッフと何度も話し合い、無理のない環境を選ぶことができました。現在は就労継続支援B型事業所で週5日午前中だけ働いています。事業所からは作業能力を高く評価され、無理のない働き方を提案してもらい、安心してスタートを切ることができました。
次のステップへの挑戦
今後は、週5日フルタイム勤務を目指しています。現在の事業所にはA型事業所も併設されており、そこへの移籍も視野に入れながらPC訓練に励んでいます。Kaienで得た学びや自己理解を活かし、無理のないペースで着実に進んでいくつもりです。
50代にして新しい働き方に挑戦する自分を誇りに思います。これからも、自分の特性に合った環境で長く働き続けられるよう、歩みを止めずに進んでいきます。
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