障害を乗り越えて、新たな一歩を踏み出す

※画像はイメージです。

学生時代の葛藤

私は奈良県で生まれ育ちましたが、学生時代は常に何かに追われているような感覚がありました。特に学業の面では、何をどうすればよいのか分からず、課題を出すことができませんでした。得意だったのは数学だけで、それ以外の科目では、集中力の欠如とともに周りの目が気になりすぎて、自分をうまく表現できませんでした。大学に進学したものの、授業に出ることもできず、最終的には中退。引きこもりが始まりました。家で過ごす日々、外の世界に出ることへの恐怖感は強く、家族との関係もギクシャクすることがありました。

引きこもりからの転機

引きこもり生活を送る中で、少しずつ自分と向き合う時間が増えました。特に大きな転機となったのは、2018年に発達障害の診断を受けたことです。それまで何が自分に合っているのか分からなかった自分が、ようやく自分を理解するための第一歩を踏み出しました。その頃から、ボランティア活動を始め、人との関わりを持つことに前向きになりました。引きこもり生活の中でも、少しずつ自信を取り戻していったのです。

その後、父の転勤で茨城に引っ越すことになり、これをきっかけに新たな環境で自分の未来を考えるようになりました。しかし、転職や就職を考えるとき、自分の特性やこれまでの経験に不安を抱えていました。そんな中で、就労移行支援のサービス「Kaien」を知り、通うことを決意しました。

Kaienでの学びと成長

Kaienに通い始めてからは、まず自分の特性を理解することから始めました。ADHDという特性を持ちながら、過去の自分の行動や考え方を整理し、どこに課題があったのかを見直すことができました。Kaienのスタッフや仲間たちは、私が自分をどう活かしていくかを一緒に考えてくれました。特に印象に残ったのは、仕事をする上で何に気をつけるべきか、どのような環境が自分に適しているかを具体的に話し合ったことです。

また、特性を踏まえた上で、自分の強みや可能性を再認識できたのは大きな収穫でした。これまでの自分を否定することなく、むしろ過去の経験を活かしていくための方法を学べたことは、今の自分にとってとても大きな意味を持っています。

これからの未来へ

Kaienでの学びを通じて、私は一歩ずつ就職活動に向けて準備を進めていきました。最初は自治体から許可をもらってアルバイトをしていたのですが、自分の障害や状況についてオープンにし、就労移行支援を利用していることも伝えました。そうして、最終的には一般枠での就職を目指して、経理の仕事に就くために就職活動を始めました。今では、福祉NPO法人で働きながら、経理の仕事に就職できる日を心待ちにしています。

Kaienでの学びや経験があったからこそ、私は今、自信を持って次のステップを踏み出すことができています。これからも自分の特性を活かしながら、社会に貢献できる仕事をしていきたいと考えています。過去の自分を受け入れ、未来に向けて前進していく。その決意が今、私を支えています。

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