お悩み解決ルームQ&A 福祉制度編

【2025年12月~1月】福祉制度Q&A集

2026.5.9

2026年4月の報酬改定案で、B型事業所などの新規拠点の報酬が引き下げられると聞きました。どう思いますか?

東京都がこれに異議を唱えていますが、既存の質の低い事業所を取り締まるのではなく、新規参入を一律に抑制するようなやり方は本末転倒な面があると感じます。
サービスの質をどう担保し、可視化するかが今後の課題です。


2025年10月から始まった「就労選択支援事業」に、営利法人が多く参入しているのはなぜですか?

本来は中立性が求められる公共性の高い事業ですが、大手の営利法人が参入しているのは、経営体力がある組織が地域インフラを支えるという側面があるのかもしれません。
一方で、この制度が適切にアセスメント機能を果たせるかは、注視していく必要があります。


就労定着支援の担当者と相性が悪く、変更したいのですが可能ですか?

変更可能です。受給者証を発行している自治体や相談支援専門員に相談し、他の事業所を探したい旨を伝えてください。
これまでの経緯を説明する手間はかかりますが、納得のいく支援を受けるために変更を検討するのは一つの正当な手段です。


障害年金の審査で、医師の判定結果を年金機構の職員が勝手に破棄していたというニュースは本当ですか?

共同通信の報道で問題になっています。事務効率化を優先した構造的な問題の可能性があります。
申請側としては、医師としっかり連携し、生活の困難さを正確に書類へ反映してもらうことが、今のところ最大の防衛策です。


B型事業所を2箇所掛け持ちしていますが、A型へステップアップしたいです。ただ、土曜日の通院やリハビリがあり、門前払いされるのが不安です。

A型でも土日休みのところはあります。「全てのA型が土曜出勤」というわけではありません。
また、掲示板の「移行支援の推薦がないと特例子会社は無理」という情報は都市伝説です。広い視野で求人を探してみてください。


2026年現在の障害者雇用の状況はどうなっていますか?

精神障害者の雇用数が急速に伸びており、知的障害者を抜いて第2位になりました。このペースで行けば、数年以内に身体障害者の数も追い抜く可能性があります。
また、2026年7月からは法定雇用率が2.7%に引き上げられるため、企業の採用意欲はさらに高まっていくでしょう。


グループホームの管理者は、知識や経験がなくてもなれるのでしょうか?

実務を統括する「サービス管理責任者(サビ管)」は厳しい要件(研修や実務経験)がありますが、施設の経営的な立場である「管理者」については、サビ管ほどの専門性が求められない場合があります。
そのため、事業所によって支援の質に大きな差が出てしまうのが、現在の福祉制度の構造的な課題の一つです。


支援員が受ける「基礎的研修」の内容はどういうものですか?

労働法、障害福祉の理念、具体的な支援技法など、非常に多岐にわたる内容です。
2026年現在はまだ過渡期ですが、将来的に国家資格化を見据えた動きがあり、支援員の質を底上げするための重要なステップとなっています。


クリエイティブ系のB型事業所が増えていますが、実態が伴っていないところも多いのでは?

デジタルイラストやeスポーツなど、利用者の関心が高い分野で事業所を作る動きは活発ですが、単に「場所を提供するだけ」になり、実際のスキル習得や就労支援に結びついていないケースも散見されます。
支援者が技術と支援の両面をチームでカバーできているかが、良い事業所を見極めるポイントです。


大阪府の「ギャンブル依存症啓発動画」が炎上していますが、どう思いますか?

依存症を「精神論(鬼に勝つ)」で解決しようとする描写は、医学的にも倫理的にも時代錯誤です。
行政側の「若者にキャッチーに伝えたい」という目的と、実際の病態への理解不足が招いた失態と言えます。


身体障害者雇用の現状と未来はどうなるでしょうか?

統計上、精神障害者の雇用が急増しており注目が集まっていますが、身体障害者雇用は引き続き企業からの信頼が高く、「一番人気の枠」として安定し続けるでしょう。
制度が大きく変わることは当面ないと思われます。


クリエイティブ系(デジタルイラスト等)のB型事業所は就労に繋がりますか?

事業所によります。
単に場所を提供しているだけのところも多いですが、技術だけでなく、本人の「できる・できない」を客観的に評価し、現実的な就労支援をしてくれるスタッフがいれば、能力向上に繋がる可能性はあります。


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