自分の特性を活かし、専門職でのキャリアを実現

※画像はイメージです。

子どもの頃から追求し続けた「好き」の世界

幼い頃から、私は何かに没頭することが得意でした。本が好きで、家にある本を片っ端から読み漁る日々。特に天文学に興味があり、天体望遠鏡を使って夜空を観察することが一番の楽しみでした。「どうして星は輝くのか?」「宇宙の果てには何があるのか?」そんな疑問に心を躍らせながら、自分なりの「探求」を続けていました。

しかし、感想文のような自分の気持ちを言葉にするのが難しく、もどかしさを感じることもありました。読書感想文などは特に苦手でした。

大学院での研究と挫折

大学、そして大学院では天文学の研究に没頭しました。好きな分野を深く学べる環境にいることは喜びでもありましたが、課題もありました。研究内容を文章にまとめることや、結果を論文として発表する作業は私にとって大きな壁でした。特に、レポートを書く際には何から始めるべきかわからず、苦労の連続でした。

その結果、研究者としての道を進むことを断念しました。「自分は好きなことも形にできないのかもしれない」と思い悩みながら就職を考えましたが、次に進むべき道が全く見えませんでした。

Kaienで学んだ「働く力」と自分の特性

そんな時に出会ったのが、発達障害に特化した就労移行支援事業所「Kaien」でした。自分のASDという特性を受け入れるためのプログラムが用意されており、ここで初めて自分の「得意」と「苦手」を明確に理解することができました。

たとえば、物事を深く掘り下げる集中力や、データの分析・処理といった分野では高い能力を発揮できることを評価されました。一方で、感想を述べたり曖昧なタスクを処理したりすることが苦手だという点についても具体的な対策を教えてもらいました。研究員の道ではなかったら、ITの分野に進もうと思っていたので、訓練では実際に天気予報のアプリを自力で制作しました。

専門職で実現した安定したキャリア

Kaienでの訓練を経て、私は現在システムエンジニアとして働いています。業務では、明確な仕様書に基づいてプログラムを組んだり、データ分析を行ったりすることが求められますが、これらは私の得意分野です。また、曖昧な指示を受ける場面では、Kaienで学んだ「タスクを分解して取り組む方法」を活用しています。

職場では、同僚や上司と相談しながら仕事を進めることができる環境にあり、少しずつ自信を持って業務に取り組めるようになりました。オープン就労という形で、自分の特性を職場に理解してもらえていることも大きな安心材料です。

これからも、得意分野を伸ばしながら新しいスキルを習得し、自分らしいキャリアを積んでいきたいと思っています。Kaienで学んだ自己理解とスキルは、今の私の土台となり、大きな支えになっています。

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