うつからの再出発。Kaienを通じたリワークへの道のり

※画像はイメージです。

「普通」がつらい。働くことが怖くなった日々

30代に入り、ようやく仕事にも慣れてきたと思っていた頃、私は心の限界に気づきました。大学卒業後に入社した一般企業の事務職。真面目で責任感が強いとよく言われていましたが、裏を返せば「失敗が許せない性格」。仕事の些細なミスを引きずり、上司とのやりとりにも過敏になっていました。

朝になるとベッドから出られない。職場の近くに近づくだけで動悸がする。ついには心療内科で「うつ病」と診断され、休職を選びました。

心の中では「早く元に戻らなきゃ」と焦る気持ちと、「またあの環境に戻れる気がしない」という不安がせめぎ合っていました。そんな中、ある日ネット検索で見つけたのが「Kaien」のリワークプログラムでした。

Kaienとの出会い。「自分を知る」ことからのリスタート

正直、最初は不安しかありませんでした。「就労移行支援」と聞くと、どこか他人事のように感じていたんです。でも、今の自分には支えが必要だと認めることから、再スタートは始まりました。

Kaienのプログラムは、ただ「働く準備」をするだけじゃなく、「自分を知る」「自分を許す」時間でもありました。毎日のプログラムでは、ストレスマネジメントや自分の特性を理解するワーク、そしてグループでのコミュニケーション練習などが行われました。

初めは緊張していた私も、徐々に「ここでは安心して失敗してもいいんだ」と感じられるように。周囲のスタッフさんや、同じような経験を持つ仲間たちの存在が、大きな支えになりました。

少しずつ、確かに変わっていく自分

通所を重ねる中で、自分の中に少しずつ変化が生まれていきました。 一番大きかったのは、「完璧じゃなくてもいい」と思えるようになったこと。「周りと同じように働けないのはダメなことだ」と思い込んでいた私が、今では「私には私のやり方がある」と前向きに捉えられるようになってきたんです。

模擬業務や実習を通じて、自分が得意な作業や苦手な環境も見えてきました。以前は「どうしてみんなできるのに私だけ…」と自分を責めていたけれど、今は「工夫すればきっとできる」と信じられるようになっています。

再出発に向けて、今できることを一歩ずつ

Kaienに通うようになって半年。ようやく「働くこと」を前向きに考えられるようになってきました。 復職か、転職か。これからの進路はまだはっきり決まっていません。でも、「自分に合った働き方がある」という希望を持てるようになっただけで、大きな一歩だと思っています。

再出発には時間がかかるかもしれません。でも今は、その過程を一歩ずつ大事にしたい。あの日、無理に働くことをやめてよかった。そう思える日が、少しずつ増えてきました。

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