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HOME 発達障害とは 大人のASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)

大人のASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)▽主な特徴 ▽診断基準・チェックリスト ▽得意な仕事・職業 ▽仕事での困り感と対処法 ▽就活での注意点

 このページでは大人の自閉症スペクトラム(ASD)・アスペルガー症候群(AS)の診断基準やチェックリスト、仕事での困り感とその対応、適職の見つけ方についてまとめています。なお、子どものASDについては当社の小中高生向け放課後等デイサービス・TEENSのウェブサイトリンク をご覧ください。

【参考】大人の発達障害者向けの職業訓練・就活支援
【参考】発達障害(疑い含む)のある大学生・専門学校生向け”ガクプロ”
【参考】見学/相談/利用希望の方は ”ご利用説明会”へ

この記事でわかる事

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自閉症スペクトラムとアスペルガー症候群の違い

 アスペルガー症候群は2013年まで使われていた診断名です。今では通常自閉症スペクトラムに統合されています。つまりアスペルガー症候群と自閉症スペクトラムはほぼ同じものと考えていただいて構いません。(なお、専門家の間では、「自閉症スペクトラム」ではなく「自閉スペクトラム症」や「自閉スペクトラム障害」と呼ぶ例が増えていますが、Autism Spectrum Disorderの和訳の違いだけであり、本質的な違いではありません。)

 もともと発達障害の歴史は1940年代に「知的障害の伴う自閉症(カナータイプ)」の研究から始まりました。発達障害・自閉症というと知的障害があることが一般的でした。知的障害がないものの自閉症の特徴があるものを「アスペルガー症候群」と広まったのが1980年代。そして2013年に自閉症の概念が大きく広がって、アスペルガー症候群も古典的な自閉症(カナータイプ)も取り込み、「自閉症スペクトラム」に統合されるという過程をたどりました。

 ただし現在も2つの国際的な基準のうち、DSM-5というアメリカ精神医学会の基準では自閉症スペクトラムへ統合されましたが、ICD-10という世界保健機関が発行している基準ではアスペルガー症候群が残っています。実際の現場では自閉症スペクトラムといってもアスペルガー症候群といってもどちらでも通用する言葉となっています。

 なお自閉症スペクトラムの人はADHD(注意欠如多動性障害)の特徴もあることが珍しくありません。日常生活や職場での生きづらさがどちらの特性により起因するか確認することが良いでしょう。

【参考】専門家でも難しいADHDとASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)の違い
【参考】大人のADHD(注意欠如多動性障害)▽主な特徴 ▽診断基準・チェックリスト ▽得意な仕事・職業 ▽仕事での困り感と対処法 ▽就活での注意点

ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)の診断基準・チェックリスト

 自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群の診断基準は、前述のDSM-5とICD-10で規定されています。やや専門的になりますので、ここでは一般的に理解しやすい「3つ組の障害」「心理検査」を解説します。また自分でもできる簡便なチェックリストもご紹介します。

【参考】発達障害チェックリスト

診断を受ける場所

 まず診断が受けられる場所をご紹介しましょう。診断ができるのは医師のみ。つまり病院・クリニックに行かない限り診断は受けられません。臨床心理士などのカウンセラーも”見立て”を伝えることはできますが、確定診断ではありません。また病院・クリニックも大人の場合は「精神科」を受診する必要があるでしょう。「心療内科」は心の状態が身体に影響を及ぼしているものを診る医者ですので、やはり「精神科」を受けることになります。

 ただし精神科の医者だとしてもすべての人が発達障害の診断が出来るわけではありません。また診断に必要となる心理検査ができる体制を整えているクリニックは少ないでしょう。自閉症スペクトラム・発達障害を疑った場合は、各都道府県・政令指定都市に設置されている発達障害者支援センターや各自治体の障害福祉課で発達障害の診断ができる専門医を紹介してもらうことが良いでしょう。

3つ組の障害

 3つ組の障害は現在は診断では使わない基準ですが、自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群を理解するうえで非常にわかりやすいため、ここでもご紹介します。3つ組の障害は「社会性」「コミュニケーション」「こだわり」に分けられます。詳しくは以下の項目で説明しますが、大人の発達障害の場合、社会性はいわゆる空気の読めなさと考えてよいでしょう。コミュニケーションは言葉がなかなか自由に円滑に操れないこと理解できないことと言えます。そして最後にこだわりはマイルールに必要以上にこだわることがあげられそうです。

  1. 社会性 他の人と一緒にいるときに、どのように振る舞うべきかの力です。いわゆる空気が読める力と考えてもよいでしょう。
  2. コミュニケーション力 相手が言っていることを正しく理解する受信の力と、自分の思っていることを相手に伝える発信の力についてです。
  3. こだわり 自分の安心できるルールや環境を強く求める状態です。生活や働く上で支障が出るほどこだわってしまう方が多くいます。想像力が弱い状態ともいえます。

 これらの3つ組の障害は、子どものころから特性が続いてみられることが必要です。それは発達障害は本質的に成長の途中で特徴が大きく増減するのものではなく、ある程度継続して見られるからです。場合によってはご家族・親御様からの情報も含めた生育歴の聞き取りの中で、自閉症スペクトラム・アスペルガーの特徴にどの程度マッチするかが判断されます。

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心理検査・IQ検査

 もう一つがIQ検査です。心理検査という専門家もいますし、知能検査という人もいると思いますが、同じものです。日本では自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群を診断する際には、WAIS-3(ウェイス・スリー)が使われることが非常に多いです。なお子ども向けはWISC-4(ウィスク・フォー)が使われます。

 IQ検査というと一つの数字が出ると思われる方も多いと思いますが、実は様々なテストの総合点(全検査)がIQと言われます。ちょうど国語、数学、英語などの各教科の総合点が通常言われるIQで、実は「下位検査」や「群指数」といわれるような各教科の点数によってIQは構成されています。

 自閉症スペクトラム・アスペルガーではこの下位検査・群指数に凸凹が見られる状態です。違う言い方をすると発達障害ではない人は各教科の点数が大体同じなのですが、発達障害の傾向がある人は項目ごとにかなり差のある検査結果となる特徴があります。

 ちなみに下位検査として言語性、動作性に分かれます。動作性というと運動神経のように思われる方もいますが、非言語の部分と考えると良いかもしれません。また群指数は4つに分けられ言語理解 (VC)、知覚統合(PO)、作動記憶(WM)、処理速度(PS)があります。この群指数の凸凹が自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群の方はかなり特徴的と言えます。

 一般に大人になって発達障害がわかった方は、IQは100前後(90~)であることが多くみられます。言語理解(VC)が高めで、処理速度(PS)は低めの傾向があります。口達者で知識は豊富だけれども、どこかどんくさく不器用というような方はこのような脳内の凸凹が影響していると言えます。幼少期に診断されて自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群と言われた人でも知的に高い人もたくさんいらっしゃいますが、言葉の発達の遅れが原因で診断を3才前後に受けた人には全検査のIQが60~80前後で知的障害も疑われる「ボーダー」である人が多いでしょう。

AQテスト(チェックリスト)

 なお、自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群の簡易検査としてはAQテストと言われるものがあります。ケンブリッジ大学の自閉症研究チームによって作成されたもので、アスペルガー症候群の傾向が高いほど、点数が高くなります。具体的には50の質問に答える形で32点以上で疑いが強くなります。いくつか質問を抜粋します。

  • 同じやり方を何度も繰り返し用いることが好きだ。
  • 何かを想像するとき、映像(イメージ)を簡単に思い浮かべることが出来る。
  • 他のことがぜんぜん気にならなくなる(目に入らなくなる)くらい、何かに没頭してしまうことが良くある。

 このAQテストではもちろん医師による確定診断とはなりません。ただ非常に簡単な自己検査でありながらも、発達障害の専門外来でも今も使われているほど一定程度の信頼がおけるものになっていて、広く普及しています。

ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)の特徴

 診断基準でも触れたように「3つ組の障害」が自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群の典型です。この項目では「3つ組の障害」をより細かく見ていきましょう。ただし発達障害は濃淡が人により違いまったく同じタイプの人は二人といないともいえますし、特徴のすべてが当てはまることも稀といえます。あくまで専門家に診断やアセスメントを依頼しましょう。

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特徴1  言葉の不自由さ

 言語の発達が遅いと小さいころから診断がつきやすい人が多く、心理検査でもIQが低く出やすいと思われます。古典的な自閉症はこのようなタイプと思われます。しかしある程度言葉が出ていても、単語の定義が狭いままだったり解釈が画一的だったりするため字義どおりにとらえやすい場合があります。あるいは書き言葉としゃべり言葉がそれほど分かれていないことが多く、文章で使う単語や表現(文語)をしゃべり言葉でも使い続ける人がいたり、一方でしゃべり言葉のように文章を書いてしまい、かしこまった表現が出来ない場合など、言葉に関しての何らかの不自由さがあるケースが多いようです。

特徴2  他者の視点が入りにくい

 いわゆる空気が読めないというのは、明文化されていない、ルール化されていない、その場の雰囲気を理解するということが難しいことです。これは自分の視点にとどまりやすい発達障害の、特に自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群の傾向が強い人のもっとも難しい特徴ともいえます。

 他者視点が入りにくいというのは、気持ちの面でも自分以外のほかの人の視点を持ちづらい、場合によっては共感がしづらいということにつながってしまいます。決して心が冷たいわけではなく、他者思いでないわけではないですが、かなり意識しないとほかの人の視点で状況や気持ちを考えることができず、自分勝手で不遜な振る舞い、あるいは場にふさわしくない奇異な言動と思われてしまうことがしばしばおこりえます。

特徴3 規則性のあるものが好き

 自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群の特徴が強いと、規則的なものへのこだわりがあるケースが多くなります。例えば、ごく幼いときはおもちゃを延々と一列に並べることからもわかります。この規則性が数の分野で秀でると数学の才能が際立つケースもありますし、プログラミング能力などに活躍の場を見つけるケースもあります。ただしあくまで知的能力や興味関心との”掛け算”で規則性への愛着が出てきますので、すべての人が算数が得意、ITが得意というわけではありません。

 比較的共通に出やすい規則性の例は、鉄道への興味関心が非常に高いということでしょう。一方で、生活面での規則性があまりに強いと生きづらさが強くなるケースもあり、○○しないと寝られない、△△したか何度も確認したがる、など強迫性障害などと重なる恐れもあります。

【参考】大人のアスペルガー症候群 特徴・仕事・職場定着

”自閉”というのは自分から閉じこもるということ?

 徐々に誤解がなくなってきましたが、まだ”自閉”ということを、自分から閉じこもる、引きこもる、自分にしか関心がない、と思っている方がいらっしゃいます。自閉症スペクトラムの自閉は字義通りではありません。

 通常、医師や福祉関係者が”自閉”ということは、「自分目線で考える」ということとなります。違う言い方をしますと、「他人視点で考えにくい」、「周囲の状況を把握しにくい」ということになり、自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群に共通する社会性の弱さとつながります。

 「自分目線で考える」ことは決して引きこもりにはつながりません。好きな鉄道の写真を撮りに外に出っぱなしの人もいるでしょうし、ゲームが好きでいつも同じ友達と一緒に行動する人もいるでしょう。また仕事でも職場のルールを忘れて自分が集中したことにのめり込んでしまう人もいるでしょうし、自分のお気に入りの服を他人がどう思うが毎日来ていく人もいるでしょう。

 もちろん「自分目線」が「自分勝手」につながってしまう恐れが多い上、他人への興味が薄い場合は自室で自分の好きなことに一人打ち込み閉じこもりの傾向になる場合もありますが、”自閉”は決して引きこもりとイコールではありません。

ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)の得意な仕事・職業は?

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 いい意味で周囲を気にしない、こだわりを持って作業してくれるという特性を評価してもらえる職場では実力を発揮できるでしょう。雇用をする企業の側から、ルール通りに働いてくれる、ほかの企業や職場をうらやましいと思うことなく実直に働いてくれるなど、まず真面目で誠実な姿勢にプラス評価を与えるところが多いと思われます。

 また、多くの人が見逃しがちな細かい部分に気づいたり、ほかの人が面倒に思いがちな工程などもしっかりと抜けもれなく行ってくれる特徴を持っている人が多く、作業の工程が決まっている、責任範囲が決まっていると、雇用主や上司・同僚も落ち着いて仕事を任せることができると思われます。

 具体的に自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群の人がはまり役となる可能性の高い職種は以下のようなものとなります。詳しくは以下の各リンクをご参照ください。

  • 経理・財務
  • 法務・情報管理
  • プログラマー・テスター
  • コールセンター
  • テクニカルサポート
  • 電化製品等 販売員
  • CADオペレーター

【参考】発達障害に向く仕事を考える 基本編
【参考】発達障害に向く仕事を考える ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)編
【参考】大人のアスペルガー症候群 就職に必要なコミュニケーション力を磨くには?

ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)の仕事での困り感と対処法

 職場では瞬時に対応する力、臨機応変に答える力、即時応答する力など”動的なコミュニケーション力”が求められます。なかなか思っていること、感じていることが言葉にまとまらず、失敗経験を重ねる場合があります。応用力も苦手なケースが多いです。このため状況に応じて、対応法や言葉を変えないといけない職場や業界、業務内容が要求されるところでは、仕事ができない人、融通が利かない人、として評価がされてしまうことがあるようです。

【参考】大人の発達障害者向けの職業訓練・就活支援

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動的なコミュニケーションは実践練習が重要

 実は学校ではあまり動的なコミュニケーションが求められません。求められるのは職場です。学校では自分のペースで、1対1で、書いたり読んだりするような、ゆっくりとした「静的なコミュニケーション」が多いためです。また静的なコミュニケーションは、本やレクチャーである程度”お勉強”することが可能です。律儀にルール通りに慇懃に、しっかりとしたメールを作成できる自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群の人はたくさんいらっしゃいます。

 しかし残念ながら動きのあるコミュニケーションは”勉強”では学べず実践が必要になります。このため、職場で必要な”動的なコミュニケーション”については、実際の職場に似せたリアルな環境で繰り返し取り組み、仕事にふさわしい対人力を高めるなど、職場に似た環境での一定程度のシミュレーションが必要になるでしょう。

コミュニケーションでは受信がカギ

 また自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群の人とお話をすると、言葉の流暢さに驚くこともしばしばです。しかし自分目線でお話をされることが多く、コミュニケーションの胆である受信を置き去りにされている人にも多く出会います。発達障害の方に共通しますが、受信をいかに適切に行えるかが、生活面でも、職場でも必要になってきます。

 では受信力を高めるにはどのようにしたらよいのでしょうか?まずは言葉の定義が人によって違う事に気付くとよいでしょう。多くの自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群の人は言葉の定義が狭く、また自分の定義で相手も同じことを考えてしまっていると思いがちです。例えば「すぐに片付けておいて」という”すぐ”が相手は10分後までを指していたが、自分は10秒後には片づけ終わらないといけないと思うなど、微妙なずれが日常的に発生しています。まずは言葉の定義が人と違うのだという理解が必要になります。

 次に必要なのは復唱です。指示や注文を受けた場合、相手の意図とあっているか確認する作業を復唱と言います。自分が取り違えている場合もありますし、発達障害の人に起こりがちな思い込みや抜け漏れの防止にもつながります。ごくごく単純な対策に思われるかもしれませんが、基本的な対策をしっかりとすることが職場の定着につながる第一歩となります。

障害をオープンにするか?

 職場で診断をオープンにすることで働きやすさを変えようという相談をしばしば受けます。当社としては自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群の場合は、積極的にオープンにするのはできるだけ避けたほうが良いと考えています。まだまだ偏見がありますし、空気が読みにくい、こだわりがある、受信がずれるというのは特に一般枠のスピード感や質が求められる現場では配慮がしにくい要素となります。

 障害をオープンにする場合は、今現在仕事で特に問題がなく、診断を伝えても自分が必要とされていることに変わりがない場合。また大企業で労働組合など権利を擁護する環境が整っている場合などです。いずれにせよ、すぐに上司や人事に伝えるのではなく、職場の信頼できる同僚などにまずは相談してみるとよいでしょう。

 なお、もちろん障害者枠で働く場合は別です。人事はもちろん職場の多くの人が診断や特徴に配慮して接してくれることになるでしょう。

ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)の就職・転職活動での注意点

 自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群の人は特に初対面での会話に苦手意識を持つ人が多く、面接で失敗経験を重ねがちです。またそもそも想像力が弱い特性もあるため、求人票や採用情報から自分に合った企業を見つけ出すこと自体が苦手なケースもあります。

【参考】発達障害の特性にあう仕事開拓

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転職エージェントや支援者を頼る

 自分で一から企業を選定することは、発達障害の人にとっては苦手なことが多いでしょう。やみくもに受けて結局内定が得られず疲れだけが残ってしまったり、複数のこだわりの条件を考えるとどこも受けることが出来なかったりという状態に陥りがちです。そもそも就活・転職活動は誰にとっても時間が足りず、ストレスもたまるもの。自分の特徴を理解し、フィットした企業を探してくれる転職エージェントや支援者を頼ることが良いでしょう。

面接は準備が重要

 就職活動でも自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群の特性があると、自然なやり取りが難しく、準備した内容以上に話を膨らませることが難しかったり、予想外の質問に必要以上に焦って答えてしまったりが起こりえます。この特徴は大きくは変えられないのが実際です。このため事前に「予想外をいかに想定内に出来るか」がポイントです。様々なケースを想定し、一つ一つのケースに対応できるように着実な成長を促すようにしています。対応力が上がるためには数か月の練習が必要とされる場合が多いようです。

ここでも受信に注意

 なお面接は一方的に自分の事を話す場、自分の発信力が試されている場と勘違いしている方は多いように思います。面接は発表の場ではなくお互いに会話をする場です。自分が話すだけではなく、相手が質問をする時間や職場の話をする時間を意識的に取るようにしましょう。特に相手が話そうとするタイミングでは、口を動かしたり、相槌が多くなったり、目線を変えたりするサインがありますので、見落とさないようにしましょう。

ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群) ポイントまとめ

 以前(2013年まで)はアスペルガー症候群という診断名が最も多かったものの、診断基準・診断名の変更で現在では自閉症スペクトラムと呼ばれるようになっています。ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)は男性に多く、当社のデータでは80%程度は男性となっています。診断は40年ほど前(1974年)は米国の子どもで2500人に一人と言われていましたが、今は30倍以上の68人に一人と言われています。いわゆる空気が読めない、他人の気持ちがわからないなど、自分中心にみられる言動や他者視点が入りにくいという特徴がみられ、「3つ組の障害」と言われています。ただしそれらの障害は、細部や差異によく気付く、公平・平等の精神が強い、ルール通り・律儀である、など仕事に活かしやすい一面があるともいえますので、職場や職種次第で実力を発揮できるでしょう。

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