Kaienで見つけた自分の強みと道のり。専門職に就くまでの私の成長体験

Kaienを選んだきっかけと障害を受容するまでの過程

私は、東工大を目指して一浪したものの、最終的には有名私大に進学しました。大学時代には、大学院進学を目指していましたが、卒業研究で躓いてしまいました。学生相談室の勧めで大学病院を受診したところ、ASD（自閉スペクトラム症）とADHD（注意欠如多動症）の診断を受けました。この時、初めて自分の特性を知り、障害を受容することの難しさを実感しました。卒業研究は何とか終わらせたものの、大学院進学を断念。卒業後は半年間ひきこもりがちになり、将来に対する不安が大きかったです。そんな時、主治医からKaienの利用を勧められ、少しずつ前向きに動き始めました。

Kaienでの学びと成長

Kaienでは、私の特性を理解したうえでのサポートを受け、少しずつ自分を取り戻していきました。特に「営業ゲーム」にハマり、そこで学んだ戦略的思考が大きな成長に繋がりました。将棋や頭脳派の趣味を活かし、リーダーとしてチームをまとめながら戦略を練り、最終的には拠点横断の競争で優勝しました。これは自信となり、実際の就職活動にも良い影響を与えました。

しかし、調子が良い時と悪い時の波が激しく、うまくいかないとすぐに落ち込んでしまうことがありました。就職活動では一般枠での応募を試みたものの、結果は不調。1か月ほど連絡が取れなくなり、再度気持ちを立て直すのに時間がかかりました。しかし、スタッフや講師の励まし、そして個別対応を受けて、再度障害枠での就活を始めることができました。Kaienでの支援を受けながら、少しずつ自信を取り戻し、最終的には自分に合った仕事を見つけることができました。

専門職に就くまでの道のり

現在は、クリエイティブ関連の専門職として働いています。これまでの経験から、完全在宅勤務を希望し、業務効率化を担当しています。定職に就くことで安定した生活が得られ、充実感を感じるようになりました。Kaienでの支援がなければ、就職に至るまでの道のりはもっと長く、辛いものだったかもしれません。特に、障害を受け入れる過程でのサポートは非常に大きな意味がありました。今後の目標は、正社員登用を目指し、さらに成長することです。

今後の目標と展望

今後は、完全在宅勤務を維持しつつ、業務の効率化に努める予定です。また、正社員登用を目指して、専門職としてのキャリアを積んでいきたいと思います。Kaienで学んだことは、ただの就職活動にとどまらず、自分を理解し、特性を活かす方法を見つけることでした。今後も自分の特性を活かして、さらに成長できるよう、努力を続けていきます。