※画像はイメージです。

子ども時代と思春期の自分

私は子どもの頃から、他の人とあまり関わらず、独語が多いタイプでした。目を見て話すことが難しく、周りの人々との「対話」はほとんどありませんでした。小さな頃から鉄道が大好きで、今の時刻表と過去の時刻表を見比べるのが日課でした。趣味に関しては、同じ趣味を持つ人と話すことはできましたが、基本的には自分が好きなことを一方的に話すだけで、相手に対する関心が薄かったように思います。

学校生活では、特別な支援がなかったものの、親や教員のサポートでどうにか乗り越えることができました。卒業論文もほとんど教員が書いてくれたようなものです。その時点では、困り感を自覚していなかったことが今思えば不思議でなりません。

Kaienとの出会い

大人になってから、アルバイトをしてみましたが、挨拶ができなかったり、不衛生行動を繰り返したりして、1日でクビになることもありました。就活の仕方も全くわからず、どうしたら良いのか悩んでいた時、親から「Kaien」の存在を聞き、相談をしたのがきっかけで通所を始めました。

Kaienでは、私のような状態に合った支援をしてくれることを知り、少しずつ安心感を持ちながら訓練に取り組み始めました。最初は、挨拶や「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」をきちんと行う訓練が中心でしたが、これは職場でも公共の場でも必須のスキルで、私にとっては大きな学びとなりました。最初はうまくいかず、何度も失敗を重ねましたが、その都度指摘を受けて改善していくことで、徐々に適切な振る舞いを身につけることができました。

新たな気づきと成長

Kaienでは、単なる訓練だけでなく、実践的な体験を通じて自己を変える力を育むことができました。特に、私にとっての最大の課題だった不衛生行動を改善するためには、時間と目標を明確に設定した実習が有効でした。例えば、「何時から何時まで特定の業務を指定の目標まで行う」という訓練では、目標に集中して取り組むことで不衛生行動を減らすことができました。

また、PCを使ったデータ入力の訓練も行い、私が得意とする分野が見つかりました。もともと物事に対して集中するのは得意だったので、PC業務では抜け漏れなく高い精度で作業を進めることができました。この発見は、私にとって大きな自信となり、事務系職に適性があることを確認できました。

そして、どんな小さなことでも、予定変更があればパニックになりがちな私にとって、「何か分からなければ、とりあえず近くにいる大人に尋ねる」という習慣をつけることで、遅刻や休みをほとんどなくすことができました。これもKaienでの学びが大きな要因です。

現在の仕事と今後の目標

Kaienでの支援を受けて、私は今、病院の事務職でデータ入力業務に従事しています。アルバイトでクビになった過去が嘘のように、元気に仕事をしています。職場で購入するお弁当を選ぶことに楽しみを見つけ、毎日充実した日々を送っています。以前のように遅刻や不衛生行動が出ることもなく、仕事を進めるうえで自分に自信を持つことができています。

今後の目標は、さらに成長し、仕事を続けながらも新しい挑戦をしていくことです。無理なく仕事を進め、将来的にはもっと多くのことに挑戦して、さらなる自己成長を目指していきたいと考えています。Kaienを通じて見つけた自分の強みを大切にし、今後も自分のペースで社会に溶け込んでいけたらと思います。

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