
高校・大学時代に感じた「自信のなさ」
中学時代までは特に大きな問題もなく、友達と楽しく過ごしていました。部活もバスケ部に所属し、仲間との時間を楽しんでいた記憶があります。しかし、高校に進学すると新しい環境で少し孤立しがちになりました。高校生活での活動は特になく、大学に進学しても、日々の授業や単位取得に必死でした。就職活動の時期になると、どうしても勇気が出ず、応募することもためらってしまい、そのまま卒業を迎えました。
就労移行支援との出会い
卒業後、親や支援機関からの勧めもあり、就労移行支援を利用することにしました。Kaienでは、私のような未経験者でも働く力を身に着けられるプログラムが充実していました。最初は「働けるのか」「自分に合った仕事があるのか」といった不安ばかりでしたが、支援員の方々が丁寧に指導してくれたおかげで、徐々に前向きに取り組むことができるようになりました。
「型」を学び、働く自信を得る
職業訓練では、報連相やメモ取りといったビジネススキルを基礎から学びました。特に、「端的に話す」スキルを身に着けるための訓練は大変役立ちました。繰り返し「型」を練習することで、徐々に自然と身についていくのを感じました。さらに、企業での体験実習にも挑戦しました。そこでの実習を通じて、特性を理解しつつパフォーマンスを発揮することの大切さに気づきました。この経験がきっかけで障害者手帳を取得し、特性を伝えながら働くことに向き合えるようになりました。
就職後の成長と新たな挑戦
現在、体験実習で訪れた企業の同グループ内で事務職に従事しています。未経験からのスタートでしたが、これまでの訓練で身に着けたスキルが大いに役立っています。周囲からの評価も高まり、先輩社員として見学者対応を任される機会が増えました。また、企業全体の採用方針にまで貢献できたことに驚きと嬉しさを感じています。未経験者にも将来性を見込んで採用する方針に変わったことは、自分自身の努力の成果でもあると感じています。今後もスキルアップを図り、さらに職場での役割を広げていきたいと考えています。
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