英語を武器に！Kaienで見つけた新しい自分

理詰めの正しさと、周囲とのずれ

子どもの頃から、本を読んだり勉強したりするのが好きでした。学校でも優等生で、注意されることはほとんどなく、自分のペースで快適に過ごしていました。しかし、大人になって働き始めてから、職場の暗黙のルールや雰囲気を掴むのが苦手だと気づきました。

「普通にやっているつもりなのに浮いてしまう」――そんな経験が何度もありました。特に、上司や社長に理詰めで意見を伝えた結果、「辞めてほしい」と言われたこともあります。イギリスで働いていた時の方が、日本よりも気楽に過ごせたのは、その違いが大きかったのかもしれません。

Kaienで学んだ「伝え方」と「自分の強み」

Kaienを訪れた理由は、自分のコミュニケーション方法を見直すためでした。どうすれば相手に伝わりやすい言葉を使えるのか、どんな環境で自分が力を発揮できるのか、一緒に考えたかったのです。

訓練では、自分の理解力の高さを活かしながら、週替わりでコミュニケーション課題に取り組みました。また、個人ワークでクリエイティブ系スキル（例えばPythonなど）を磨きながら、講師に相談することで自信を深めました。そしてキャリアカウンセリングでは、相談力を高めるために必要な配慮を整理しました。このプロセスが、職場での円滑な人間関係を築く土台になりました。

外資系企業で活躍する現在

Kaienの利用期間を終え、現在は外資系企業でフルタイム、フルリモートの環境で働いています。最初は翻訳業務が中心でしたが、英語力を活かして、今ではアジア圏を含む多国籍の人々と関わるプロジェクトにも参加しています。さらに、興味のあったダイバーシティ関連の仕事にも取り組んでおり、日々新しい挑戦を続けています。

自分自身を見つめ直す時間

Kaienでの経験は、ただ働くためのスキルを身につけるだけでなく、自分自身を見つめ直す時間でもありました。「話しても伝わらない」「受け止めてもらえない」といった過去の経験が多かった私にとって、スタッフが私の背景や考え方を受け止めてくれたことが何よりも心強かったです。

これからも、自分の強みである理詰めの考え方や英語力を活かしつつ、多様性を大切にした働き方を追求していきます。Kaienで得た学びが、私を新しいステージへと導いてくれました。