「本当の自立」は想像より楽だった

※画像はイメージです。

不登校と苦しい学生時代

私は子どもの頃から、物事の原理や仕組みに興味を持つ性格でした。小学生の頃、授業中に多くの質問をすることで先生に「質問は制限するように」と言われ、周りからも変わった子と見られることが多かったです。

中学時代はさらに辛い時期でした。いじめに遭い、言葉を発するのが難しくなる場面緘黙の状態に陥りました。結果、不登校となり、高校も通信制サポート校に通いました。専門学校に進学しましたが、コロナ禍での自宅待機が終わり対面授業が再開されると、通学が難しくなり、卒業を目前に中退しました。

自立訓練(生活訓練)との出会いと新しい生活

専門学校を辞めた直後、母ががんを患い、私は自立する必要に迫られました。その際に母が見つけてくれたのが、Kaienの自立訓練(生活訓練)でした。初めは不安でいっぱいでしたが、支援者の方が丁寧に私の話を聞いてくれたことで、少しずつ事業所の空間に馴染むことができました。

Kaienでは、まず信頼できるクリニックを紹介してもらい、通院を始めました。また、母との関係が険悪になった時期もあったのですが、その際にはグループホームを探す支援を受け、新しい環境での生活がスタートしました。これらの支援を通じて、心の安定を取り戻すことができました。

初めての職場で感じたやりがい

Kaienでの訓練を重ねた後、支援者のアドバイスを受けながら就職活動を行い、軽作業を行う契約社員として採用されました。現在はコーヒー豆の選別や封入作業を担当しています。この仕事では、地道で丁寧な作業が求められますが、自分のペースで進めることができるので、無理なく取り組めています。

初めての職場で、上司や同僚とのコミュニケーションに戸惑うこともありました。しかし、職場の支援者に相談することで少しずつ乗り越えられるようになりました。自分が誰かに頼ることを恐れずに、困ったときに相談できるように変われたのは大きな成長だと感じています。

本当の意味の「自立」を知る

Kaienを利用したことで、私は「自立」とは一人で何でもこなすことではなく、頼れる場所や人を持つことだと学びました。でもこの様々に頼る状態が本当の「自立」ということもあるそうです。実際、グループホーム、通院先、職場の支援者といった複数の相談先があることで、自分らしく生活し、働ける環境を作ることができています。

これからも、軽作業の仕事を続けながら自分のスキルを伸ばし、より安定した生活を目指していきたいと思っています。Kaienで得た経験は、私にとって自立の第一歩であり、未来への大切な土台となりました。

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