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不登校から始まった自己理解の旅

私の子ども時代は、他の子どもたちとは少し違いました。自閉症の特性が強く、特に書字に障害があったため、学校での学習はとても大変でした。ご両親は私のために早い段階から個別指導療育や医療機関に繋げてくれましたが、それでも初めてのことには時間がかかり、怖がりでうまく対応できないことが多かったです。

中学時代には、男子校に進学しましたが、書字障害を配慮してもらえず、いじめにあったこともあり、次第に学校に行くのが辛くなり、不登校になってしまいました。高校では通信制高校に転校し、ティーンズで自己理解を深めると共に、いくつかのお仕事体験を通じて、自分に合う働き方を模索しました。大学に進学したものの、就職活動がうまくいかず、生活訓練のためにKaienに通うことになりました。

不安を減らす練習を実践

Kaienに通い始めてから、私は「自分で決める」「自分の考えを伝える」ことを学びました。最初は不安が強く、何事にも自信を持てませんでしたが、生活訓練や就労移行支援を通じて、少しずつ自分の強みを理解することができました。例えば、外では過剰に適応し、疲れ切って家で母に八つ当たりすることがありましたが、Kaienでは「疲れている」「カフェで息抜きしたい」と言葉で伝えられるようになり、自己解決力が養われました。

また、ティーンズでのお仕事体験やガクプロでの「しゃべり場」、生活訓練での報告の練習など、過去に経験したことを次々と結びつけ、実際にできることが増えていきました。自分ができること、経験してきたことが、次にできる自信に変わり、最終的に実習から内定を得て、就職へと繋がりました。

自己理解の深化が作る安定した環境

現在、私は公務員として障害者雇用枠で働いており、3年目を迎えています。週4日勤務を選んだことで、自分のペースで無理なく働ける環境が整い、働き続けることができています。Kaienで自己理解を深め、自分に合った時間や業務内容を選べるようになったことが、就職の継続に大きく貢献しました。

仕事はオフィス内での軽作業が中心で、落ち着いて仕事に集中できる環境が整っており、私にとって理想的な働き方です。過剰なストレスを避け、必要なときには自分のペースで休息を取りながら、職場での役割を果たしています。

独立と自立に向けた準備を

現在は両親と同居して生活を支えてもらっていますが、一人暮らしを目指しています。そのために、短期入所や共同生活援助の準備を進めており、支援機関と一緒に生活面での自立に向けた計画を立てています。これからも少しずつ自立を目指し、自分のペースで生活を整えながら、働き続けていきたいと考えています。

Kaienで得た自己理解と、私に合った環境で働く力は、今後の人生においても大きな支えとなるでしょう。

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