自分のペースでできる仕事を発見。Kaienでの挑戦と成長

自分の特性に気づいた幼少期

私の子ども時代は、絵を描くことが大好きで、細かい作業が得意でした。4歳の時に広汎性発達障害と診断され、こだわりが強いことや、朝の時間管理が苦手なことが課題でした。特に学生時代は、1限の授業に遅刻してしまうことが多く、そのために周囲と上手く関わるのが難しいと感じることがありました。それでも、サークルで海外の子どもたちへの物品支援をするなど、少しずつ社会貢献をしていくことに喜びを感じていました。

Kaienを通じて見つけた自分の強み

Kaienに通うようになったきっかけは、将来的に就職を考えて、社会生活を送るための力をつけるためでした。最初は、どんな仕事が自分に合うのか不安でしたが、徐々に自分の特性を理解し、強みを活かす方法がわかってきました。例えば、オフィスグリコの検品作業に立候補し、決まった時間に作業を行うというルーチンワークを通して、自分の仕事への責任感が高まったことが実感できました。目的が明確であると、集中して取り組むことができ、遅刻せずに仕事を終わらせることができました。

時間管理と目標達成の経験

Kaienでの訓練を通じて、自分の苦手だった時間管理にも取り組むことができました。特に、「時間管理のプロジェクト」に取り組んだことが大きな成長につながりました。プロジェクトでは、1ヶ月間、遅刻をせずに皆勤を達成するという目標を設定しました。その結果、無事に達成することができ、皆勤賞をもらったときの達成感は今でも忘れません。この経験が自分の自信を大きく高め、仕事に対する姿勢が変わりました。

就職に向けた最終段階

現在、私はKaienの就労移行支援を利用中で、来月からは実際の仕事を始めることが決まりました。4月からの就業に向けて、準備は着実に進んでおり、内定もいただいています。これからは、社会での仕事を通じて更に自分を成長させていきたいと思っています。Kaienで学んだことを活かし、自分のペースで無理なく仕事をこなしていけるよう、努力を重ねていきます。

私にとってKaienでの経験は、単に就職に向けた準備だけでなく、自分の強みを見つけ、改善すべき点を理解していく貴重な時間でした。今後の目標は、これまでの経験を活かし、社会で安定して働きながら成長していくことです。