
忙しさの中で見えなくなった自分
子どもの頃は活発で、学校を休むことはほとんどありませんでした。しかし、忘れ物が多く、母の助けを借りていました。大人になってからは、グループ行動や人間関係の維持に苦手意識を抱くように。訪問介護職員として働いていた時期には、新人育成や書類業務を引き受けすぎてしまい、心身の不調を招きました。このままでは続けられないと感じたとき、通院先のクリニックからKaienを紹介されました。
Kaienで始まったリスタート
Kaienに通い始めた頃は、シンプルな体力づくりからスタート。通所の合間にジムを利用し、身体を動かす習慣をつけました。週5日安定して通えるようになった頃には、ADHDの衝動性や自分の特性をポジティブに捉えるため、オリジナルの「かるた」を作成。Kaienの支援者との面談では、働きすぎず、自分を守る方法を考える機会を多く持ちました。
復帰への道と新しい働き方
半年間の生活訓練を通じて元の職場に復帰。現在は時短社員として、上司と相談しながら希望の仕事をしています。「復帰するだけ」ではなく、その先も長く働けるように、生活と仕事のバランスを取ることを目標にしました。職場では、適切な業務量を調整しながら、自分のペースで仕事ができる環境を手に入れることができました。
これからの目標
Kaienで学んだ「頑張りすぎない」を意識しながら、今後も自分らしい働き方を追求していきたいと思います。支援者や上司、同僚のサポートを受けながら、これからも一歩ずつ前進していくつもりです。
Kaienでの経験は、ただ働き方を変えるだけでなく、自分を大切にするという価値観を教えてくれました。この学びを活かして、さらに安心できる未来を築いていきたいと考えています。
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