【事例付】大人のADHDとは?特性や診断基準・対処法や仕事の選び方まで解説

公開: 2010.12.13更新: 2026.5.7

「忘れ物やミスが多い」「仕事の優先順位が付けにくい」などの悩みから、大人のADHDかもしれないと感じている方もいるかもしれません。ADHDは子どもだけのものではなく、大人になって仕事や生活の負担が増えるなかで困りごとが目立ち、初めて気づく場合もあります。

この記事では、発達障害のある方への支援実績が豊富なKaienが、大人のADHDの特徴、診断基準や原因、治療方法、自分でできる対策、仕事の選び方や配慮の受け方、支援機関の活用方法まで、順を追って解説します。

ADHDの特性は、工夫や周囲の理解、適切な支援によって扱いやすくなり、強みとして活かせる場合もあります。特性を理解する参考として、ぜひご一読ください。

目次

大人のADHDとは

ADHD(注意欠如・多動症)とは、脳の働き方の違いが背景にある「不注意」(気が散りやすい・忘れやすい状態)、「多動性」(落ち着かずじっとしているのが苦手な状態)、「衝動性」(よく考える前に言動に移しやすい状態)を主な特徴とする発達障害です。これらの特性は大人のADHDでも共通ですが、多動性が外から見えにくくなり、相対的に不注意が目立ちやすくなる傾向があります。

もう一つの傾向として、就職や結婚、家事、育児などをきっかけに困りごとが大きくなったり、ADHDに気づいたりする点が挙げられます。大人になって発症するのではなく、社会生活が複雑になるなかで、もともとの特性が目立ちやすくなるのです。

大人のADHDの困りごとは、適切な治療や特性に合ったやり方を身につけることで減らしていけます。実際、Kaienの利用者のなかには、負担を減らして自分らしい働き方ができるようになった方が多くいます。

Kaienでは支援の現場から発達障害の情報を発信していますので、お気軽にご登録ください。

大人のADHDは子どものADHDとどう違う?

子どものADHDは外から見て分かりやすい多動性や衝動性が目立ちやすいのに対し、大人のADHDは不注意や内面的な落ち着かなさとして表れやすい傾向があります。

大人のADHD子どものADHD
目立つ特性不注意多動性
具体例・物忘れが多い・段取りよく進めにくい・注意がそれやすい・ほかのことを考えてしまう・脳内が忙しいように感じて落ち着かない・落ち着きがない・動き回る・席を離れる・順番を待てない・思いついたまま行動しやすい

大人のADHDの方は、外から見て目立つ多動が減るため、問題なく働けているように見える場合もあります。しかし、不注意によるミスや不安などから、うつ病や適応障害といった不調につながり、それをきっかけにADHDに気づく方もいます。

もちろん個人差は大きく、環境によっても表れ方は変わるため、上記の表はあくまで参考としてご覧ください。

大人のADHDは3タイプに分けられる

ADHDは、不注意優勢型、多動・衝動性優勢型、混合型の3タイプに分けて考えると、特性の出方を整理しやすくなります。

タイプ特徴困りごとの例
不注意優勢型気が散りやすく、抜け漏れや忘れやすさが出やすい型物忘れ、段取りのしづらさ、時間管理の難しさ
多動・衝動性優勢型落ち着かなさや、考える前に動いてしまう傾向が強い型会話の割り込み、衝動買い、感情的な反応
混合型不注意と多動・衝動性の両方が目立つ型不注意と多動・衝動性の両方の困りごと

前述したように、大人のADHDは不注意が目立ちやすいですが、もともとのタイプまで不注意優勢型とは限らない点に注意が必要です。

大人のADHD全体では、混合型が約60%、不注意優勢型が約30%、多動・衝動性優勢型が約10%前後を占めるとする研究報告もあります。

大人のADHDの特徴と診断基準

ここでは、「大人のADHDかもしれない」と感じている方に向けて、大人のADHDの特徴と診断基準を紹介します。ただし、大人のADHDを自己判断するのは難しいため、参考にとどめ、詳しくは医療機関や支援機関に相談してください。

大人のADHDでよく見られる特徴

大人のADHDは、以下のような、不注意に関する困りごとが中心となりやすい傾向があります。

特性の現れ方具体例
忘れやすさ・仕事の書類や家の鍵をよくなくす・忘れ物が多い
抜け漏れ・メールの添付忘れ・請求書の入力漏れ
集中を保ちにくい・会議中に話が頭に入りにくい・家事の途中で別の作業に気を取られて手が止まる
情報を整理しにくい・複数のタスクがあると何から手を付ければよいか分からない・優先順位を決められない
時間の管理が苦手・提出物や家の用事を後回しにして、直前で慌てやすい・締め切りや納期に間に合わない

ほかにも、「会議で思いついた内容をすぐ口にしてしまう」「感情的に子どもを叱ってしまう」といった、多動性や衝動性に関わる困りごとが出る方もいます。

大人のADHDの診断基準

ADHDの診断では、アメリカ精神医学会が作成した診断の手引きであるDSM-5-TRなどの診断基準が用いられます。

【診断で確認される主なポイント】

  • 不注意や多動・衝動性の特徴が、年齢相応の範囲を超えて続いているか
  • 12歳以前から傾向がみられたか
  • 家庭、学校、職場など複数の場面で困りごとが出ているか
  • 特性によって、生活や仕事に支障が出ているか
  • ほかの病気だけでは説明しきれないか

DSM-5-TRの考え方は、子どもも大人(17歳以上)も基本的に同じですが、大人では症状の現れ方が少し異なるため、一部の基準が調整されています。

診断はチェックリストだけでなく、問診や必要に応じた心理検査も踏まえて総合的に判断されます。自己診断は難しいため、まずは医療機関を受診してみてください。

大人のADHDの原因

大人のADHDの背景には、生まれつきの脳機能の偏りがあると考えられています。

この偏りには、ドーパミンやノルアドレナリンといった神経伝達物質が関係していると考えられています。これらは、集中する、やるべき順番を整理する、行動を制御するといった働きに関わるため、その働きに偏りがあると、不注意や多動・衝動性として表れやすくなります。

ADHDは、ご本人の努力や育て方の問題ではありません。自分や家族を責めるのではなく、特性に合った対応を考えていくことが大切です。

大人のADHDのタイプ別「職場あるある」エピソード紹介

大人のADHDの特徴を知って、「もしかしたら自分のことかも」などと思った方もいるでしょう。ここでは、大人のADHDの方が職場でどのような困りごとに直面しやすいのか、Kaienを利用した方の経験談を交えて紹介します。

実例を知ると、大人のADHDについて、より具体的に理解しやすくなるでしょう。

作業の優先順位付けやマルチタスクが苦手なTさんのケース

Tさんは、優先順位付けや急な業務への対応を苦手としていました。特に、緊急性の高い仕事が入るとそちらに気を取られ、もともと進めるはずだった作業が後回しになったり、抜けたりしやすかったそうです。

さらに、仕事がうまくいかない原因が、障害によるものなのか、自分の怠けや至らなさなのか分からなくなっていたといいます。自分のADHD傾向への理解もまだ十分ではなく、不安神経症の併発もあって、体調が悪化する悪循環に陥ってしまいました。

Tさんは、「障害についてきちんと理解したい」「PCスキルなどを身につけて、今度こそ長く働ける職場に就きたい」と考え、離職を決断。Kaienの就労移行支援を活用して自己理解やスキル習得を重ねた結果、事務職としての再就職を実現しました。

スケジュール管理や持ち物の管理が苦手なOさんのケース

Oさんが仕事で苦手としていたのは、時間やスケジュール、持ち物の管理です。前職では花屋の店長や飲食店で働いていましたが、成果が強く求められる環境のなか、管理の抜け漏れを気合いで補い続けるような働き方をしていたといいます。

花屋で約1年、その後は飲食店でも1年弱働きましたが、白黒思考や完璧主義の強さも重なり、無理を重ねる働き方に限界を感じて離職。特例子会社や障害者枠での就職も視野に入れ、Kaienの就労移行支援で転職活動を始めました。

就職活動の経験がなく不安もありましたが、職業訓練を通じて自分に合う働き方を考えられたといいます。採用選考では就労移行支援での100%近くの出席率が実績として評価され、事務職での正社員就職を実現しました。

会議で人の話を聞くときに集中できず考えがまとまらないケース

Kaienのプログラムに参加するADHDの方のなかには、「次から次に考えが思い浮かぶ」「整理して話せない」などの悩みを抱える方が少なくありません。考えがまとまらない背景には、脳内多動など、ADHDの特性が関係している場合があります。

こうした方が会議に参加すると、相手の話を聞いている途中で別の発想が広がって、議題とは違う話をしてしまいがちです。また、発言したい内容が浮かぶと、人の話をさえぎって発言してしまう方もいます。かといって、後から発言しようとすると、情報が多すぎてまとまらない状態になってしまいます。

こうした悩みは、ADHDのある方に比較的よくみられます。Kaienでは、これまでの支援実績やノウハウを活かしながら、一人ひとりに合った対応の仕方を一緒に整理していきます。

大人のADHDの治療方法

大人のADHDの特性そのものを完全になくす治療法は見つかっていません。しかし、不注意や衝動性、落ち着かなさなどをやわらげるための治療として、主に行動療法と薬物療法があります。

行動療法は、困りごとが起きやすい場面や考え方・行動の癖を整理し、医師や心理士などの支援を受けながら、対処法を身につけていく方法です。カウンセリングや認知行動療法などを通して、気持ちや行動の整え方を学びます。

薬物療法は、集中しにくさや衝動性、落ち着かなさなどをやわらげるために行われます。あくまで症状をやわらげるためのもので、特性そのものを治すものではありません。

一般的には、行動療法と薬物療法に加え、医療機関以外での実践的な訓練や環境調整も組み合わせながら、支援が進められます。

大人のADHDでよくある困りごとへの対処法

ADHDの困りごとは、治療だけで何とかするものではなく、以下の方法でも困りごとを減らしていけます。

  • 規則正しい生活習慣を身につける
  • 自己理解と特性への理解を深める
  • 適切な支援を受ける

それぞれについて解説します。日常的に続けやすい内容もあるので、少しずつ取り入れていくとよいでしょう。

規則正しい生活習慣を身につける

自己理解・特性理解とは、自分のこれまでの経験や、ADHDの特性に関連するできごとを客観的に振り返り、自分自身を見つめ直すことです。特性による得意・不得意が理解できれば、自分に合った環境を見つけやすくなります。特に、就職や転職を行う際は、自己理解や特性理解は不可欠でしょう。

自己理解や特性理解の方法として、以下が挙げられます。

  • ADHDに関する本を読む
  • 自分の得意なこと、苦手なことを紙に書きだす
  • 日常生活で困ることを紙に書きだす
  • 親や友人、信頼できる同僚などに自分に対する客観的な意見を聞く

自己理解や特性理解を深めることは、周囲と円滑なコミュニケーションを行う上でも大切です。

自己理解と特性への理解を深める

睡眠不足や食生活の乱れは、生活の質を下げることにつながるので要注意です。規則正しい生活習慣を身につけることで、失くしものが減る、気が散りにくくなるといった効果も期待できます。ADHDの方は睡眠障害のある方も多く、不眠によって注意力に影響が出ることも少なくありません。

生活リズムを整えたい場合は、後述する自立訓練(生活訓練)も有効なので、自分だけでは生活習慣を整える自信のない方は利用を検討してみましょう。

適切な支援を受ける

ADHDの特性を変えるのは難しい面があります。そのため、専門家のサポートを受けながら特性との上手な付き合い方を身につけたり、職場や学校で適切な支援と配慮を受けたりする取り組みが重要です。

発達障害の方は、特性に応じた適切な支援を受ければ、十分な力を発揮しやすくなります。実際、Kaienの支援現場でも、ADHDの苦手さに対応するためのコミュニケーションやタスク管理、セルフケアなどを学ぶプログラムを通じて、安定就労につながっている方が多くいます。

大人のADHDの方が利用できる相談先・支援先については、後述の「大人のADHDで利用できる相談先・支援先」をご覧ください。

職場でのタスク管理・ミス防止の具体策【3ステップ】

ADHDの苦手分野をカバーするには、以下の3つの方法が役立ちます。

  1. ワーキングメモリーに頼らずメモ化する
  2. 視界に入る刺激を物理的に減らす
  3. アラーム設定で時間を区切る

それぞれについて、今日から取り組める実用的な方法も交えながら紹介します。

1.ワーキングメモリーに頼らずメモ化する

ADHDでは、頭の中だけで予定や指示を覚えておく負担が大きくなりがちです。そのため、まずは以下のような方法で記録を残す習慣をつけましょう。

  • 口頭での指示はその場でメモする
  • 予定が決まったらカレンダーやToDoリストに書き込む
  • 外出先では、メモアプリやメモ帳にこまめに記録する

さらに、次のような方法で情報を管理すると、負担をより軽くしやすくなります。

  • 作業のチェックリストを作り、抜けや漏れをなくす
  • 手順書やマニュアルを作り、手順を考えながら作業する負担を減らす

「覚えようと頑張る」より、「忘れても困らない仕組みをつくる」と、ADHDの忘れやすさや不注意を補いやすくなります。

2.視界に入る刺激を物理的に減らす

ADHDでは、周囲から入る刺激で注意がそれやすい場合があります。こうしたときは、集中しようと努力するより、刺激そのものを減らす工夫が有効です。

自分で手軽にできる方法としては、以下が挙げられます。

  • 作業中はスマホを手元から遠ざけておく
  • スマホの通知を必要最小限に絞る
  • 机の上に物を置きすぎず、視界に入る情報を減らす

また、職場に対して、静かな座席への移動やイヤーマフの着用を認めてもらうといった合理的配慮を求める方法もあります。合理的配慮については、後ほど紹介します。

3.アラーム設定で時間を区切る

ADHDの方は、時間の流れをつかみにくかったり、一つの作業に集中しすぎて切り替えが遅れたり、反対に先延ばししやすかったりする場合があります。こうした対策としては、以下が挙げられます。

  • 25分作業して5分休む、というように短く区切って取り組む
  • 会議や外出の10分前にアラームを鳴らし、遅刻や準備の遅れを防ぐ
  • 大事な予定を忘れないために、スマホのカレンダーやリマインダーの通知機能を使う
  • カレンダーやToDoリストで予定や締め切りを見える化する

時間感覚があいまいになりやすい人ほど、外から区切る仕組みが役立ちます。

実際、Kaienでは、先延ばし癖やスケジュール管理の負担を減らすために、生成AIを活用してタスクを細分化したり、タスクの優先順位を決めたりするなど、新しい方法も提案しています。

大人のADHDの特性が活きやすい働き方や仕事選び

ここまでの説明で分かるように、大人のADHDの方が自分らしく働くには、特性に合った環境づくりが重要です。そこで、特性に合わせた仕事の選び方と、職場に合理的配慮を求める方法について解説します。

行動力や発想力を活かせる仕事・環境を選ぶ

ADHDの特性は、以下のように前向きに捉えられる場合もあります。

  • 考えが次々に浮かぶ → 発想が広がりやすく、アイデアが出やすい
  • 思いついたらすぐ動く → フットワークが軽く行動力がある
  • 興味のあるものにすぐに飛びつく → 好きな分野で高い集中力を発揮しやすい
  • ルーティンワークが苦手 → 別の見方や新しいやり方を思いつきやすい

例えば、変化の少ない単調な環境よりも、適度に動きがあり、短い区切りで達成感を得やすい仕事のほうが、力を発揮しやすい場合があります。反対に、細かな確認作業を長時間続けるような仕事では、負担が大きくなるかもしれません。

ただし、自分の長所は意外に自分で気づけないものですので、就活支援サービスの適職診断なども活用するとよいでしょう。

合理的配慮を受けながら自分に合う働き方を整える

ADHDのある方が力を発揮しやすくなるためには、仕事選びだけでなく、職場での合理的配慮も大切です。合理的配慮は「特別扱い」ではなく、本人が力を発揮しやすくするための調整で、障害のある方への合理的配慮は事業主の義務となっています。

例えば次のような配慮が挙げられます。

特性の例合理的配慮の例
忘れやすさ・指示を口頭だけでなく、メールやチャットでも共有してもらう・手順書やチェックリストを用意してもらう
注意のそれやすさ・静かな席や人の出入りが少ない席を用意してもらう・音の刺激を防ぐためのイヤーマフや耳栓を認めてもらう
段取り・優先順位付けの苦手さ・優先順位を明確にしてもらう・進捗確認の機会を増やしてもらう
多動・衝動性・気持ちが高ぶった際の離席・休憩を認めてもらう

実際Kaienでも、職場定着の支援として、合理的配慮の交渉のサポートをする場合があります。

大人のADHDで利用できる相談先・支援先

大人のADHDで利用できる相談先・支援先は多数あります。目的に合わせて利用していきましょう。

【診断や治療の相談】

精神科や心療内科では、診断や治療、薬の相談、二次障害(うつ病、不安障害など)の相談ができます。

【生活全般の相談】

相談先・支援先概要
発達障害者支援センター日常生活の困りごとや周囲との関わり方、使える支援制度などを幅広く相談できます
精神保健福祉センター不安や気分の落ち込みを含め、生活やこころの不調を幅広く相談できます

【就労関係の相談】

相談先・支援先概要
就労移行支援就職に向けた訓練や就活支援、職場定着支援を受けられます
自立訓練(生活訓練)生活リズムや対人面を整え、安定した生活の土台づくりを進められます
リワーク(復職支援)復職に向けて、セルフケアや再発予防、働き方の見直しを行えます
ハローワーク求人紹介や就職相談を受けられます
障害者就業・生活支援センター生活面と就業面を総合的に相談できます
地域障害者職業センター働き方の相談や就職に向けた準備、安定就労の支援を受けられます

ADHDの特性に合わせた働き方・対処法を実践的に学べるKaienの支援

「自分に合う働き方を選ぼう」「合理的配慮を受けると働きやすくなる」などと頭で分かっていても、いざ実行するとなると難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。こうした際に活用できるのが、障害者の方のための福祉サービスです。

Kaienは以下の3つのサービスを提供しており、特に発達障害と精神障害の方への支援に強みがあります。

種類プログラム例
就労移行支援・自分に合う仕事を確かめられる100種類以上の職業訓練・段取り、優先順位付けなど、ADHDの苦手を減らす実践的な練習・就職後の定着支援や合理的配慮を要請するサポート、困りごとの相談
自立訓練(生活訓練)・時間管理や片付けなど、ADHDによる生活の困りごとを減らす練習・人との距離感や伝え方など、対人面の練習
心のリワークセンター(復職支援)・セルフケアや体調管理の見直し・復職後を見すえた職場との連携や定着支援

「環境調整+スキル習得」により、無理なく自分らしい働き方をみつけていけます。

Kaienの就労移行支援プログラム

自立訓練(生活訓練)プログラム

新しい復職支援をあなたに!こころのリワークセンター

大人のADHDに関するよくあるFAQ

発達障害の方を長年支援してきたKaienでは、大人のADHDの方のご相談も数多く受けてきました。ここでは、そのなかからよくご質問いただく内容にお答えします。

大人になってから急にADHDになることはありますか?

大人になってから急にADHDになるわけではなく、もともとの特性が大人になって目立つ場合があります。

子どものころは、家族や学校の助けによって困りごとが表に出にくい方も少なくありません。けれども大人になると、就職や結婚、育児など環境の変化で求められる役割が増えていきます。予定管理や優先順位付け、対人調整などを自分で担う場面が多くなり、特性による困りごとを強く意識しやすくなります。

特に多動性や衝動性が目立ちにくい不注意優勢の方は、「おっちょこちょい」「少しミスが多い」程度に受け止められ、ADHDが見過ごされがちです。うつ病や適応障害といった二次障害による通院をきっかけに、大人になってからADHDと診断される方もいます。

薬を飲めば仕事のミスはなくなりますか?

薬によって、不注意や衝動性がやわらぎ、仕事のミスが減ったり、作業に取り組みやすくなったりする方はいます。ただ、ADHDの特性そのものをなくすというよりは、特性による困りごとをやわらげるために使われます。

また、薬だけで困りごとがすべて解決するとは限りません。薬物療法は治療の一部であり、行動療法や環境調整と組み合わせて進められるのが一般的です。

薬だけに頼るのではなく、苦手領域が出にくい働き方を知ったり、職場に合理的配慮を求めたりする方法もあわせて取り入れると、負担を減らしやすくなるでしょう。

ADHDかもしれないと思ったら、まず何をすればいいですか?

困りごとを整理したうえで、医療機関や支援機関への相談をおすすめします。

まずは「忘れ物が多い」「人とのやり取りで疲れやすい」などの困りごとをリストアップしてみます。こうした困りごとを整理しておくと、受診や相談のときに伝えやすくなるでしょう。

そのうえで、生活や仕事への影響が大きいと感じる場合は、精神科や心療内科などの医療機関への相談を検討します。ADHDかどうかの診断は医療機関で行われています。

「すぐ受診するべきか迷う」という方は、発達障害者支援センターや精神保健福祉センターなどの公的な相談窓口を利用するのも一つの方法です。

また、「働き方や生活の整え方を知りたい」という場合には、Kaienの就労移行支援、自立訓練(生活訓練)、リワーク(復職支援)のような支援機関に相談してみるのもよいでしょう。

KaienでADHDの特性に合わせた実践的なタスク管理術を身につけましょう

大人のADHDの方は、多動性が目立ちにくく、相対的に不注意が表れやすい傾向があります。大人になって社会生活が複雑になるなかで、困りごとが大きくなる方も少なくありません。

しかし、大人のADHDは、医学的な治療に加え、特性を踏まえた日常的な工夫や、仕事・生活のスキルを身につける取り組みによって、負担を減らせます。ADHDの特性に合わせた実践的なタスク管理術を身につけましょう。

Kaienでは、職業訓練などを通じて就職を目指す就労移行支援、時間管理や片付けなど生活面を学べる自立訓練(生活訓練)、復職のためにセルフケアや無理のない働き方を学ぶ心のリワークセンター(復職支援)を提供しています。見学や個別説明会も随時行っていますので、お気軽にご相談ください。

*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます。

さい。

大人のADHDは特性に合った治し方や改善方法を探そう

大人のADHDの特性は生まれつきのものですが、治療薬や対処法を工夫することで状態の緩和を図れます。カウンセリングや相談などによる自己理解、規則正しい生活習慣、認知行動療法なども困りごとを減らす方法として有効です。加えて、適切な支援を受けることで、問題解決への道筋を見つけやすくなる可能性があります。自分の特性に合った治し方や改善方法を探してみてください。

*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます

監修 : 松澤 大輔 (医師)

2000年千葉大学医学部卒業。2015年より新津田沼メンタルクリニックにて発達特性外来設立。
2018年より発達障害の方へのカウンセリング、地域支援者と医療者をつなぐ役割を担う目的にて株式会社ライデック設立。
2023年より千葉大子どものこころの発達教育研究センター客員教授。
現在主に発達障害の診断と治療、地域連携に力を入れている。
精神保健指定医、日本精神神経学会専門医、医学博士。


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