アノテーションとは、日本語の「注釈」、「注記」にあたる意味を持った言葉です。IT業界では、データに特定の意味を与える(タグをつける)ことを指し、その作業をする人を「アノテーター」と呼んでいます。
近年、特にシステムやソフトウェアを開発するIT業界の企業で障害者雇用の方々がアノテーション業務で活躍する事例が増えており、注目を集まっています。
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アノテーションはAIに命を吹き込む作業

アノテーション業務は、AI(人工知能)を使ったシステム開発で行われている業務工程の一つです。
AIは人の判断を介さず、機械が過去のデータに基づき、自動的に必要な判断を行ってくれる機能ですが、当然AIがはじめから必要な判断を勝手に判断してくれるわけではありません、AIが動作するためには、判断の基準となるための「教師データ」が必須となるのです。
そのため、AIの開発においては、判定の材料となるための「教師データ」の、人の手による地道なインプット作業が重要となるのです。世の中にAIを使ったシステムがどんどん増える中で、アノテーション業務の重要度が日に日に高まっています。
具体的にはどんなことをする業務ですか?
会社によって作業内容は様々あるようですが、多くの場合はPC 上で専用ツールを使い、画像データなど
から決まったものをマウス操作などで選択する作業を行うことが多いようです。
例えば、あるファッション系のアイテムを扱うECサイト(インターネット上で物などを販売するウェブサイト)で、検索バーで商品名を検索した時に、検索した人のニーズに適切な検索結果を表示する際に、アノテーションによって入力されたデータが活かされています。

IT開発の専門知識や技術が必要ですか?

AIの開発に携わるということで、プログラミングの専門知識を求められるイメージを持つかもしれませんが、多くの場合は、専門的な知識は必要ありません。文字入力やマウスの操作など、基礎的なPC操作があれば未経験からでも始めていただける求人が多数です。
作業の内容は、多量なデータを黙々と判定する作業内容となりますので、反復作業を飽きずにやることができる方が向いている事が多いようです。また、あまり細部にこだわりすぎず、一つひとつのデータ判定を迷わずに淡々と行えるタイプのほうが、効率よく作業を進めることができるかもしれません。
アノテーション業務の求人に応募する方法は?
発達障害*の方のなかには、上記のような業務内容が特に向いている方が一定程度いることが想定されています。今後も発達障害の方を採用対象としたアノテーション業務が増えていくでしょう。
2021年現在、障害の強みと専門性を活かせる求人サイト「マイナーリーグ」にて複数のアノテーション求人が公開されていますので、ご関心がある方はぜひ以下リンクをご覧ください。
参考:障害の強みと専門性を活かせる求人サイト「マイナーリーグ」
*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます

監修 : 鈴木 慶太(株式会社Kaien 代表取締役)
元NHKアナウンサー。自身の長男が発達障害の診断を受けたことをきっかけに、米国留学(MBA取得)を経て株式会社Kaienを設立。 「数的な凸凹があっても、強みを活かして働ける社会」を目指し、大人向けの就労支援から子ども向けの学習支援(TEENS)まで幅広く事業を展開している。 経営者として、また一人の親としての視点を交えた発信は、多くの当事者・家族から支持を得ている。
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