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大人の発達障害 チェックリスト職場での困り感と発達障害の関連性をチェックできます

発達障害の困難さは大きく4種類に分けられます。

  1. 注意集中の困難や落ち着きの困難(ADHD: 注意欠如多動性障害)
  2. 対人関係やコミュニケーションに関する困難(ASD: 自閉症スペクトラム)
  3. 読み書き・計算に関する特定のスキルの困難(LD: 学習障害、限局性学習症)
  4. 運動や手先の不器用の問題(発達性協調運動障害)

ここでは4つのタイプ別にチェックリストを挙げます。あくまで簡易セルフチェック用であり、実際の診断は医療機関でしか受けられません。疑いが強く生活に困難を感じる場合は、精神科のある病院・クリニックを受診されることをお勧めします。

目次

注意欠如多動性障害(ADHD)のチェックリスト

衝動性
  • 後先考えずに、行動・決断してしまう。
  • 人がしゃべっている時でも、つい発言してしまう。
  • 喋りが長くなりやすい。喋り過ぎと言われる。
多動性
  • 何時間も同じ作業をするよりも、10分や20分など短い単位で複数の作業をする方が楽である。
  • 同じことを繰り返し長い時間するとミスが多くなる。
  • 貧乏ゆすりなど体の一部分が揺れがちで、かつ揺れると落ち着く。
  • 1対1で話していても相手の話についていけないことがあったり、他のことをついつい考えてしまっている。
不注意
  • 大事な授業や会議でも集中できず時には寝てしまう。
  • 注意していても、何かをし忘れたり、何かをし間違っている。
  • よく物にぶつかったり壊したりする。
抜け漏れ
  • 二つ以上の仕事や作業をこなそうとすると、どうしても両方とも中途半端になってしまう。あるいはどちらかをすっかり忘れる。
  • 約束やすべきことをメモをしていても忘れてしまう。
  • いつも詰めが甘い。終わったと思っても、何かをし忘れたり、何かをし間違っている。
その他 ADHD的な特性
  • しないといけないと分かっていても締め切り間際にならないと行動できない。
  • おっちょこちょい、落ち着きがない、と言われることが多い。
  • 大事な会議や約束も念入りに準備しても数分から数十分遅刻してしまう。

【参考】大人のADHDについてさらに詳しくお伝えします
【参考】ADHDのお薬 薬の種類の解説や服用方法

アスペルガー症候群(AS)・自閉症スペクトラム(ASD)のチェックリスト

社会性
  • 丁寧に接しているつもりでも、無礼だとか失礼だとか言われてしまう。
  • 綺麗な身なりのつもりでも、清潔感がないと言われてしまう。
  • 相手がついている嘘や悪意がわからず、騙されてしまう。
  • うわさ話や陰口がどうしても許せないし、自分でも言わない。
コミュニケーション
  • 伝えたいことはわかっているのだが、言葉でまとめるのが苦手だ。
  • 話すことが好きで語彙も豊富だが堅苦しい・辞書みたいな話し方だと言われることがある。
  • 会話をするときに相手の目を見て話すことができない。
  • ジェスチャーが多すぎると言われることがある。あるいはジェスチャーを全く使えない。
想像性・こだわり
  • 興味の範囲が限られ、他の人の話に関心を抱けない。
  • 違うことを試すよりも、同じやり方を何度も繰り返す。
  • 悪気はないのに事実を言ってしまい、相手との関係性が悪くなったりしたことがある。
  • 日々のルーティンが何らかの理由で出来なかったり、予定していたスケジュールがキャンセルされると、動揺して頭が真っ白になる。
感覚過敏・鈍麻
  • 飲食店など大勢の人がざわついている場所では、相手との会話が聞き取りにくい。
  • 偏食がひどく、においの強いものや特定の食感のものが食べられない。
  • 季節や気温にあった衣服の調節などがうまくできないと感じる

【参考】大人のASDについてさらに詳しくお伝えします

学習障害(LD)のチェックリスト

LDがあると読み書きや計算など特定課題に困難が生じます。知的問題がないのに以下の複数にあてはまり、6か月以上続いている場合、LDの可能性が疑われます。

  • 文字や単語、文章を読むときに正確でなかったり速度が遅かったりする。
  • 読んで意味を理解することが難しい。
  • 文章が正確に読めていても文章に登場するものの関係性や意味理解ができていない。
  • 文字や文章を書くことが難しい。
  • 数の概念、数値、計算を学ぶことが難しい。
  • 数字やその大小、関係性の理解が弱い。

【参考】大人のLDについてさらに詳しくお伝えします
【参考】病院で「グレーゾーン」と言われました。つまり発達障害ではないということですか?

発達性協調運動障害のチェックリスト

発達性協調運動障害があると以下のような特性がみられます。多くの場合他の発達障害の特性と併存しています。

  • 身体を動かすことが苦手で、特に野球やサッカーなど球技は嫌いだ。
  • 身体の動きがカクカクしている、ロボットのようだと指摘されることがある。
  • 手先が不器用で細かな作業が苦手だ。

【参考】発達性協調運動障害などその他の発達障害について更に詳しくお伝えします

注意事項

  • チェックリストにすべて当てはまらずとも一定数の項目に当てはまれば診断を受けることが多いでしょう。一方でチェックリストに数多く当てはまる時も、ご自身の過剰な意識・過度な不安であることもあります。
  • 純粋なADHD、純粋なLD、などというケースはほとんどなく、多くの場合は要素が重なっています。あくまで簡易版のチェックリストであることをご承知おきください。
  • 実際の診断は医療機関でしか受けられません。医療機関で診断方法は若干異なりますが通常はWAIS-3などの心理検査(IQ検査・知的検査)や生育歴などの問診があります。疑いが強い場合は精神科のある病院・クリニックを受診することをお勧めします。

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執筆: 鈴木慶太 ㈱Kaien代表取締役
長男の診断を機に発達障害に特化した就労支援企業Kaienを2009年に起業。これまで1,000人以上の発達障害の方の就労支援に現場で携わる。日本精神神経学会・日本LD学会等への登壇や『月刊精神科』、『臨床心理学』、『労働の科学』等の専門誌への寄稿多数。文科省の第1・2回障害のある学生の修学支援に関する検討会委員。著書に『親子で理解する発達障害 進学・就労準備のススメ』(河出書房新社)、『発達障害の子のためのハローワーク』(合同出版)、『知ってラクになる! 発達障害の悩みにこたえる本』(大和書房)。東京大学経済学部卒・ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了(MBA) 。 代表メッセージ ・ メディア掲載歴