見逃し配信中 ニューロダイバーシティサミット JAPAN 2025

2025年10月号
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1. 配慮が得られる 得意が活かせる お勧め求人

”とがり”を活かす! 障害者雇用 就職・転職サイト「マイナーリーグ」のお勧め求人をご紹介します。

日本アイ・ビー・エム株式会社

世界有数のIT企業IBMで、ITエンジニアとしてのキャリア形成を支援する有給インターン「Access Blue Program 2026」を実施します。約6か月間のフルリモート研修でIT基礎やグループワークを実践して学び、インターン終了後はIBMグループ採用のチャンスもあります。詳しくは説明会にご参加ください

〈採用説明会〉

株式会社Leaner Technologies

調達・購買DXを推進する急成長企業で、バックオフィスや営業サポート業務の2求人があります。

  • ①東京/出社中心:総務・経理を支えるバックオフィスアシスタント(時短・リモート一部相談可)
  • ②完全在宅:営業アシスタント(営業事務やリサーチ業務など)

いずれも相談しやすい環境と柔軟な働き方が可能です。週2~3のリモート勤務、1日6時間の時短勤務、時差出勤、通院時のフレックス勤務など。

株式会社ドコモ・プラスハーティ

NTTドコモグループが運営する「キャリアプラスプログラム®」で、デジタル活用人材を育成する2年間のキャリア開発プログラムです。キャリアプラスセンターに所属し、ハードスキル、ソフトスキルを身に着け、2年後にドコモグループの各社で活躍することをめざしていただきます。※ドコモグループ各社への転籍は、確約するものではありません。

〈オンライン説明会〉

2. 見逃し配信中 ニューロダイバーシティサミット JAPAN 2025

当社創業祭を兼ねたニューロダイバーシティサミット JAPAN 2025が無事終了しました。東京と大阪で行われた大交流会を除き、オンラインで開催した今回。見逃し配信をスタートしています。

特に反響が大きかったのが21時から翌9時まで12時間オールナイトでお送りした「発達障害SP」。概要欄にタイムラインも振っていますので、ぜひお時間のある時にご視聴ください。

また今回のイベントでは253の企業・団体の方に後援いただきました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

『10代ミライ会議 ~AI×発達障害支援、当事者の視点から~』

『AI時代の障害者と仕事 ギモンを専門家にとことん追究!』

『発達の主張 オールナイト! ~語って、聴いて、つながる夜~』

ニューロダイバーシティサミット JAPAN 2025 特設サイト

なお来年も9月下旬をめどにニューロダイバーシティサミット JAPANを開催予定です。お楽しみに!

3. 10月の特別セミナー 「その困った、老化のせい?」50代以降の発達障害と認知症

10/27(月) 19:00 Kaien特別セミナー「その困った、老化のせい?」50代以降の発達障害と認知症

「最近、親の行動が少しおかしい」「夫(妻)が頑固になった」—その変化、もしかしたら認知症ではなく、大人の発達障害かもしれません。

一見すると症状が似ている両者。診断を誤ると、その後の対応が大きく変わってしまいます。

本ウェビナーでは、認知症だけではなく発達障害にも詳しい山縣文先生が、中高年の発達障害と認知症を見分けるポイントから、診断後の適切なケアまで、専門医の視点から分かりやすく解説します。

【こんな方におすすめ】

  • 親やパートナーの変化に戸惑っている方
  • ご自身の将来に不安を感じている方
  • 高齢者の鑑別に悩む医療・福祉関係者

知ることで、適切な一歩を踏み出せます。ぜひご参加ください。

講師:山縣文先生(恵比寿メディカルクリニック院長、慶應義塾大学 医学部 精神神経科学教室 特任准教授)

ご予約は次のサイトから
https://www.kaien-lab.com/information/cheerups/

4. メディア・講演情報

■メディア

  • 10/2 朝日新聞EduA 『【発達障害のある子の受験】「過ごしやすさ」重視の学校選び 就労・進学支援の現場から』

メディア掲載一覧

■講演(実績)

  • 9/10 東京都福祉局、東京都発達障害者支援センター おとなTOSCA主催 令和7年度成人期発達障害者支援力向上研修(東京・千代田区)
  • 9/18 NPO法人ETIC. ソーシャルセクター対象「人事・組織戦略勉強会」~ミッション実現のために経営戦略と人事・組織づくりをどう連携させるか~(東京)
  • 9/25-28 PRCP&WACP Joint Congress 2025 Tokyo 「Neurodiversity」(東京・港区)

■講演(予定)

  • 10/18-19 第34回大会 日本LD学会「包摂社会共創に向けて~産官学の連携」(東京・渋谷区)
  • 10/23 障害者雇用実践セミナー (山口・山口市) 
  • 10/26 令和7年度宮崎県発達障がい地域支援事業 発達障がいのある方の幸せを考える講演会「中学生からの進路選択 ~就労の今を知ろう~」 (宮崎・宮崎市)
  • 12/24 瑞江第三中学校「学校で出来る特別支援教育&SST~進路を見据えた指導について~」(東京・江戸川区) 

講演研修依頼フォーム

5. 今月のQ&A 樺沢紫苑医師の発言「発達障害は半分治る」は本当ですか?

お寄せいただいた質問に当社代表取締役の鈴木慶太がお答えします。なお質問はYouTubeの「お悩み解決ルーム」でお答えしています。

閲覧数が多い動画からAIを使って要約した内容を転記します。

障害者雇用で2年間やることがほとんどない…転職すべき?

質問: 障害者雇用で事務の仕事に2年勤めているが、ほとんど仕事がなく、空いた時間の自己研鑽も禁止されている状況で、転職すべきでしょうか。

回答: もしその状況が事実であれば、転職しましょう。仕事がほとんどなく、空いた時間の勉強も禁止されているのは、会社に戦力として見なされていない状態に近いと思います。2年間も在籍されたのであれば、次の職場へ移るタイミングとしても問題ありません。

樺沢紫苑医師の発言「発達障害は半分治る」は本当ですか?

質問:精神科医YouTuberの樺沢紫苑医師が「発達障害の半分は治る」「スマホの使いすぎで後天的な発達障害が増加している」と発言したことについて、スマホの普及と発達障害の増加に関係性を感じるか、また発達障害が治った当事者は実際にどれくらいいるのか教えてください。

回答:発達障害が先天的なものか後天的なものか、あるいは治るか治らないかという議論は、診断の定義や線引きの難しさを考えると簡単には言い切れません。発達障害の特性は、白黒で分かれているわけではなく、生育環境やその後の環境によって強く出たり薄まったりするものです。たとえば、3歳児健診で保健師などによって「気になる」と見立てがつくのはおよそ18%前後というデータがありますが、このグレーゾーンの人たちが人生の中で環境が整うことで特性が薄まり、生きづらさが解消されることはあり得ます。この状態を「治る」と表現しているのかもしれません。

スマホの普及と発達障害の増加については、因果関係が逆である可能性を考えます。つまり、生きづらさがあって外界との交流がうまくいかないからこそ、スマホに閉じこもる結果、発達特性的な問題が目立ってしまうという側面です。環境が改善され、スマホを見る時間が少なくなると、特性が薄まって診断レベルから落ち着くというケースもあります。

日本の診断データで9歳児の時点で自閉スペクトラムと診断される割合が5%に上るという報告もありますが、これは従来の疫学調査の割合よりも高いものであり、診断をどこまで広く取るかという定義の問題が絡んでいるとも言えます。YouTube上では、再生数を伸ばすために「治る」というような強い表現が使われる傾向があることも考えておくべきでしょう。