第4回 Kaien合同面接会を開催しました

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Kaien秋葉原の高橋です。企業様と就労移行訓練生をつなぐ営業を担当しています。

さて、去る1月19日(火)。Kaienで年3回しか開催されない大きなイベント、第4回Kaien合同面接会が実施されました。ガクプロ生も含め100名超の申し込みをいただき、企業様との面接も100以上の数をセッティングすることができました。高橋が今回のイベント運営を担当しましたので、その中で得た気づきを書きたいと思います。

①発達障害者の雇用ニーズが高まっている?

ちょうど1年前に開始された、Kaien合同面接会。回を追うごとに参加企業が増えてきました。
今回は申し込みを受け付けてからわずか2週間で締切となり、まだ参加したいという企業様は次回の面接会にと丁重にお断りしました。もちろん、リピーターの企業様も多数ですが、それだけ満足度も高いということ(アンケートでは”非常に満足”、”やや満足”合わせて100%。それ以下の満足度で回答する企業様はありませんでした。)ニーズの高まり、また申し込み数も多数となってきたことから、次回から複数拠点で開催することも検討中です。

②障害者雇用は現場スタッフの草の根活動の賜物

今回、第1部セミナーの講演は、障害者雇用における”業務切り出し”をテーマに東京ガスコミュニケーションズ様にお願いしました。まず”業務切り出し”とは何かというと、雇用する障害者の方にお任せする業務を、その方々の特性を考慮して人事部や総務部や営業部など企業の各部署から集めてくることをいいいます。今回の講演を聞いて高橋も非常に勉強になったのですが、その中でもキーワードとなったのは、とにかく”話すこと”。雇用した障害者と常日頃から話すことで、彼らがどのような課題に直面していて、どのように働くことが効果的なのか。それに加えて、業務を切り出してくれた部署の担当者と話すことにより、どのような質の業務を納品すればよいのか、切り出された業務がどのようにお客様につながっていくのか。そのような草の根活動の結果として、障害者の方にお任せする業務を作り出してきたことがわかりました。

③事例共有が気づきにつながる

今回のセミナーから、他企業の担当者と話をしていただけるグループセッションの時間を設けました。障害者雇用は事例共有の場が少なく、雇用率という数字に追い立てられながら何とか採用をすすめていっているケースが多いです。そのようなこともあり、今回のグループセッションは、それぞれの企業様が試行錯誤した事例を共有できる場となり、非常に好評でした。やはり、担当者の方々は悩みながらすすめているのだと実感した次第です。

今回のKaien合同面接会で訓練生の内定が続々と出てくれることを期待しつつ、今後も発達障害者の方が安定して、かつ効果的に働けるような職場を企業の方と一緒に作っていきたいと思います。