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ニュースレター2015年4月号大阪/名古屋で説明会&個別相談会 Q&A「発達障害の特性の受け止め方」「発達障害の人は起業に向いている?」他

  1. 大阪/名古屋で大型連休に出張開催 Kaien説明会&個別相談会
  2. Kaien池袋・TEENS御茶ノ水 合同お披露目会 4/22(水)に開催
  3. 今月のメディア・講演情報
  4. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします

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Decobo通信リンク では当社のノウハウをお届けしています。Kindleや冊子で購入できます。(4/16に第3号発刊決定)

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1. 大阪/名古屋で大型連休に出張開催 Kaien説明会&個別相談会

Kaienの事業は現在、首都圏にとどまっていますが、これまでに関西・中京圏から事業所開設のご依頼を多く頂いています。このため当社のノウハウをお伝えするとともに、皆様と情報交換させていただく利用説明会・個別相談を開催いたします。

□利用説明会 概要

  • 大阪… 5/3(日)、5/4(月・休)の全4回 CIVI新大阪研修センター801A (大阪市淀川区西中島3-9-13)
  • 名古屋… 5/5(火・休)、5/6(水・休)の全3回 名駅セミナーオフィス ルームA (名古屋市中村区名駅2-41-17)

□個別相談 概要

  • 利用説明会の前後に同じ会場で個別相談をいたします。
  • 大阪は最大16人、名古屋は最大10人の予定です。

□お申込み (利用説明会と個別相談のセットでのお申込みをお勧めしています)

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2. Kaien池袋・TEENS御茶ノ水 合同お披露目会 4/22(水)に開催

3月にKaien池袋が、4月にTEENS御茶ノ水がオープンしました。これまでも月に1回、福祉などの関係者向けにKaien秋葉原サテライトで見学会を開催していますが、4月は”お披露目会”として当社の大人向け就労移行支援と小中高生向け放課後等デイサービス事業をともに見学していただける機会を設けます。以下のリンクから詳細・お申込み方法をご確認ください。

<リンク>

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3. 今月のメディア・講演情報

この1か月は1つのイベントに登壇しました。また3つの企業で障害者雇用などに関する社内セミナーを行っています。出前講座は、発達障害を疑似的に体験することで関わり方を学ぶワークも含めたセッションで、企業などへの提供を始めています。詳しくはウェブサイトをご確認ください。

  • 03/23 地域科学研究会・高等教育情報センター 発達障害学生のキャリア・就労支援策II(東京・千代田区)

<リンク>

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4. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします

代表取締役の鈴木です。ニュースレターの登録時や説明会の申込みフォームなどでお寄せいただいたご質問、ご意見にお答えします。

<大学生 将来の進路について>

Q1. 娘は現在大学の看護学部2年に在学中です。先日大学で親子面談があり、実習の単位を落とし、進級はできるが、事実上一年留年が確定、更に看護師に不適格なので3年からの進路の見直し、学部の転籍を求められました。途方に暮れています。

鈴木. これからは人手不足が各業界で予想されますので、発達障害の方も医療や介護・福祉など特に労働集約の現場で求められていくとは思います。が、他にも活躍する道はあると思います。今の時点でわかってよかったのかもしれません。医療でも看護はかなり”勘”が要求されると思いますが、数年かけて資格を取り、コツコツと行うような医療系専門職は数多くありますので、そちらにシフトされるなど、立て直しを図っていただければと思います。

<就職か起業か>

Q2. アスペルガーのうっすらとした兆候のある人間は、組織の一員になるのがいいのでしょうか。経営者として心や感覚を鍛えることはできると思われますか?

鈴木. 自分が経営者というものに、なるつもりはなかったが偶然の連続でなってしまっていて、日々感じている経験談からお話ししますと、経営は本当に総合格闘技。アスペルガーであろうがなかろうが普通の人生を送りたければ全力で避けるべき職種だと思います。もちろん楽しみや自由などメリットも多いですが、リスクや不安が大きすぎるためです。心や感覚を鍛えるためには普通の仕事、つまり雇われの身でも十分に可能です。立場ではなく何をしたいかを考えることが良いと思います。

<障害・特性の受け止め>

Q3. 本人が自分の発達障害を少し理解していますが、特性を開示することや職場で支援をお願いすることを強く拒否しています。一般枠で就職し、まだ仕事には行けていますが、特性に伴う業務上の失敗が相次ぎ、会社での人間関係が悪化、メンタルヘルスも悪化しています。親は本人の特性にあったできる仕事について就労を続けて欲しいと考えています。この状態でも就労支援をお願いできますでしょうか。

鈴木. 障害や特徴を否定するのはごくごく当然の反応に思いますが、人生を全体的に考えると、自分自身を受け止めたほうがはるかに生きやすくはなると思います。障害や診断に関するマイナスのイメージがあるために拒否しているなのだとは思います。特に発達障害の特徴があると頑なで想像が効きづらく、このために実際に物事が起こって初めて周囲が言っていたことがわかることが多いようです。私はよく、宮沢賢治のセロ弾きのゴーシュにでてくる小鳥を思い浮かべます。周りの人にはガラスがあるのがわかっているのに、その小鳥は何度もぶつかって弱り飛べなくなる直前になってゴーシュによって救われるのですが、発達障害の人も似ています。実際に将来を(ほかの人が想定できるようには)想定することができないので、何回かぶつかった時に初めて支援を受け入れられるのだと思います。ご質問を拝読するに、そろそろ限界が近いと思いますので、ご本人の雰囲気やニーズに合ったところでしたら受け入れてくれそうです。当社がそうなればよいですが、当社でなくても違う組織・サービスを周囲の方が先回りして探されているとよいと思います。

<一般枠か障害者枠か>

Q4. 現在障害者雇用にて就労中ですが、2年後をめどに上京、転職を希望しています。私の経験、そして複数名の知人の話では就労移行支援は実習→実績が認められて就職するということはそれなりにあるようですが、貴社でもこのようなケースはあるのでしょうか?

鈴木. はい。就労移行支援の特徴として、当社に限らず、企業での実習は主要なプログラムとなっています。このため実習を経て企業に認めていただいてというプロセスを踏む方は多いです。ただし実習はすべての人に必須ではないですので、企業やご本人の希望によっては面接だけで選考プロセスが終了(つまり内定)ということもあります。

<事務経験のない人>

Q5. 現在、飲食店にて勤務しております。こちらでの募集、就労状況を見ますと、主に事務仕事が多いように感じられ、事務経験のない自分に務まるのか不安でなりません。その場合の進め方を教えてください。この年齢で未経験でも大丈夫なのか、もしくは自分にはまだ見つけられていない得意分野を探すことが出来たら嬉しいです。

鈴木. 一般枠での事務作業か、障害者枠での事務作業かで話は変わってきます。現在飲食店で勤務されている雇用形態が一般枠ですと、様々な同時並行や優先順位付け、臨機応変で即時応答の言動を求められていると思います。事務作業はそれに比べると落ち着きがありますので難易度が下がる場合もあり、特に障害者枠ではさらに自分のペースで進められることが多くなると思います。現在のPC操作は少なくとも学校の勉強よりは親しみやすいものですし、当社でもYouTubeの動画などを使ってわかりやすく説明していますので、事務が初心者ということで緊張される必要はそれほどないと思われます。

<発達障害支援センター>

Q6. 私は発達障害の診断を受けていませんが、現在新宿の発達障がい支援センターにてスキルトレーニングを受けております。実際に検査を受けてみて「発達障がいの傾向あり」という結果をいただきました。かつ職業適性検査を受けてみて「できるなら一人で黙々とできる、自分のペースでできる仕事が良い」とアドバイスをいただきました。このような場合でも、御社にてアドバイスをいただけるのでしょうか?

鈴木. 公的な施設である『発達障害者支援センター』ではない、私企業などが行っている、しかもどういう理由か紛らわしい名前の”者”がない『発達障害支援センター』というところに行かれたのだと思います。きちんと当社でも調べていませんが似たような名前のところは複数あるのかもしれません。アセスメントやアドバイスなどはして頂けたのかもしれませんが、使い続けると数十万円などお金がかかるケースもあると思いますので、まずは公的な機関を利用されることをお勧めします。当社の場合も私企業のサービスの一つですので、慎重にご利用をお考えいただければと思いますが、初回の個別相談や体験セッションは無料で判断していただけるようになっていますし、(わかりにくい説明になってしまいますが)私企業でありながら国の事業を請け負っているような形で公的な制度に基づくサービスを実施しています。いずれにせよ、ご自身のペースで判断していただければと思います。

<学習障害の人が働くこと>

Q7. 先日、神経科で発達障害と、学習障害であることがわかったばかりです。契約社員で働いてきましたが、今の仕事は6月までで退職予定となりました。とにかく書類に目を通したり、手続きを踏む事が苦手です。

鈴木. 私も最近ようやくわかり始めましたが、世の中には学習障害がある人が相当数いるようです。特に読み書き障害の場合は、事務仕事が拷問に近く感じられる人も多いと思います。また今の社会は、フーテンの寅さんのように行き当たりばったりに働けるような仕事が少なく、どうしても文章に落としたりそれを把握したりという過程がほとんどの仕事に組み込まれていると思います。ただし今後は変化があるかもしれません。特に移民が少なく、昔から識字率の高い日本では、読めることが当たり前の会社文化ですが、今後人が少なくなっていくにつれて、文字以外でやり取りできる職場・職種も増えていかないと人手不足が深刻なものになってしまうと思います。残念ながらそのような変化は数十年での変化で今すぐにというわけではないでしょう。今すぐにある程度の配慮の中でとなると、障害者枠というのが現実的な選択肢になりそうです。給与面などそれほど一般枠に引けを取りませんので、まず短期的には障害者枠で職業人生を立て直す、ということが最善手かもしれません。

<濁りのある世の中について>

Q8. 高学歴なのに転職を繰り返し、どこにも適応のできない問題のある人、社会人失格と悩んで失望していました。心療内科ではこれまではそううつ病と診断されていましたが、2015年、ADHD と診断されストラテラを飲まされるようになりました。仕事で困っている点は、人間関係です。中身のある人や役員とはうまくいきます。本質にこだわる癖があり、ズルをしたり能力のない人に対して、衝動的に正論をストレートに発言してしまい、反感をかって社内政治に負けて自ら退職してしまいます。事務処理能力は高く、業務改善や資料作成が得意なので、善き理解者のそばでなら、力を発揮できるのですが。人間関係で落ち込んで、うつ状態になりやすく、就職活動も落ちてばかりで現在も毎日泣いてばかりです。また生き生きと働いて、笑って過ごす日々を取り戻したいです。助けてください。努力はいくらでもします。

鈴木. 世の中は濁っています。発達障害の方はまじめで本音で社会や組織・人と接している方が多いようで、そうすると濁流のような毎日では苦しくなってしまうようです。清流でしたら生きやすく住みやすくなるかもしれませんが、残念ながらそのような社会は無いということです。もちろん清流に生きられるという純粋さに誇りを持つべきだと思います。ただし誇りを持ちながらも、最終的には世の中の濁りに合わせる力を身につける必要があります。濁りを発生させている人や組織もそうなりたいわけではなく、本人たちに生きやすいように動いていると、ほかの人からは濁っているように思えるのだと思います。努力で高めるというよりも、良い意味で枯れて諦めることが必要になりそうです。

<公務員での障害者枠>

Q9. 長男は今年3月に理数系大学院を卒業しましたが、就活中の昨年、専門医から広汎性発達障害との診断を受け、1月末に精神障害者保険福祉手帳3級の交付を受けました。在学中に国家公務員の一般行政職に合格しましたが、面接試験をどうしても受けたがらず、結局、どこも就職していません。国家公務員の障害者枠で発達障害者の採用実績はどれくらいあるのでしょうか。また、実際に採用に至るにはどのような訓練が必要なのでしょうか。

鈴木. 公務員の仕事は定型と思われている方が多いようですが、最近は定型部分はすでに業者に委託しており、職員が行っているのは企画・調整など多くの発達障害の方に苦手な業務となっていると私は理解しています。受験することから大学受験の延長線上のように思われるためか、公務員試験を受ける方は非常に多いのですが、苦手な分野がある程度できたり、専門職での受験をしたりと、作戦をかなり練らないと難しいと思います。障害者枠については、公務員ではフルタイムの障害者採用は身体障害者がほとんど。知的障害者や発達障害者向けの「チャレンジ採用」という3年限定の雇用枠は各地にありますが、フルタイムにはつまり正職員にはさせてもらえないものばかりのようです。つまり障害者枠に限っては民間企業のほうが(任せる職種の多様さや給与の高さでは)進んでいると思いますし、安定も民間企業のほうがしやすいと思います。

<ご家族が知るべき発達障害についての理解>

Q10. 家族が当事者です。家族が発達障がいについて学ぶ場などはないのでしょうか。

鈴木. ちょうどTEENSのニュースレターで紹介したニュースが当てはまりそうです。英語でのオンラインコースですが、いずれ日本語でも同じようなコースが出てくると思います。なお、当社では親御様向けに保護者会を毎月開催していて親御様同士の交流や当社からのお話をさせていただいています。

<Kaienのサービスについて>

Q11. そちらを利用されてる方々は20~30代が多いとのことですが、まだ10代の私でもうまく利用できるのでしょうか?

鈴木. ガクプロは学生向けですので18~25歳ぐらいの人ばかりですが、就労移行支援はたしかに20・30代が多いです。具体的には20代後半が最も多く、次は20代前半、そして30代前半という順となっています。10代の方は少数派ですが、これまでも利用されている方はいますし、就職例も(他の世代と変わらず)複数出ています。まずは体験セッションにお越しください。

Q12. 現在、スクーリングの無い大学に在席していますが、利用規則に問題は無いでしょうか。なお、実家が文京区のため、文京区から通う事を考えています。

鈴木. 当社の就労移行支援について、あるいは、ガクプロについてのご質問だと理解しました。就労移行支援については、「障害福祉サービス受給者証」を発行するお住いの自治体の判断によって大学に在籍しながら就労移行支援に通えるかどうかが決定されます。(つまり当社の方針では問題ないですが、最終的には自治体判断になります) ガクプロについては、大学・専門学校生でしたら特に問題ございません。ガクプロは当社の独自事業ですので行政の判断を仰ぐということがないからです。

<Kaienの地方展開について>

Q13-1. 勤務地が愛知ですので難しいかもしれませんが、もしその場合はどういう場所がよいかお知恵拝借できましたら幸いです。 Q13-2. 福岡に出される予定はありますか?

鈴木. 愛知(名古屋)については大阪と並んで今後の展開を考え始めています。具体的な事業開始時期などは”白紙”ですが、5月の連休中に説明会や個別相談を開催しますのでぜひご参加ください。一方で福岡についてはまだ”全くの白紙”です。申し訳ありません。