CHO(チーフ・発達障害・オフィサー) 全員面談終わる

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昨年12月に募集したCHO(チーフ・発達障害*・オフィサー)。続報です。

※CHO募集についての詳細は下記の2つの記事をお読みください。

CHO(チーフ・発達障害・オフィサー)募集要項

CHO(チーフ・発達障害・オフィサー)について 質問と回答

全員面談して気づいたこと

応募いただいた皆様全員と面談を終えました。お一人20~30分程度でしたが、当社スタッフと同じか、あるいは当社スタッフよりも、Kaienのことを考え、アイデアを持っている方が多いことに驚きました。

面談を通して気付かされたこともいくつもありました。

例えば、CHOは複数のチームで動くほうが良いのではないかというアイデア。いま大学生の方からは、TEENS(当社の放デイ)のインターンと一緒に動けるのではというアイデア。親御さんの応募者からは、CHOを軸に親を組織していくというアイデア。当初私が考えていたよりも多様な展開ができそうです。

また、自分の中でCHOプロジェクトで何を目指すべきかもはっきりしてきました。やはり「数字」ですね。

善意から興味を持っていただいているからこそ、明確に世の中に示せる結果がほしい。障害福祉では「良いことをしている」が言い訳になる恐れがある。株式会社という形態を取っているKaienという組織としても売上や利益に繋がる活動にすべき。事業が前進すれば、更に多くの人に発達障害の長所を知ってもらい、職場で生かされる特性として発達障害を広められる。発達障害の力を使い、発達障害の強みを企業・社会に納得してもらうためには、CHOプロジェクトはなんらかの数字を目標にしながら動くべき。と考えました。

これから数週間お時間をいただき、どのような組み合わせだと「第1期 CHO」の強力なチームが組めるかを検討したいと思います。

改めまして皆様にはご応募ご関心をお持ちいただきありがとうございました。

文責: 鈴木慶太 ㈱Kaien代表取締役
長男の診断を機に発達障害に特化した就労支援企業Kaienを2009年に起業。放課後等デイサービス TEENS大学生向けの就活サークル ガクプロ就労移行支援 Kaien の立ち上げを通じて、これまで1,000人以上の発達障害の人たちの就職支援に現場で携わる。日本精神神経学会・日本LD学会等への登壇や『月刊精神科』、『臨床心理学』、『労働の科学』等の専門誌への寄稿多数。文科省の第1・2回障害のある学生の修学支援に関する検討会委員。著書に『親子で理解する発達障害 進学・就労準備のススメ』(河出書房新社)、『発達障害の子のためのハローワーク』(合同出版)、『知ってラクになる! 発達障害の悩みにこたえる本』(大和書房)。東京大学経済学部卒・ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了(MBA)。星槎大学共生科学部 特任教授 。 代表メッセージ ・ メディア掲載歴

*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます