eスポ×発達障害 イベント開催報告

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東京・神奈川・大阪の5拠点を結んで、昨日(2019年7月15日)の海の日に、第2回「Kaien CUP」的なものを開催しました。

卑近な話で恐縮ですが、私、生まれてこのかた40年。70年代生まれなのでまさにファミコンブームの中で小学生時代を過ごしましたが、個人的にはまったくゲームから程遠い人生を歩んできました。が、時は2020年を前に、なぜかeスポには、障害福祉の文脈での魅力を感じ、子ども向けの放デイ TEENS でも、そして今回大人向けの就労移行支援Kaienや、学生向けのガクプロの中でも、eスポ大会を開催しています。

機材で何百万円もかかりますし…、イベントの準備でスタッフや(運営をかって出てくれた)訓練生の何十/何百時間もの工数がかかっていますし…、その割にはまだまだ小さな小さなマイナーイベントですが…、大変素晴らしい、Kaienらしいイベントになったと思います。関係者の皆様、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

より良い大会にするために、ルール設定や事前の準備、外部への呼びかけ方法など今後考えていきますが…

  • 将来は、それぞれの家からも参加できるようにして、自宅から出づらい層にもリーチしたい。
  • 地球の真裏からも参加できるようにしたい。例えば南米からの参加者を早い段階で作りたい。そのためのインセンティブを作りたい。
  • ゲームが得意でなくても活躍できるような役割・ルールを作っていきたい(自分のようなゲーム初心者でも参加できるイベントにしたい)
  • 小さな大会は頻度高く開催して仲間感を醸成していきたい。支援のプラットフォームの一つとしてeスポの輪を広げていきたい。

ご興味のある方はぜひご連絡ください。スタッフとしても、利用者としても、それ以外でもなにか協力できるよという人でも歓迎です。

 

今回、初導入の「ロケットリーグ」
MINECRAFTのREALMSを活用しています
今回総当たりでホッケーゲームを行い、Kaien西東京「チーム多摩」が優勝しました

 

文責: 鈴木慶太 ㈱Kaien代表取締役
長男の診断を機に発達障害*に特化した就労支援企業Kaienを2009年に起業。放課後等デイサービス TEENS大学生向けの就活サークル ガクプロ就労移行支援 Kaien の立ち上げを通じて、これまで1,000人以上の発達障害の人たちの就職支援に現場で携わる。日本精神神経学会・日本LD学会等への登壇や『月刊精神科』、『臨床心理学』、『労働の科学』等の専門誌への寄稿多数。文科省の第1・2回障害のある学生の修学支援に関する検討会委員。著書に『親子で理解する発達障害 進学・就労準備のススメ』(河出書房新社)、『発達障害の子のためのハローワーク』(合同出版)、『知ってラクになる! 発達障害の悩みにこたえる本』(大和書房)。東京大学経済学部卒・ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了(MBA) 。 代表メッセージ ・ メディア掲載歴社長ブログ一覧

*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます