障がい者手帳の有無は問わず募集|日立ハイテクのニューロダイバーシティ推進プロジェクトが目指すもの日立ハイテクグループ

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グループ連結13,397名を擁する国内大手メーカーである日立ハイテクグループでは、ダイバーシティ推進の施策のとして、発達障がいなどの多様な特性を持った人財をソフトウェア開発や回路設計などの先端技術開発の領域で積極採用を行う、「ニューロダイバーシティ推進プロジェクト※」を始動しました。

※ニューロダイバーシティ:「脳や神経、それに由来する個人レベルでの様々な特性の違いを多様性と捉えて相互に尊重し、それらの違いを社会の中で活かしていこう」という考え方

引用:経済産業省「ニューロダイバーシティの推進について」

プロジェクトにかける想いや、今後の採用活動について人事総務本部働き方改革推進部の皆さまにお話を伺いました。

売上の大半は海外企業、多様性推進もグローバル基準を追求

■ 本日はよろしくお願いいたします。まずは日立ハイテクの事業について教えてください

日立ハイテクは、2001年、エレクトロニクス専門商社である日製産業と日立製作所計測器グループ、同半導体製造装置グループが統合し誕生しました。世界トップクラスの「見る・測る・分析する(計測・分析技術)」をベースにして、半導体関連の「ナノテクノロジーソリューション」、医療の検査機器などを扱う「アナリティカルソリューション」、電子顕微鏡などの「コアテクノロジーソリューション」、様々な社会・産業インフラを支える「バリューチェーンソリューション」など、幅広い製品やサービスを開発・販売しています。

また、日立ハイテクグループは25ヵ国/地域に拠点を有するグローバル企業です。各拠点で培ってきた人脈・取引関係・ノウハウを活用して事業展開 しており、海外売上収益比率は70%を超えています。

■ 貴社がニューロダイバーシティ推進プロジェクトをスタートした背景を教えてください

プロジェクト発足の背景はひとえに「技術者の確保」というビジネス上の課題です。
ソフトウェア開発や回路設計などの技術者の採用市場はまさに「売り手市場」です。日本国内で多くのメーカーが技術者の確保に苦心していますが、当社も例外ではありません。

事業の成長には、事業の根幹であるモノづくりを支える技術者をさらに多く採用する必要があります。その中でニューロダイバーシティの概念を知り、積極的に取り組む必要性がある領域だと感じております。

また、先ほどお伝えした通り当社の事業はグローバルに展開しており、お客様の多くが海外企業です。ビジネス上のパートナーシップを拡大する上でも、ダイバーシティへの取り組みは必須事項です。ニューロダイバーシティ活動を積極的に取り組むか否かの意思決定にあたっては、経営層からの後押しもありグループ全体を巻き込んで、まずは社内への啓発活動を中心にプロジェクトを推進しているところです。

人事総務本部 働き方改革推進部部長 野村様(左)、同部労政グループ 天本様(右)

ニューロダイバーシティ推進は5年後・10年後を見据えた成長戦略

■ ニューロダイバーシティ活動を「働き方改革推進部」が主管して行っているところがユニークですね

私たち働き方改革推進部は、労務や就業環境の規則やルールを検討するチームとして約8年前に発足しました。
具体的な活動の例を挙げると、長時間労働等により、社員一人ひとりが自分に合った働き方を選べる環境が整っているとは言えない状況でした。そこで、残業20時間/月以内、年次有給休暇20日/年以上取得を目標とする「20-20プロジェクト」を立ち上げ、仕事の仕組みを見直し、長時間労働に頼らない働き方の実現をめざして様々な取組みを推進してきました。

今回ニューロダイバーシティの活動として積極的に採用を行う技術領域では、お客様とお約束している納期を守らなければならない事情や、明確な終わりが見えづらい業務の性質上、特に長時間労働が当たり前になりがちです。しかし、「2020プロジェクト」や女性活躍などの多様性推進の取り組みを進める中で、少しずつ一人ひとりが自分に合った働き方を選べる環境が整ってきており、現在は以前に比べてより多くの女性や外国籍の方など、技術部門でも多様なバックグラウンドを持つ方が活躍する事例が増えてきました。

より多様な人財が活躍する組織をつくるという視点では、ニューロダイバーシティも同じ文脈にあると考えています。

■ 今回の募集では、障がい者手帳の有無は問わないと伺いました

はい。今回のKaienを通じた採用活動では、障がい者手帳をお持ちの方も、そうでない方も、日立ハイテクの技術領域で活躍することに関心がある方には、幅広くご応募いただきたいと考えています。

そもそも、私たちは今回のニューロダイバーシティ活動とそれに紐づく採用活動を、障がい者雇用義務の遵守という短期的な目的では捉えていません。

障がい者手帳の有無や、発達障がいの診断の有無に関わらず、誰しも多様な脳を持ち、それぞれにユニークな考え方や価値観を持っています。実際に、日立ハイテクの既存社員のなかにも、コミュニケーションに苦手さがあったり、得意・不得意に偏りがあるタイプの人が働いています。そのなかには、表面的な会話の印象だけで判断して担当業務と能力ミスマッチになってしまったり、脳多様性への理解不足により、うまく活躍することができていないケースもあるのではないか、と考えています。

ニューロダイバーシティを前面に押し出した採用活動を行い、脳多様性への自己理解が深い方を採用することで、その周囲にいる人たちも、自分自身の脳多様性に気付いたり、周囲に気兼ねなく伝えることができるようになるでしょう。そのような事例が社内で一つひとつ増えることで、一人ひとりの脳多様性を尊重し、それぞれに合った活躍をアレンジすることが当たり前の職場になっていくかもしれません。それはきっと大きな成果につながるでしょう。

これまでのダイバーシティ活動の推進によって社内に多くの変化がもたらされてきました。今回の活動においても、地道にコツコツと取り組みを続けていくことで、5年後・10年後の企業成長につながるはずだ。そのような期待をもって、中長期の成長戦略の一つとして、ニューロダイバーシティ活動に取り組んでいます。

働き方改革推進部 労政グループ部長代理 佐藤様

カジュアル面談やインターンを通じて業務ポストを個別にアレンジ

■ 募集職種について教えてください

技術開発と生産拠点の中心である、茨城県ひたちなか市にある「那珂(なか)サイト」「マリンサイト」の両拠点で勤務する、技術職を広く募集します。

特に現場の採用ニーズの高い業務領域は、「ソフトウェア開発」や「回路設計」です。
ソフトウェア開発の一例を挙げると、通信、GUI、制御、マイコンソフトウェアなどの組込ソフトウェア設計・開発をご担当いただく業務ポストがあります。ご経験や保有スキルにあわせて、要件定義、システム設計、機能仕様設計、詳細設計、コーディング、テストのいずれかの工程をご担当いただきます。

回路設計では、学生時代に電気系の学部にて学ばれていた方や、基礎知識をお持ちで入社後に学習意欲がある方にはぜひ積極的にご応募いただきたいです。

日立ハイテクは世界トップクラスシェアの製品を複数保有し、更なる技術革新を追求するチャレンジングな組織風土です。また、ベテラン社員も多く在籍しており、入社後に必要な技術や知識は積極的にサポートしています。キャリア入社者向けの育成プログラムや、階層別研修、集合研修、外部講座、一人ひとりのキャリア志向に応じた自律的な学び・リスキルを支援するための自己啓発オンデマンド教材の提供など、日立ハイテクには多種多様な教育・育成支援制度が設けられています。技術力を高めたいと考えている方にとっては最適な環境と言えるでしょう。

例として挙げた2つの業務領域のほかにも、多様な職種で積極的に採用しています。ご関心のある業務内容や製品を面接のときにお聞かせください。

那珂サイト 建物外観

■ 応募の流れについて教えてください

自分にできるかどうか、不安に感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、「モノづくり」に興味がある方はぜひ一歩踏み出して、まずはご連絡をください。多様な職種で募集をしていますので、まずはカジュアル面談という形で気軽にお話しできる場をつくり、ご活躍いただける可能性がある業務を一緒に探していくことから始めていきたいと思います。

その後、受け入れに関心がある部門の担当者との面談を設定します。大学で学んだ内容や、ご経験のある技術領域をお伝えください。より専門的な内容が理解できる担当者が直接職場でのスキルマッチングを検討します。お互いに関心がある場合には、数週間のインターンシップを通じて、職場の雰囲気や業務内容を確認いただくことができます。インターンの際の交通費や宿泊費は、当社がお支払いしますので、遠方の方もご安心のうえご応募いただければと思います。

所属や手帳の有無に関わらず特例子会社による専門的支援を提供

■ 採用後はどのような配慮を受けることができますか

画一的なマネジメントやキャリアパスではなく、一人ひとりの多様性に合わせて、柔軟なマネジメント方法や業務アサインを実践したいと考えています。私たちにとってもこれは新しいチャレンジです。グループ内に十分な知見が蓄積するまでは、ニューロダイバーシティに関する経験が豊富なKaienさんに雇用後も継続的な支援を受けながら、力を発揮しやすい職場環境を構築していきます。

また、今回のニューロダイバーシティ推進プロジェクトには、企画段階からグループ特例子会社である日立ハイテクサポートが参画しています。日立ハイテクサポートは、特例子会社として自社の障がい者雇用のみに留まらず、日立ハイテクグループ全体の障がい者雇用を推進していくミッションを持ち、グループ全体の障がい者に係る採用・定着・教育支援など各種施策に積極的に取り組んでいます。

日立ハイテクサポート 障がい者雇用支援センタ 部長代理 岡様

日立ハイテクサポートは、日立ハイテクグループに勤務する障がいのある社員一人ひとりが、持っている能力を存分に発揮できるように各種支援を推進し、そのための支援体制の強化も進めています。今回勤務地としている那珂地区にも、日立ハイテクサポート所属の精神保健福祉士を1名配置し(全社では3名の専門職を配置)、専門職やジョブコーチ(企業在籍型職場適応援助者)が障がいのある社員の定期的な面談や各職場に対するきめ細かなサポートを行っており、ニューロダイバーシティ人財への強力なサポートも行える体制を構築しています。ニューロダイバーシティの理念に基づき、障がい者手帳の有無に関わらず誰もがこのサポートを受けられる体制が整っています。

■ 最後に、応募をご検討されている方へのメッセージをお聞かせください

日立ハイテクでは「Challenge to Change」というスローガンを掲げています(参考:日立ハイテク中途採用特設サイト)。
ニューロダイバーシティ推進プロジェクトは、よりグローバル基準で競争力がある会社になるための新しいチャレンジです。この活動によって変化するのは、受け入れ側の意識と環境です。皆さんと一緒に業務することを通じて、積極的に学び、変化していきたいと考えています。

この試みに、一緒にチャレンジしてくれる仲間と一人でも多くお会いしたいと考えています。みなさまとお会いできることを楽しみにしていますので、ぜひご応募ください。

取材協力:
株式会社日立ハイテク 人事総務本部 働き方改革推進部 野村様、佐藤様、天本様
株式会社日立ハイテクサポート 障がい害者雇用支援センタ 岡様、軍司様

聞き手:株式会社Kaien 大野順平
撮影:株式会社Kaien 齋藤茜


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