地方での発達障害就労問題を考える@宮崎

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今週月曜日。宮崎で講演を行いました。

行きの飛行機から見た桜島 噴煙あり。

今回は「発達障がい者就労・生活支援者育成事業支援者向け講習会」の第2回。1回目は東京都自閉症協会で馴染みの顔の宇佐さんがお話されたそうで、そのバトンを受けての第2回となりました。

お話した内容は「発達障害*と就労」。特に地方での就労を考えたときに何が足りて何が足りていないかをポイントとしてお話ししています。

南国でもクリスマスシーズンです。

2018年現在。発達障害の方の就職事情は「超・売り手市場」と言えるでしょう。一般雇用であっても、障害者雇用であっても、とにかく入社は出来る人が多くなった印象です。(もちろんそれに当てはまらない人もたくさんいますし、入社後に苦しむ人が多いのが次の課題だと思っています。)

しかしそれらは東京などの大都市に限った話。地方では相変わらず求人の量も職種も満足しづらい状態が続いていると思います。当社もこの問題に切り込んでいきたい所存です!

文責: 鈴木慶太 ㈱Kaien代表取締役
長男の診断を機に発達障害に特化した就労支援企業Kaienを2009年に起業。放課後等デイサービス TEENS大学生向けの就活サークル ガクプロ就労移行支援 Kaien の立ち上げを通じて、これまで1,000人以上の発達障害の人たちの就職支援に現場で携わる。日本精神神経学会・日本LD学会等への登壇や『月刊精神科』、『臨床心理学』、『労働の科学』等の専門誌への寄稿多数。文科省の第1・2回障害のある学生の修学支援に関する検討会委員。著書に『親子で理解する発達障害 進学・就労準備のススメ』(河出書房新社)、『発達障害の子のためのハローワーク』(合同出版)、『知ってラクになる! 発達障害の悩みにこたえる本』(大和書房)。東京大学経済学部卒・ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院修了(MBA) 。 代表メッセージ ・ メディア掲載歴社長ブログ一覧

*発達障害は現在、DSM-5では神経発達症、ICD-11では神経発達症群と言われます