ニュースレターへのご登録は下記よりお願いいたします。
最新号を掲載します。
1. 発達障害者の力を活かす雇用現場の開拓が順調に進んでいます。今月は当社経由で5名が入社しました。
2. 当社経由でご紹介可能な求人については「初回相談会」でお伝えしています。
3. 発達に凸凹のある10代向けの学習塾&部活動 TEENS(ティーンズ)が好評です。
4. 今月のメディア掲載情報 (全国フリースクールガイド、オデッセイ・コミュニケーションズ)
5. 来月23日(土)午後に開催 福祉・教育関係者向けセミナー
6. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします。(今月は11のご質問・ご意見にお答えしています))
□■□■□■□■
1. 発達障害者の力を活かす企業向けコンサルティング事業、今月は訓練修了生5名が入社に至りました。
当社では、企業に対する支援サービスとして、障害者雇用のコンサルティング事業を行っています。具体的には、発達障害のある方が能力を最大限に発揮するための仕事内容や職場環境をご提案したり、企業にマッチした人材をご紹介したりしています。当社では、企業と能力を発揮して働きたい発達障害者の双方が望む形を目指しています。 当社がコンサルティングを行っている企業に、当社の職業訓練修了生5名が今月より入社しました。社員として働くのが初めての方が中心ということもあり、やや緊張した面持ちで入社の日を迎えました。当社の職業訓練で学んだことを活かして活躍されることを期待しています。
(情報a) 発達障害の力を活かした職場開拓
□■□■□■□■
2. 当社経由でご紹介可能な求人については「初回相談会」でお伝えしています。
当社経由でご紹介できる求人が増えてきました。初回相談会では求人についての最新情報をお知らせしていますので、まだご参加いただいていない方は、ぜひご検討ください。また、初回相談会では求人以外にも当社のサービス全般についてご案内し、職業訓練の体験や個別相談も承っています。おかげさまで好評につき、予約がとりづらくなっています。早めのお申込みをおすすめします。
(情報b) Kaienの初回相談会=発達障害者のための無料キャリア相談
□■□■□■□■
3. 発達に凸凹のある10代向けの学習塾&部活動 TEENS(ティーンズ)が好評です。
4月より本格稼働している、発達に凸凹がある10代向けの学習塾&部活動「TEENS」ですが、受講生が順調に増えています。ゴールデンウィークには単発受講可能な「寺子屋TEENS」を実施。こちらも大好評で満席となりました。 引き続き、親御さん向けのお悩み相談(個別カウンセリング)を含めた無料の体験会・説明会を随時開催しています。新しいスタイルのアプローチである「TEENS」をぜひ体感ください。
(情報c) 「体験会・説明会」 申込み
□■□■□■□■
4. 今月のメディア掲載情報 (全国フリースクールガイド、オデッセイ・コミュニケーションズ)
4月中旬に2つのメディアに取り上げられました。 『小中高・不登校生の居場所探し 2012~2013年版 (全国フリースクールガイド) 』の巻頭特集で、KaienやTEENSが取り上げられました。オデッセイ コミュニケーションズリレーでは、仕事とは、働くとはをテーマに当社代表の鈴木が取り上げられました。
また、5月下旬には日本テレビ「NEWS ZERO」が特集する「大人の発達障害の就労支援」の特集の中で当社が取り上げられる予定です。
(情報d) ニュース
□■□■□■□■
5. 来月23日(土)午後に開催 福祉・教育関係者向けセミナー
福祉関係・教育関係から多かった当社への見学希望。しばらくストップしていましたが、この度セミナーを開催することで、当社の考え方に触れていただいたり、当社のプログラムを体験していただいたりする機会を設けることになりました。株式会社FVP社(http://www.fvp.co.jp)と共同で開催します。現在詳細を詰めているところです。申込み方法など近日中に決定する予定ですので、ウェブサイトなどご注目ください。
【日時】 6月23日(土) 午後 (3~4時間程度)
【場所】 東京・五反田
【定員】 20~30人
【内容】 レクチャー 「発達障害 合う仕事・合わない仕事」 「発達障害者と働く」
体験セッション 「発達障害を”感じる” 」「Kaienの職業訓練ミニ体験」
【申込】 近日ウェブサイトにて公開予定です。
□■□■□■□■
6. 今月寄せられたご質問・ご意見にお答えします
代表取締役の鈴木です。ニュースレターの登録時や初回相談会の申込みフォームなどでお寄せいただいたご質問、ご意見にお答えします。今月もたくさんの方からお声をいただいています。
Q1. 発達障害ではなく、精神障害の人は、支援していただけるのでしょうか?
鈴木: 残念ながら発達障害のみに対応しています。当然発達障害の方も、うつや気分変調、不安障害、適応障害、強迫性障害などの診断を受けていたり、お薬を服用していたりということもありますが、当社の得意とするところは発達障害です。統合失調症やうつ、躁うつ病が主に表れている人に対応するだけの技量がないことが大きく、発達障害の特性が表れている方をターゲットにしています。
Q2. 名古屋の方で出張講義やセミナー等を開催される予定はありますか?
鈴木: 過去にも無いですし、まだ無いです。名古屋は都市の規模から行っても当然Kaienが順調に成長していけば拠点を作る可能性の高い都市の一つだと思いますが、不思議とこれまではご縁がありません。現在遠方の方はSkypeにて初回相談会に参加していただいていますが、今後は当社主催のイベントを開き、出張でアセスメントやカウンセリングを行う機会があっても良いのかなと思っています。なお現地の方が主催するセミナー・講演会については、お呼びがかかれば基本的に行ってお話する、という方針です。講演の予定などについては今後ウェブサイトで説明していく予定ですし、講演に鈴木を呼びたいという場合は、まずはkaien@kaien-lab.comにメールでお問い合わせいただければと思います。
Q3. Kaienでの職業訓練は、データ入力などの情報処理能力の向上がメインなのですか? 訓練終了後は、上場企業などに就職をされる方が多いのでしょうか?
鈴木: 作業としては、データ入力、データ分析、企画、簡易事務、ソフトウェアテスト、ウェブのユーザビリティテスト、簡易プログラミング、そしてオンライン店舗(楽オクで子供服の販売を行なっているので、仕入れ、検品、商品管理、マーケティング、発送、顧客対応、経理など一連を学べる仕組み)があります。今夏からはイラストレータ・フォトショップなどを使ったデザインも取り入れる予定です。とはいえ、当社の職業訓練の特徴は、技術的なことを学ぶと言うよりも、やはり対人関係、とくに職場でのコミュニケーションである報告・連絡・相談・質問の4つを体験できるプログラムだと思います。極論を言うと、作業自体はスコップで地面に穴を掘る作業でも良いと思っています。そこでも十分に報告・連絡・相談・質問を学べると思うからです。ただ、穴を掘る作業はあまり面白く無いですし、発達障害の特性を生かせる業務とはいえないと思われるので、作業の内容として発達障害の特性にあったものを多めにしているつもりです。 後半の部分ですが、就職先はたしかに上場している企業が多いと思います。なぜかというと上場している企業は大きいために、障害者雇用の義務・未達成時の「罰則」があるからです。今後は中小企業にも障害者雇用の枠が大きく広がっていきます。(2年前に201人以上の会社になりましたが、2年後からは101人以上の会社にも適用されます。 厚労省:http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyou/dl/koyo_poster.pdf )より多くの場で普通に働けると良いと思います。
Q4-1. Kaienが紹介する仕事の賃金水準や雇用形態について知りたいです。障害者雇用は非正規が多いと聞きます。
Q4-2. 正社員として就職する為のノウハウを教えて下さい。
鈴木: 当社の紹介は、基本的には契約社員(つまり非正規)で障害者枠、となります。顧客企業は、Kaienに紹介料やコンサルティング料を支払っても安定して働ける人がほしいという会社なので、しっかりと給与を支払っていただいていると思います。つまり働いた分は払っていただいているだろうという印象です。具体的には月給は20万円前後、賞与が出る場合もあります。各種保険は有りです。 一方で正規・非正規の質問には、ストレートで答えることにしています。「当初は、正規雇用は難しいです。働くことで認められ正規社員として迎えられる環境を作って下さい」ということです。理由としては、まず障害者枠ですと、非正規雇用であっても安定して勤怠を守って働いていれば、契約は続く可能性が一般枠よりも高いと思われること。そして正規社員に登用してもらえる制度があるところが多いこと。次に、正規雇用であっても、例えば休職期間が満了すれば職を辞す必要があり、完全に守られている文字通りの「終身雇用」ではないこと。最後に企業は寿命が30年と言われているように、企業にも人のように命があり、そもそも企業という船が沈没したら正規雇用は意味のない身分であること。(しかも正規雇用の神話は、通用したのは高度成長時代ぐらいで今後も経済成長は人口減とともに厳しい日本には適用しないほうが良いとおもいます) 「もしも」の時は生活レベルの担保は企業に求めるものではなく、やはり国・自治体が頑張ってくれないと、というのが私見です。
Q5. 障害者雇用の中で、その特性を活かす視点で訓練をした結果、部分的には健常者よりも企業にとって有能な人材となったケースも出てきているのでしょうか?
鈴木: 有能をどう定義するかですが、たしかにそうだと思います。私はいわゆる「健常者」だと思いますが、これまでのKaienの修了生で、私では一生かかってもできないだろうなという業務を、日々行なっている人たちがいますので、有能な人材は裴秀されていると思います。ただし、上司が言ったことを、きちんと嫌味を言わずコツコツ行うという存在も有能だと思いますので、そういった意味ではまじめにルール通りに手を抜かずに行なってくれる多くの発達障害の人も有能だと思います。完璧な人材などいませんので、ようは上司の力量によるということでしょうか。
Q6. 現在IT企業で仕事をしていますが、自分の不出来さに暗澹たる思いです。単なる経験不足が原因か、地の頭の悪さか、それともやはりADHDのためか分からずにいます。しかし、「すぐ目の前にあるのに気付かない」、「必死に、何度も探したり確認を行うのに見つけられない」というのは明らかにADHDが原因だろうと思います。改善したいと毎日思っています。(しかし、根本的には改善なんてできませんよね。)
鈴木: たしかにKaienの初回相談会にいらっしゃる方が訴える内容と大変似ていると思います。自分目線でコメントをいただきましたが、周囲の人の評価も少し聞いてみたいところであります。書いていただいたように、根本的には改善できない(※私は「アキレス腱を強くしようとするようなもの」と表現しています)ので、環境整備をしたり、苦手を見えにくくするノウハウを身につける(※これについては「適職を見つけて、アキレス腱を補うプロテクターをつける」)形になると思います。客観的に見つめていらっしゃるようですが、見つめすぎもつかれるだけですので、まずは自分の気持の安定を大事にして下さい。
Q7. 34歳の息子が長年引きこもりをしていましたが、今職業訓練を受けています。様子を見ていると発達障害ではないのかと思い当たるフシがあります。人付き合いが苦手で、所作がぎこちなく、就職の面接は悪戦苦闘しています。いつかそちらの就労支援を受けられる可能性があるのかと思っています。
鈴木: 当社が今行なっている職業訓練は地方によって若干、参加要件に違いがあります。これは行政から受託しているため、行政の制度により変わってしまうためです。発達障害の疑いがあれば受け入れられる訓練所もありますが、今も今後も、Kaienの訓練所に入るためには基本的には医師による診断、あるいは意見書などがあることが必要になりそうです。
Q8. LDやアスペルガー症候群に似た様子を示す生徒がいて、その分野の知識を得たいと思っています。お勧めの本などはありますか。
鈴木: LDとアスペルガーというのは症状自体は実はだいぶ違うと思いますので、おすすめと言われると難しいところです。LDといっても多くの場合はADHDやアスペルガー/自閉症スペクトラムの傾向もある(※あるいは幼い時はLDやADHDの傾向が見えやすいが、大きくなるにつれてアスペルガー/自閉症スペクトラムの傾向が見えやすくなる)のですが、重なりが見られない人もいます。重なりがある場合と無い場合で対応は大きく異なると思われます。LDはまだまだ当社も経験が浅いですので、重なりがあるつまり日本で言う典型的な発達障害となりますと、オススメは、やはり「当事者」が語っているもの(最近では知り合いの村上由美さんが「アスペルガーの館」という本を出されました)や、「専門医」が解説しているものが良いと思います。ともに大人の発達障害についてですが、専門医では米田先生の本「アスペルガーの人はなぜ生きづらいのか」や林先生の本「発達障害かもしれない大人たち」が皆さん良いと言っています。
Q9. 今年22歳になる娘ですが、勉強でも友人関係でも自信を持てないまま転校を繰り返して卒業し現在に至ります。会話が苦手なのと学校社会やアルバイト先で理解してもらえなかった経験から、告知を受けても素直に障害を受け入れて又社会にでてみようとは思えないようです。
鈴木: 診断を既にうけたという風に読めましたが、それでよいでしょうか。自尊心の弱さというのはやはり体験でしか補えないものであり、一歩を踏み出すところで不安・恐れがあるとなかなか周囲ももどかしく助けられないものかと思います。卒業したというのはひとつの達成なのですが、多くの人のようにすぐに就職というところまではまだ達していないようにも読めました。理解する人がまず多い場所や、自分に似た人で少し先に進んでいる人がいると、見通しがたってくるかもしれません。デイケアなのか、当事者活動なのか、わかりませんが、徐々に場は増えてきていると思います。
Q10-1. 福祉作業所で、支援員として通所者と接してきました。自分自身、年金だけで生活することは、社会的生き物として、居心地がよくないと感じているので、通所者も、障害年金だけで生活するのではなく、就労して社会人として生活することが出来るのが良いと思います。
Q10-2. 障害者が稼いで、納税できるしくみやビジネスモデルなどをつくりたいと思っています。それで、今月22年間勤めた会社を退職し、まずは知識をつけるために、専門学校に通い、社会福祉士の資格取得を目指しています。
鈴木: 果敢に挑戦を継続されていて、純粋に良いなと思いました。
Q11-1. 就労している成人アスペルガー当事者です。営業職に困難を感じ、診断と共に休職し、事務職で復職しました。就業支援の活動に賛同いたします。
Q11-2. ケロッグ経営大学院 モーニング・セッション ソーシャルアントレプレナーシップの未来の講座に参加させていただきました。お話を伺う機会に恵まれたことに感謝しています。
Q11-3. 発達障害を持った方は、才能豊かであるにもかかわらず、社会からは理解されずはじかれがちであり、非常にもったいない!と感じてきました。貴社の活動がこのもったいなさの打開策をビジネスという手法で提示してくださっているのが、たいへん魅力的です。
鈴木: まだ3年経っていない会社なので、物珍しさもあると思います。営利として組織を固めながら、現実的でかつ革新的な事業の展開をしていきたいと思います。
□■□■□■□■